本栖湖の夜


とりおたです。
歳と共に夜早く眠くなるようになり、眠さに負けて、夜中の撮影がおっくうになってしまっています。そんな自分が不甲斐ないと思い、気合いを入れて夜中の本栖湖に行ってきました。




天の川がきれいに見えていたのですが、天の川は残念ながら富士山のかなり上の方にあり、同時に画面におさめることはできませんでした。これは感度1600で数秒で撮ったものです。アナログ人間のとりおたにとっては、感度をいじれるということがすでにカルチャーショックです。新型のカメラですともっともっと感度を上げられて、また画質もよいのでしょうが、二眼レフだけで撮ってきた身としては、感度1600まで上げられるというのはすごいことです。


この場所は夜に何度訪れたかわからないくらいよく来ていましたが、以前はたいがいひとりでポツンと撮影していました。きのうは星がきれいだったからか、平日なのに何人も人がいて、撮影していました。一人だと懐中電灯使いまくりなのですが、撮っている人がいるととても気を使います。


初めて星を点像で記録できました。もっと美しく撮れるよう研究に励みます。



ニコンレンズをEOSにつけるアダプター


とりおたです。ニコンF2がとてもよいカメラなので、これを主力に据えてレンズをいくつか集めるということになると、いつもいつもフィルムで撮るわけではないので、レンズが無駄になってしまいます。そこで、古いニコンレンズもデジタルに使えるようにするためにいろいろな方法を考えました。


ニコンは不変のFマウントと言われ、昔からマウントを変えていないので、昔のレンズを最新のカメラにつけられます。と、言い切ってしまうと語弊があり、いわゆるAi改造というのをやってないと、古いレンズはつかえないということのようです。とりおたもさほど詳しくないのですが、調べた限りでは、ニコンのサービスではもうこのAi改造はやってくれないとのこと。ニコンのOBの方達がやっている専門の修理やさんでは、それができたりするそうです。しかし、安くあげるために昔のレンズを使っているのに、それだとかえって高くなってしまうな。


さらに、調べていくと、少し前のニコンD40という機種ですと、Ai以前のレンズも使えるという情報が出てきました。廉価版の機種のようですが人気が高いため、(とりおた的には)まだかなり高価です。なのでこれも却下。


マニアックな話になりますがカメラのフランジバックというものが、ニコンのほうがキヤノンよりも長いため、ニコンのレンズをアダプターでキヤノンにつけることはできる。逆は基本的にダメ。フランジバックとは、おおまかにいうとレンズがくっついてる位置からフィルム面または撮像素子面までの距離のことです。詳しい方には釈迦に説法、詳しくない人にはなんのことかわかりにくい、誰のためにもならない説明になってしまいました。なるべくわかりやすく言うと、ニコンのレンズはキヤノンのレンズより、フィルム面から遠くにくっついているから、キヤノンのカメラに、間に何かはさめば、ちょうどニコンのレンズが使えるということです。キヤノンレンズをニコンのカメラにアダプターでつけることはできなくはないけれども、レンズの設計より前の位置につけざるを得ないため、近接撮影専用になってしまいます。


それはさておき、ニコンレンズをキヤノンカメラにくっつけることはかなり有望と思ったので調べてみたら、アマゾンで安いのを見つけて、入手しました。これが役にたてば、とても助かります。




こんな感じに見事にくっつきました。レビューを見たら、あまり、よくないという人もいましたが、とりおたの家に来たものは割にかっちりとはまり、問題なさそうです。さっそくこれで撮ってみましょう。



ニコマートFTn テスト撮影


とりおたです。ニコマートでフィルム一本撮りました。フィルムは、最近生産終了になった?コダックゴールド200です。地味めな渋い発色のフィルムという印象があります。




しかし、うまくいくと落ち着いたしっとりな地味なこの感じは悪くないと思います。安かったのでなくなってしまい残念ですね。






山梨は盆地なので、春のちょうどいい暖かい時が短く、冬が終わるといきなり夏になるというような印象があります。生まれ育った北海道とは違いますね。


家の近所を自転車でふらふらしながら撮りました。いつも車でしか移動していないので、自分の住む街のこと何も知らないんだなと気づきました。速度を落としてみることでまた見えるものがあるようです。



ニコマートFTn



こんばんは、とりおたです。
落として凹んでしまったニコンF2は、ちゃんとした修理やさんに修理を頼みました。修理の間つかえなくなる予備として、このニコマートを用意してあったのです。このカメラ、私が写真を始めたとき、最初に使ったモデルで、懐かしかったというのもあります。ハードオフなどのリサイクルショップに安く転がっているこうした類の金属一眼レフの中では、一番傷んでる率が少なく、完動率が高いように思っています。


カメラ始めるきっかけになったのが、学生のときにバイクで奥日光に行ったことです。ちょっといろいろとつらいことがあり、雨に濡れながらやけくそにいろは坂を上がっていきました。霧がかかっていて、山水画のような風景が広がっていました。北海道育ちのとりおたには、断崖絶壁のその景色がすばらしく感動的でした。そして、坂道を登りきったところで、突然晴れて、男体山が姿を現わしました。その光景があまりにドラマチックだったので、おぉとおもって、生まれて初めて写真を撮ろうと思いました。写ルンですを自販機で買い、説明見ながらなんとか写して、ワクワクで帰って、現像とプリントを頼みました。かえってきてびっくりです。写そうとしたものは何一つ写っていません。


でも世の中にはたくさんのすごい写真がある。ちゃんと勉強すれば自分にも撮れるのだろうか。でも機械類の操作は、最も自分の苦手とする分野でした。そこで悩んで出した結論が、「普通の人が1年かかることを10年かけるつもりでやれば、私にもなんとかなるかもしれない」そのときなぜかそのように思って、実家に古いカメラがあったなと思い出して、送ってもらった二台のうちの一台がニコマートでした。そのときのニコマートはどうなったのか記憶がないのですが、とにかく、ニコマートで始まった写真人生です。初めてのフィルムは、フィルム装填に失敗し、「未露光」と書かれて帰ってきました。


そのあと悪戦苦闘しながら使い方を覚え、富士山を撮りに山梨に行きました。そのときの写真も残っていないのですが、取っておけばよかったなと思います。


そんなわけでニコマートを手にしますと、写真を始めた時の気持ちなどが蘇ってきます。自分にもできるかな?やっぱり無理かな?と、ドキドキしながら撮り、予想よりすごく良く写っていてびっくりしたり。それから随分と年月も経ってしまいました。ぶれない人はかっこいいのですが、とりおたの考えは二転三転し、ぶれまくりな人生です。もう写真はやらないと決めたのにまた始めてしまったし。ジャンクカメラは集めないと決めたのになんでしょうこの台数は。


小さなフィルムでしか撮れないわりにクソ重たいこのカメラをあまり気にいることはなく、ほどなく使わなくなったのですが、今手にとってみるとまた違う感じを受けます。雑に扱われてきていることが多いカメラですが、それでも元気に動いてしまう頑丈さ。すっきり見やすいファインダー。F2は気に入りすぎているので、こちらの方がガンガン使うようになり、役立ってしまうかもしれません。


この種の機材は今はほんとに下手すればワンコインで買えてしまうわけですが、中をあければありえないほどのたくさんの部品がギッチリつまっていて、高い技術でたいへんな手間をかけて組み立てられています。大切にしてあげれば驚くほどの長い期間活躍してくれるものなので、安いからと言って雑に粗末に扱われて捨てられてしまうことがないように祈っています。そのためにはいい写真を撮らないとですね。



ニコンF2 その2


とりおたです。また、altタグを打っているときに失敗し、写真を一枚消してしまいました。なので
この記事は初めから書き直します。

ニコンF2を落としてしまい、ショックなまま撮影した写真が現像から返ってきたので掲載します。レンズは、一番ふつうな、ニッコールオート50㎜1.4で、フィルムは、ヤフオクで入手した、コダックポートラ160NCです。使用期限を10年ほど過ぎているので、ところどころ色がおかしいのですが、それでも、気に入った写真がいくつか撮れました。



絞り開放で撮ったものです。今回これが一番気に入りました。森の中にずんずん入って行って撮ったものです。ニコンF2は、ファインダーの見え方がすごくきれいで、ピントを合わせるだけで楽しい気分になります。もし、フィルムカメラを一台だけ欲しいという方には、重いのを我慢できるのであればニコンF2はとてもおすすめです。シャッター切ったときの感触も本当に素晴らしいです。



菜の花が素晴らしい色で写ってることを期待していましたが、こんな感じにどんよりとしてしまいました。このあたりはフィルムの古さからやむをえなかったようです。



せっかく記事を書きなおしているので、前に載せなかった写真も貼ってみました。期限内のフィルムですともう少しクリアな青空に写るのではないでしょうか。



これもおそらく開放絞りです。かなりイメージ通りの絵になりました。



接写リングつけて寄って見ました。ピントがあわせきれませんでした。



例によって、地面に這いつくばって撮っています。もはや人目も気にせずです。こんなことで大丈夫なのでしょうか。
ニコンF2はとても自分にしっくりくる、合っている機材のようです。真価を引き出してあげられるよう、研究に励みたいと思います。その前に、不具合をちゃんと直してあげなければ。




おはようございます。とりおたです。
まだデジカメに慣れてない去年の12月に、暗いうちから起きだして、櫛形林道の方へ行った時のものです。



まだraw現像とか言葉もよくわかってないころなので、ホワイトバランスをどうこうするなんてこともできませんでした。rawで撮って調整していたら、もう少しいい絵になっていたかもしれません。



本栖湖の富士山とほぼ同じ向きから撮れるのが櫛形林道です。といっても冬季閉鎖で、林道の入り口付近でした。そして、ボロボロの三脚を撮影場所に置き忘れて、それを夜になって気づくありさま。もう、誰かが持っていったかな?いや、あんなにボロいとそんなことないか。などためらったのち、もし、そのまま置いてあったら、寒い中ポツンと三脚は待っていて、かわいそうだな。ボロいから誰にも持って行かれずに雨に当たりながらさびていくんだなと。いや、もともとさびてるのだけど、さらに朽ちていくと。そんなことを考えたらさびしくなったので、よし、救出に行こうと。


そして行ってみると、ちゃんと待っていてくれました。ごめんねごめんねと声をかけて連れて帰りました。



望遠レンズ


とりおたです。
今日はまとまった時間が取れず、遠くには出かけられなかったので、またこれかよと思われてしまいますが、裏の畑のヒメジョオンを撮りました。そして、ちょっとだけ雰囲気を変えてみようと、しばらく使っていなかった望遠ズームをつけて行きました。これもジャンクワゴンから救出したものです。というか、EOSの手持ちのレンズは全てジャンクワゴンからです。タムロンの標準ズームと望遠ズーム、そしてキヤノン純正の標準ズームと望遠ズームです。合計四本。


タムロンの標準ズームの方は、たしか最短撮影距離が60センチくらいで、あまり近接することができません。その代わり、遠景を撮ったときに、四隅が歪むことが、ないと言い切ることはできないまでも、歪みが少ないです。しかしジャンクだけに、エラー99が出まくり、同じのを探して購入しました。そちらは、オートフォーカスがなにやらおかしいです。全然狙ったとこにピントを持ってこれません。写りは割と気に入ってるので残念です。


カメラ始めたてのころは何しろ望遠レンズがいいなと憧れました。撮ってるときはいいのですが、あとで、大きく伸ばしてまで飾りたいと思えるものが撮れるかと言うと、望遠ではそれは難しかったです。標準は撮りにくいなと思いましたが、苦労して撮った中によいものがある、という感じでした。その人それぞれの撮りたいものがあって、望遠がちょうどいいということも当然あると思います。私の場合は少し長めの標準レンズが一番しっくりでした。これが加齢とともに変化してきまして、やや広角寄りの標準レンズが今はちょうどよく感じます。そんなわけで一応買ってあった望遠ズームは、棚の奥でほこりをかぶっておりました。それをごそごそと取り出して裏の畑を撮ってみました。



望遠なので、背景をぼかすのは簡単です。しかし、ファインダーの中でなかなか、いい感じだなと納得できる絵になってきません。異常に使いにくいなと感じました。



今日はだめだなと引き上げようとしたら、ねこちゃんに遭遇。近所のねこちゃんです。




ねこちゃんも草を食べていますね。いぬもねこも葉っぱが平行脈の、単子葉類の葉っぱを食べますね。これがおいしいのだろうか?といつも気になります。


撮りにくいけれども、やはり望遠ならではの大きなボケは面白いと感じました。これから少し出番を増やそうかな。