とりおたです。
近所の公園の桜が満開なので撮りに行きました。
すると、おじいちゃんたちが花見をやっていました。
そこで、遠く離れて写真を撮っていたのですが、なんと、そのすんごいカメラで是非撮ってくれと頼まれてしまいました。
大判カメラのリンホフの後ろにアダプターでEOS10Dをくっつけてあり、ほかの機材はなにもなかったので、超望遠レンズがついてる状態です。
これでは、大人数の記念写真を撮るのは難しいです。また、撮った写真をおじいちゃんたちに渡すためには
まず、広角レンズを家に取りに帰り→公園に戻って写真を撮り→また家に帰ってパソコンで現像しUSBメモリーに入れて→写真やさんに持って行ってプリントし→また公園に戻って、写真を渡す
という流れになります。たのまれごとはあんまり断ったらいけないという考えで普段生活しているのですが、さすがにこれはたいへんだな、と考えて、おことわりしてしまいました。
まあきっと、そこまでめんどくさいもんだとは知らずに頼んでいますよね。だいぶ酔ってらしたようですし。
それで、そそくさ撮って退散してきました。
パソコンで見てちょうどいい明るさに調整すると、iPhoneで見たときに暗い感じがします。
こまったものです。
少し絞りを絞って写してみました。モヤモヤ感が減ってスッキリな感じが出てきます。それでも普通のレンズよりはずっとソフトですね。
このへんで、三脚を使うのがめんどくさくなりました。ここからは手持ち撮影に挑戦です。
あいにくの曇り空で、あまり色は鮮やかになりませんでした。その代わり、光が均等に回って、おだやかな感じになりました。ソフトレンズにはいい条件だったかもしれません。
ベリートで桜
ベリートで撮ったつくしんぼ
とりおたです。
チューリップを撮ったら、近くにつくしも生えてきていたので、これもふんわり撮ったら面白そうだな?と思い、カメラを向けてみました。
現像でいじったら、なんの絵だかわからないくらいモヤモヤになってしまいました。
撮ったままの方の写真も貼ります。
このほうが何を撮ったかはわかる感じです。
色彩的に、岩崎ちひろさんの絵本を思い出してしまいました。
このレンズは絞っていくとソフト効果が減っていくので、そういうのも試せばよかったのですが、面白がって開放ばかりで撮ってしまいました。今度はもう少し違う味を出せたらと思います。
ベリートでチューリップ
とりおたです。
たまたまお休みになったので、さらにベリートを試そうと、近所のスーパーの横にある公園に三脚を持って行きました。
撮影できるようになるまでに年数がかかりましたが、あきらめずにジワジワと必要なパーツを集めてきました。頑張ってみるものです。
ルノワールの絵のような雰囲気を出せますね。
リンホフテヒニカも大好きなカメラで、毎日これで撮りたいなという気持ちもありますが、フィルム代も極めて高価なので、いつのまにかお蔵入りしていました。
これからは出番が増やせそうです。うれしいです。
リンホフスーパーテヒニカ V
久しぶりにベリートレンズ
とりおたです。
ブログを始めたいなと思ってから準備期間が2年ほどありました。その最初の最初に購入したのが、アメリカのウォーレンサックという会社の作ったソフトレンズ、ベリートです。
以前も持っていたのですが、100年前のもので、カメラをいろいろ改造したりしなければ実用化できず、その費用が高額だったので、結局あきらめて手放したのでした。しかし、いま考えたら、あきらめずにじっくり、必要なものをいっぺんに揃えず、ジワジワと準備していけば実用化まで行けたのではないかと後悔しています。
そこで、ちょっと歳を取って、じっくりいくことを覚えたので、一気に必要なものを買わずに、ひとつ、ひとつ揃えていきました。
はじめはレンズだけ買いました。これをレンズボードにつけるためには座金が必要です。ヤフオクでヤマカンで買ってみたりすると、サイズが合わなかったり。サイズが合っててもピッチが違って入らない場合すらあるのだそうです。これは大変なことになったな。特注で作ってもらおうか、などと考えて、その前に相模原の有名なお店を訪れました。
そしたら奇跡的にぴったりの座金が見つかりました!今度はその座金を、ボードに取り付けないとなりません。自分でやろうかとも思ったのですが、大判カメラの加工を専門にやっているお店に依頼し、見事に美しくくっつけてもらいました。そのため東京に行き、そこで重い風邪になり、咳が止まらず眠れない状態で、ブログの最初の記事をアップしたのを今も思い出します。
このベリートレンズはかなり重たいため、取り付ける4×5判のカメラを木製のものを選ぶと、きっと強度的に無理だろうと思いました。やはりガッチリした金属のカメラで、レールの強度がすごく強いリンホフが欲しい。でも高いから無理だろうと思っていたところ、サビサビのひどいものが安く見つかり、なんとか入手できました。
これで撮影に行けるのかというとまだ部品がいるのです。もしフィルムで撮るのであれば、この100年前のレンズにはシャッターがついてないので、シャッターをどうにかしないとなりません。これはまだ今後の課題になっています。
もう一つの方法は、バックにデジカメをくっつけてしまう方法です。これはランニングコストもかからず、いいと思っていました。4×5カメラのバックにEOSのカメラをくっつけるアダプターをヤフオクで見つけ、それにさらにEOS用の接写リングをかませることにより、ついにこの100年前のレンズが実用可能になりました。
こんな様子になります。
このシステムを完成するのに苦節2年?いや3年かかっています。
これで近所の春の花を撮ってみました。
大判用のレンズですので、デジカメにつけるとかなりの望遠になります。
去年は、アダプターがなかったので、リンホフの後ろにレンズを外したEOSをそのまま構えて、適当に撮っていました。それですとピント合わせもままならず、ベリートの真価を引き出すことはかなり難しい状態でした。雑に撮った写真ばかりですが過去記事のリンクを貼っておきます。
ベリート8.3/4inch
ベリート その2
ベリート その3
ベリート その4
ちょうど桜が咲き出しています。間に合ってよかったです。
ローライコードとカラーネガで撮った
とりおたです。
このところ体が変わったのか、夜起きていられなくなり、気絶するようにバタンと寝てしまいます。その代わり朝早く目が覚めます。
直してもらったローライコードで、ネガで撮った写真が現像されました。古いレンズなので、コーティングがなく、色があまり乗らないです。そこがまたなにか水彩画を思わせるような感じになり、案外気に入りました。
これは逆光ではなかったので、案外と濃い色が出ています。山梨らしい風景です。
ここでは、そこまで大きく絞っていなかったと思いますが、この古いローライコードは、絞りがF32までついているので、通常より大きく絞り込むことができます。シャッターの最高速度が300分の1秒と遅いため、明るい所で撮影不能にならないように、そうなっているのだと思います。絞りすぎると回折現象なるものが起きて画質が悪くなるとのことなんですが、それがまたいい感じに美しく崩れるということがあるかもしれないので、試してみたいところです。
接写レンズをつけて絞り開け気味で撮りました。3枚玉レンズの収差が出て、周辺がグルグルしています。しかしこれのおかげで、中心部は浮き立って見える効果もあると言われています。上手な人はこれを作画に生かすのでしょうね。
水彩画だなと思ったのはこのコマです。初心者のときに、なかなかうまく撮れないなと悩んでいて、いろんな写真の本を読むと、「被写体にもっと接近しろ。撮りたいものを大きく撮れ」みたいなことが書いてあり、それを意識し過ぎて、なんでもどアップで撮ってしまう接写バカになってしまいました。
その癖を直そうと考えていて、少し引いた位置からいい絵を撮れるようにしたいなと考えています。
そうは言ってもこの絵は、あと少し何歩か前に立って撮ればもっと良かったかな?畑を踏み荒らすわけにはいかないので、仕方がありませんでしたが。
撮っている最中には、あーまたつまらないものを撮って、フィルム無駄にしてしまった。とクヨクヨしていましたが、見てみると案外と気に入った絵ができ、喜んでいます。
近所のお散歩
とりおたです。
北海道の旅を終えて頭がぼーっとしています。
すると陽気があったかくなって、春の花が咲き始めています。ここは、最近使ってない望遠105mmレンズだけ持ってお散歩に行こう。と、お散歩と言っても自転車に乗って近所を散策しました。
いい歳をして、ためらいなく地面に這いつくばってのローアルグルです。雨上がりでぬかるんでてもやったことがあります。そうまでして撮りたいのがとりおたたるゆえんなのかもです。
初心に帰って、raw therapeeではなく、キヤノンのEOS Viewer Utilityという古い純正の現像ソフトを使いました。やはり色の出方がraw therapeeとは違います。なつかしいです。
ずっと冷蔵庫にあったという貴重なリアラエースフィルムを、カメラ屋さんに頂きました。このとっておきをどのタイミングで使ったらよいのか迷います。新緑で一本、夏山で一本、紅葉で一本、でしょうか。
北海道の旅 その7 北一硝子
とりおたです。
早いもので、というか、長々続いた旅編も最後です。2年前に来た、北一硝子にまた来てみました。いろいろなガラス製品が美しいのはもちろんなのですが、それらは当然撮影禁止ですので、購入しないことには写真にできません。
しかし、ここで作られたランプに灯りをともしてあるカフェは、特に撮影禁止ともなかったので、他のお客様に迷惑をかけなければ大丈夫と判断して撮りました。人が写ってしまっても、暗いため誰が誰との特定もほぼできないです。それでも万一問題があればすぐ画像は削除します。
一発目をピンぼけにするとは。これはわざとにやって遊んでたら、あら意外に綺麗。ということで載せてみました。
こんな雰囲気です。日本にもこんなところがあるとは。前回は、ローライ35を持って行ったのですが、感度200のフィルムを入れて、露出はヤマカン。一枚もちゃんとしたのが撮れず、がっかりしていました。
今回はデジカメなので、感度も自在に変えられます。しかし画質を重視して、感度100でできるだけ頑張りました。
さすがにたまには手ブレを起こします。しかし、このブレがいい感じに効果的に入ったような気もします。
これだけ感度800にしました。グラスもこんなに趣あるもので出てきますので、水も美味しく感じます。
小樽を出ますと、まっすぐ空港に向かいました。レンタカーを返す場所がわからなくて道に迷ったりしましたが、時間に余裕があって、大丈夫でした。
空港でスープカレーを食べて出発です。さすがに疲労があったので、カメラは手荷物にせずに大きなカバンに入れて、預けてしまったのですが、これが大失敗でした。空の上から見た苫小牧の夜景は、これは生涯最高なのでは?と思うくらい見事なものでした。写真を撮らなかった分、心には焼きついたかもしれませんが。
あっというまに終わってしまって、なんだか寂しい気持ちがしましたが、それは楽しかったということなんでしょう。今度は、行ったことのないところに行ってみたいですね。