ベリートで撮る神明の花火2017

とりおたです。
行けないはずの花火大会。急に予定が変わって、行けるようになり、あわてて用意をしたので、ベリート一本だけで撮ることになりました。少し離れたところからの撮影ですが、ベリートは、デジカメにくっつけると望遠なのでちょうどいいかな?と考えました。


ところが、昨日の台風による雨で湿度が高く、煙が滞留してしまって、昨年の、南部の火祭りと同じ状況になりました。


神明の花火2016

南部の火祭り 2016

Shinmei Fireworks 2016

あれから一年が経ちました。早いものです。


久しぶりに写真を撮ったので、カメラの操作にも手間取り、失敗作を量産しました。





神明の花火2017




ベリートらしい絵にはなったかもしれないです。





神明の花火2017




花火が速すぎて、大判カメラでもたもたピントを合わせようとしたり、構図を合わせようとしたりしていたら、とても間に合わないなと感じました。


これも、いい位置に入れば綺麗な絵だったかもしれないのですが。





神明の花火2017




失敗の写真も、生きた証。





神明の花火2017




たくさんの生きた証。





神明の花火2017




あきらめずに撮っていたら、いいと思えるものもいくつか写っておりました。





神明の花火2017




神明の花火2017




神明の花火2017




最後の写真が一番気に入りました。これが撮れたので、行ってよかったです。花火は難しいですが、やはり撮っていて楽しいので、この夏、再挑戦したいですね。

北岳山頂付近から富士を望む

とりおたです。
今年の夏はどうやら、山にも花火にも行かれない可能性が高くなっています。近所の田んぼすら撮ることができません。このままでは、ブログを続けていけるのか。


いや、お蔵出しという手がまだあります!
ということで昔の写真を引っ張り出して見ました。





北岳から富士を望む ローライコードIII rolleicord III




12〜3年ほど前の写真です。8月に北岳に登り、肩の小屋に泊まってご来光を撮り、下山する途中で撮ったものです。ローライコードIIIを一台だけ持っての登山でした。


日差しが強く、感度100のフィルムですら撮れない状態だったので、感度50のつもりで撮って、減感現像というのをやってもらいました。減感すると、色の鮮やかさが少し失われます。しかし、それのおかげでかえって自然な色になり、記憶に残っている風景に近いものができました。


露出データも覚えています。500分の1秒、絞りはf22です。これ以上露出を切り詰められないところだったので、簡単に覚えられました。


きっと今は体力もないので、こんなに上まで登ることはできないでしょう。


思い返せば、標準レンズしかついていない、二眼レフ一台だけ持っていった時のほうが、たくさんレンズを持っていった時より、心に残る写真が撮れたような気がします。


またこういうのを撮りたいと思っています。体を元に戻さないとなりませんね。焦らずに、一歩一歩できることをやっていきます。

リンホフテヒニカ アルミの腐食 その3

とりおたです。
ジナーSを入手してしまったら、リンホフくんが、「僕はもう要らないのかい」と言ったような気がしました。


いやいやそんなことは言っていないじゃない。これからもよろしく頼むよと、さびのお手入れをまた始めました。


一番気になっていた部分、ネジをおそるおそる外して、革をはがしてみました。





リンホフテヒニカ 腐食




案の定ここが一番悲惨でした。
古いカメラを入手して、貼り革の中がもこもこに膨らんでるときは、革の下はほぼ、もれなくこんな様子になっていると考えて良さそうです。


竹串でいつものように地道にはがしてゆきます。





リンホフテヒニカ 腐食




はがせばはがすほど、中の悲惨な状態があらわになってゆきます。


こういう作りのちゃんとしたカメラは、大切に扱えば一生ものどころではなく、次の世代まで使えるものなので、自分で所有しているんだというよりも、一時的にお借りしているんだというような気持ちが強いです。次の世代になるべくいい状態で渡してあげたい。


それにしてもひどいサビですが。


ジナーS その2

とりおたです。
あまりにも仕事が入って、夜はパタリと寝るだけ、という生活が続いていて、まったりカメラを磨くという、私の心の癒しである活動がまったくできておりません。


そんなときにこのジナーSをポチりまして、届くのを楽しみにしていました。あまり家にいないため、配送の方に迷惑をかけないよう、最寄りの郵便局での局留めでお願いしたのがまた失敗でした。


小さな郵便局で、土日は開いてない郵便局なので、届いているのに受け取れないという。もう少し遠くの、土曜もやってる郵便局に留めておけばよかったです。


というわけでやっとのことで、受け取ることができ、ワクワクしながら開けてみました。





sinar norma




どなたかのブログでこのカメラを、日本刀に通じる美しさである、と評していた方がいらっしゃいました。なるほどなあと思いました。


この個体は、とてもとても使い込まれていて、あちこち塗装がはげたりしています。そこがまたいい感じです。


レールクランプを止めるネジが、割れてるとのことだったので、そこのチェックを一番先にやりました。すると…





sinar norma




なにか、腐ってるかのようなフィーリングで、バラバラに崩れ落ちました。


このネジだけを中古屋さんをめぐって探すことにしましょう。気にしない気にしない。





sinar s linhof technicka




愛用のリンホフくんと並んで記念撮影。リンホフくんも大きいと思っていましたが、さらにでかい。おかげで大きなレンズも使えるでしょう。





sinar s




愛用のレンズ、ベリートくんもちゃんとくっつきます。





sinar s




sinar s




acoさんのブログを拝見していますと、カメラそのものを被写体にして、素敵な写真をたくさんアップされていて、とても勉強になりました。私は、カメラは単に道具で、被写体だという意識があんまりなかったので。このジナーSも、いい角度でいい場所で撮ってあげたら、なかなかいい感じになるのではないかと、これから楽しみです。


できたら、初めての方が大判カメラを使う場合の、大まかなガイドも記事にまとめられたらと思っています。


リンホフの手入れが終わらないうちにまたカメラを増やしてしまいました。あんまり増やすと全員をケアしきれなくなりますから、十分気をつけたいと思います。

ジナーSという大判カメラ

とりおたです。
リンホフテヒニカという大判カメラは、とってもがっちりしていて、折りたためて、欠点の少ないカメラなのですが、あえて弱点を挙げると、ボードのサイズが小さいため、大昔の巨大なレンズをつけるということはできないところです。


できるだけ機材はシンプルに。いろいろ欲しがるのではなく、限られたものを最大限に生かそう。そう思っていたのです。なので、巨大なレンズを使いたいなどと思わずに、少欲知足でいこう。


しかし、巨大なレンズは、ボケ味も全然違いますから、面白い写真ができます。しかも、いいレンズも、大判用のものは、ずいぶんと安くなってきてしまいました。昔憧れていた、高嶺の花のレンズが、とりおたのお小遣いで入手可能に、なってきています。


それだったら、大昔の巨大なレンズを使って、面白い写真を撮ってやれ。そのために、巨大なレンズをくっつけられる、大きなボードを持ったカメラが必要だなと。


そこへおそろしく安い掘り出し物が出てきてしまったので、即決でポチってしまったのが、ジナーSというカメラです。まだモノが届いていないので、写真はまた後日アップします。


お店で触らせていただいたことはありました。信じられないほど作動がなめらかで、操作しているだけで幸せな気分になりました。しかし極めて高価でしたので、自分で使うなんてことはまずないと思っていました。なので、届くのがとても楽しみです。


以前所有していた、11インチの巨大なベリートレンズも、このカメラだとくっつけることができます。


また、バックの部分だけ交換して、4×5インチ判のカメラから、5×7インチや8×10インチ判へと変化させたり、レールを継ぎ足して思いっきり接写したり、などといったいろいろなことができます。


その分大きく重くなり、取り回しは悪くなります。
カメラは小型軽量がいいのか、それとも大きく重くなっても高画質なものがいいのか。


このへんはいつも考えが揺れていて、きちんと決まったことがありません。今はちょっと大きなサイズの気分のようです。


フィルムだっていつまであるかわからないし、安くなったと言っても大判カメラを買ったら無駄になってしまうかも。そう思って躊躇されている方もいらっしゃるかもしれません。私も以前はそのように思っていましたが、デジタルとも大判カメラは相性が案外よく、仮にフィルムがなくなったとしても、使い道はあります。そのあたりも時間のあるときに、ゆっくり記事にしたいと思います。

洗濯機の水漏れ

とりおたです。
お洗濯をして、様子を見に行ったら、なんでだか台所と廊下が、水びたしです。


あわてて洗濯機を止めて、見てみると、排水ホースが劣化して切れていました。あちゃー。


ビショビショになりましたが、ピアノの部屋までは水が侵入せず、そこは不幸中の幸いでした。


「洗濯機のホース」で検索してみたところ、サイズさえ合えば、べつに東芝の洗濯機にパナソニックのホースでも大丈夫とのこと。サイズさえ合えば。


近所の電気屋さんにあわてて駆け込んだところ、パナソニック用のものしかなかったわけです。うーむ。


純正のものを取り寄せると二週間かかると言われたので、駄目元でパナソニックを買って、試して、ダメだったらそのときは取り寄せにしようと考えて、パナソニックに賭けてみました。


すると、いい感じにきつくはまり、みごと、水漏れなく、洗濯機が復活しました。


たいがい、こういうときの賭けは、ほんとにいつも失敗が多いのです。カメラ用品でも、たぶんこれはここにくっつくだろう。と、ヤマカンで購入したものが使えないということは本当によくあります。使えることがめったにない。


めったにないことが起こったため、記事に書いてしまいました。今回も写真がなくて申し訳ありません。

雨とあじさい

とりおたです。
なかなか写真を撮ることができずに一週間過ぎました。日曜日は、あいにくの雨でしたが、雨とあじさいが撮れるといいな、と、本栖湖まで出かけてみました。





本栖湖のあじさい




本栖湖のあじさい




本栖湖のあじさい




本栖湖のあじさい




やはり、ニッコールオートsc50mmは、開放でもあまり柔らかくありません。どちらかというとくっきりです。


しかし、浮き立つような立体感はいい感じがします。





本栖湖のあじさい




今回は全般にピントの位置がよくなかったかな。





リンホフテヒニカ ゼンザブロニカ




一年悩んで、結局買ってしまいました、ゼンザブロニカS2。売っては買いの繰り返しで、5台ほど私の元を通過したカメラです。この子はもうずっとうちにいる予定です。まだ、一本撮り終えなかったため、紹介はまた後日です。