とりおたです。
飯盛山の記事は以前載せたのですが、その時一緒に、レンズのくもったスーパーセミイコンタでも撮っておりました。
なら写真クラブから返ってきたので、結果を掲載したいと思います。
なんてもったいつけるほどのものは一枚もありませんでした。
1930年代のカメラでありレンズなようです。もちろんコーティングなどありません。なおかつ、牛乳でも垂らしたかのように曇っています。
曇ってるといい感じにソフトになる時もある、と思って曇ってるまま使ってみたわけですが、こんなふうな、もやもやしたきたない描写になりました。
もしかすると微妙に手ぶれしてピントが良くないのかもわかりませんが、曇りのせいでもやけていることは間違いないでしょう。
この二枚が飯盛山からのものです。この山登りではフィルムを消費しきれなかったので、他のものもあります。
こちらは車山高原です。ちょっとデジカメの画像と比べてみましょう。
なんか古色蒼然とした写りもそれなりに味があるような?でももちろんデジカメのほうがすっきりです。
まあデジカメのほうにも、大昔のニッコールオートのモノコートのレンズをつけていますので、今風な写りではないかもしれないですが。
こちらは河口湖の紅葉です。比較的これはいい絵になったと思います。
やはりちゃんとこのカメラを生かしてあげるためには、整備に出さないとならないようです。
もしかしてこのブログにはじめて訪れてくださり、ん?スーパーセミイコンタってなんだろう?と思う方もいらっしゃるかもしれません。上の写真のカメラになります。いかにもアンティークな感じです。
このカメラ、必要なネジが3本抜かれているのと、レンズを外すところのイモネジが、ネジ山が潰れている状態なので、整備に出しても修理不能で返ってきてしまうかも?
そんなわけでどうしたものか悩んでいます。なんとか復活させてあげたいですが。
スーパーセミイコンタで撮った飯盛山
三つ峠ナイトハイク
とりおたです。
日曜朝に早起きして、夜明けの富士山を撮ろうと、一回、3時ごろに起きました。いや、起きてない。
目覚めて、あまりの眠さに二度寝です。
まったりしたらお昼頃になってしまいますね。
せっかく天気もいいのにもったいない。そして登山の準備をこれまた、まったりやってしまったため、登山口に着いたのがなんと夕方の4時。
ちょうど山を満喫した人たちが下りてきます。
え?この時間から登るの?(バカなの?)とは言われなかったものの、なんとなしに恥ずかしい気持ちで登り始めます。
登るのが遅れたのは、途中の道道、車を降りて、紅葉を写したりなんかしていたからです。
もう日も暮れかかっていますが、きょうはヘッドランプもってきたし。大丈夫だろう。と、登り始めました。
いつも三つ峠には、ずっしり重いハスキー三脚を持って行きます。今回は、軽く登りたいなと、カーボンの小さな三脚と、ニコンD610と、スーパーイコンタ6×9を持って登りました。
ハスキーのおかげでどれだけ登る速度が落ちていたのかよくわかりました。
ずんずん登っていきます。
こんな感じに暗くなってきました。なんとなく心細い感じが伝わるでしょうか。
富士山と夕焼けを撮りたかったですが…間に合わなかった。
ここ最近暇にまかせて、登山靴で散歩したりして慣らしを進めていたせいか、きょうは足も痛まず、ずんずん登ることができました。
かといってしんどくないわけではなく、え?こんなに辛かったっけ?と思いながら、汗をぼたぼたとたらしながら登りました。
ところが、しんどい代わりに、いつもよりずっと速く、山頂付近の三つ峠山荘まで来れました。(ハスキー持って登ると1時間半くらいかかるところを、50分くらいでした。)
さあここで富士山一枚撮ろうではないかと、見てみると
どんよりと厚い雲が。
ちなみに晴れているとこんな感じです
山荘で泊まる方が二人、三脚を片付け始めました。これは、夜遅くならないと雲がどかないだろう、と話していました。
そしてしこたまかいた汗が、ここへ来て一気に、ほんとに急激に冷えてきました。これでは、山頂で何時間も雲がなくなるのを待つということは無理そうです。
すぐ、下山を決意。下り始めます。
あっというまに日が落ちて、真っ暗な中の下山となりました。
なるべくヘッドランプをつけず、ギリギリまで耐えて、半分位下りてからつけました。
今日は、つま先が痛くない。当たるけども痛くない。
比較的速い速度で下りてきましたので、20分そこそこでミニカの待つ駐車場まできました。
写真は撮れなかったけれども、いい訓練にはなったようです。ここは近いからまた来ればいいですね。
岡村孝子さんのAfter Tone
とりおたです。
大学を出る時に、当初行く予定だった大学院受験をとりやめて、実家に帰ってプータローになったのですが、そのときにこれをよく聴いていました。
友達が、このCDはどの曲も同じに聞こえるんだ。と言って私にくれたものでした。
たしかに岡村孝子さんは、声を張り上げて頑張って歌うのではなく、淡々と歌いますので、ぼーっと聞いていると、みんな同じに聞こえるという感想になるのかもしれません。
しかし、注意してじっくり聴くと違います。
張り上げないで、たんたんと、普通な感じに歌っているようでいて、ものすごーく気持ちがこもっています。
人生に行き詰まって苦しかったときに、とても励まされました。で、長いことこのCDは手元になかったので、急に聴きたくなってヤフオクで買いました。
今、聴いても、とても心にしみてきます。
昼の仕事を辞めて、ちょっとした転機を迎えているので、これを聴きたくなったのでしょうか。
CDのジャケットの画像を出すだけで著作権的にダメというのをどこかで読んだような気がするので画像は載せません。代わりに関係ない紅葉を貼っておきますね。
岡村孝子さんの歌のように、声を張り上げるではなく、たんたんと、普通に。でも、とても思いがこもっている。
そんなような写真を撮りたいな。久しぶりにAfter Toneを聴いて、そう思いました。
ベリートで河口湖紅葉
とりおたです。
今年一年を振り返るにはまだ少し早いですが、あえて振り返ると、とにかく今年はこのレンズばかり使っていたなと思います。
ニコンF2はもっぱら空シャッター切って遊んでいただけですが、その奥のベリートレンズとリンホフテヒニカくんは、楽しい時も辛い時もいつも一緒に写真を撮っていましたね。
ですので、せっかくの河口湖の紅葉もこれで撮ってあげようと、二日続けての河口湖となりました。昨日より良い光がきていて、条件は悪くなかったです。
途中の道にある芦川です。手持ちで無理に撮ったのでおそらくブレブレです。
河口湖の、いつもの場所に行くと、たくさんの人が写真を撮っていました。
その場所が人気あるので、みなさん譲り合いつつ撮っています。
ベリートは210mmくらいの焦点距離なので、5×7インチ判のカメラにつけると標準レンズなのですが、後ろにAPS-Cサイズのデジカメをくっつけているため、かなり望遠になってしまいます。ですので、富士と紅葉を一緒に入れるということがほぼ無理になります。なので葉っぱのみを狙っていきました。
こういう時に、赤くなっていない緑の部分もまたきれいに感じたりしませんか?
今回一番気に入ったのはこちらです。
紅葉が終わると星の季節です。去年は寒さに耐えられず、あまり撮れなかったので、今年は気合を入れて行きます。
ニコンD610 使いこなせない
とりおたです。
人生初のフルサイズ一眼レフ、D610なんですが、なかなか思うように綺麗に撮れません。まだよくわかっていない。
とりあえずピクチャースタイルというところを、「風景」にすると、引き締まった画面になるらしい。設定がいろいろあって、ちゃんとに使いこなせれば、きれいな写真が出来そうな予感はあるのですが…
そして、キヤノンEOS20Dと組んだときに、あんなにきれいに写った、ニッコールSオート50mm f1.4がいまひとつ冴えません。
EOS20D ニッコールSオート50mm f1.4
ニコンとキヤノンの組み合わせという、邪道な使い方をして、とても良く撮れるのであれば、純正同士だとさらにいいのかなぁと思ったら
ニコンD610 ニッコールSオート50mm f1.4
これはピントの位置の失敗もあるのですが、いまひとつしっくりきません。
ファインダーの、見え方はきれいで、撮ってるときはテンションあがるのですが、帰ってきてパソコンで開くとがっかり。液晶見てがっかり、パソコンで開いて おぉーのEOS20Dが懐かしいです。
昔のデジカメはいまいちで、新型(というほど新しくはないですが、わたし的に)のほうが絶対きれいと思っていたのが、案外そうでもなかったのでしょうか。
まあ、2400万画素のカメラに昔の、コーティングも単層コートのレンズだと、粗が出てしまうということなのかもしれません。新しいデジタル対応のレンズを使えば、きれいに撮れるのかもしれません。
撮って出しだと葉っぱが真っ黒けにつぶれていたのを、現像ソフトでいじってどうにか見られるようにしました。
毎年同じ場所に出かけて、同じように撮っていたら、だんだん飽きてしまいますね。なにか工夫をしなければ。
河口湖紅葉
去年もここで撮っています。一年経つのは早いです。
去年の記事を見返してみると、かなりいい色が出ています。デジカメも、もしかすると古いもののほうが相性がよいのかもしれません。
もう少しいろんなことを試して、いい感じに写るまで頑張ろうと思います。
3つも集まってしまった、月明かりでも測光できるゴッセン ルナシックス
とりおたです。
二週続けての週末の台風です。写真撮りに出かけたかったのに残念という方もたくさんいらっしゃると思います。
以前は、こういうときに焦ってジタバタしたものなのですが、今はのんきに自然の都合を受け入れて、ぼーっと過ごします。
あ、いや、晴れててもぼーっとしていますね。
ルナシックスなのですが、かつては夜ばかり写しておりましたから、月明かりも測れるというこの露出計にたいへん憧れていました。しかし、きわめて高価であったため、手が出ないままでした。
世の中がデジタル時代になったので、これの重要性が減ったためか、中古の価格もどんどん下がってきていて、以前から考えるとタダのような金額まで下がってきています。そこで、ブログを始めるにあたってこいつは必要だろうと、2年前に一台ゲットしました。
貴重な、スポット測光のためのアクセサリーもついていて、ほとんど使い込んだ形跡もないものでたいへんうれしかったのですが、残念なことに、針は動くものの、データが正確ではなかったのです。
今はフィルムも現像も値上がりしていますから、適当に遊びで試すなんてことはできません。スマホの露出計アプリ、および、ずっと信頼して使ってきたペンタックスの露出計とデータを比較するのですが、全然違う値が出てきます。
たとえば、いつも一段下で出てくるとかいうことであればまだ使いようはあります。そんな都合のよいずれ方ではないため、使用をあきらめてずっとしまってありました。
で、先日北岳にいって、夜の撮影を大失敗し、全部真っ黒けになったところで、やはり夜の光を測れるこいつが必要だなと。
ゴッセンの露出計の修理の情報が、ネットでなかなか見つからないので、ヤフオクでジャンク品を当たりが出るまで買い続けようという決意を固め、いろいろ探しました。
ちょっと気になってキタムラさんの中古を探したらあったので、それを近所に取り寄せしました。
バッチリ作動したので購入。翌日、飯盛山へ連れて行きました。
山頂ではしっかり動いたのですが、下山してから使おうとしたら全く動きません。
どうも、リュックの中で、背中からの汗攻撃を喰らい、湿気で動かなくなってしまったようでした。
一生大事にしようと思ったのにまさか翌日に壊すとは。
それで、ヤフオクで500円で出ていたジャンク品を落札。動くかわからないですが、吉と出るか凶と出るか。
そのジャンク品が届く前に、一日おいたその壊れたルナシックスをもう一度試すと、なんと復活していました。
うれしくなったので、2年前に買った方と一緒に、プラスチッククリーナーで念入りに磨きました。
ちなみにこのルナシックス3のほうは、MR9の電池を2つ使うので、関東カメラサービスのMR9アダプタを2個用意してあります。電池はSR43を入れます。
それからほどなく、500円ジャンクの方も届きました。
こちらは、3ではなく、初代ルナシックスで、せっかくあるスポット測光アタッチメントがくっつかないやつです。まあ500円なので、ぜいたくは言えません。
こちらは、MR9の電池を一個だけ使う仕様になっていました。早速チェックします。
なんと、とても正確に、測光できています。
これで、完動品2台、針は動くけども正確ではないというのが1台の合計3台が集まってしまいました。
勢ぞろいしてみました。
これでEV-4まで測光することができます。(Exposure Value の略です。今調べたら、感度100で、レンズの絞りを2.8にすると、2分の露出になります)
説明書もいまだにダウンロードできるので、見てみますと、露出計の言う通りに撮影したら、昼間のように写るようにと測光しているため、昼間のように写ってしまうらしいです。なので、露出計のいうデータからどのくらいマイナスに補正していくかを自分で研究しないとならないと。
で、この研究をずっとやってみたかったわけです。
やっとできることになったので嬉しいです。
500円ゲットした初代が一番針が元気に動くので、これを主役にして使っていこうかなと。
ちゃんとブログタイトル通りな写真を撮っていくための準備が整いました。
飯盛山(めしもりやま)登山
とりおたです。
雨の多かった10月、珍しく晴れ間が出ました。昼間みんな一生懸命働いているときに、山で遊んでいてもいいのか?と思いながら行ってきました。
地図で見ると、平沢峠というところから登るようなのですが、そこがなかなか見つからない。
迷っているうちに大きな駐車場を発見。
こんなふうにさえぎるものなく八ヶ岳を見たかったのですが、なかなかこういう場所が見つかりませんでした。
本当はこの駐車場からすぐ登山ができたのですが、平沢峠はどこ?平沢峠はどこ?と、さらに車で無駄走りをして、結局またここに戻ってきました。
駐車場のすぐそばに、登山口がありました。
1時間ほどの登りというけども、どうなんでしょう。
こんな雰囲気のところを登ります。
急なところがあったとしてもこのくらい。
こんなふうに平らなところも多いです。とても歩きやすい。
はじめから急登につぐ急登の北岳とは、ずいぶん違います。日帰りで気楽に登るにはこういう山がいいな、と思いました。
紅葉は終わってしまったような感もあります。
今回は登りの時点では、左のかかとが少し擦れるだけで、おおきな問題はありませんでした。
教えて!gooで調べたところ、登山靴は、下りでは、まず足の甲のところまでの靴ひもは、足首を90度にして、ガッチリ締める。そこから上のひもは、足首を伸ばして(わかりにくいかも。水泳のバタ足のときにする体勢ですね)、きっちり締める。
これで、かかとがすっぽりおさまり、靴の中で足が移動しにくくなり、つま先が当たって下りで痛いというのを防げるとのことでした。
この履き方をためしたところ、ずいぶん調子がよかったです!それでもかかとの収まりがいいぶん、かかとが擦れました。あと、下りでは、小指にマメができました。北岳ではここにマメができなかった。
あと、今回の山歩きではつま先は最後まで大丈夫でした。
間違えてこちらの山頂にきてしまいました。
一度降りて、飯盛山の方へ向かいます。ちなみにここの展望も決して悪くはありません。
雪化粧の富士山。
紅葉のピークを過ぎて、渋い色合いの木々。
花は盛りに、月はくまなきもののみを見るものかは。というのが古文であったように思います。ピークの時以外にも美しさはあると最近思うようになりました。
わりとすんなり上まで来れます。初めての登山にもぴったりないい山です。ここでおにぎりを食べて、下山です。
帰り道、枝分かれしているけれども、きっとこれは後で一本に合流するのだろう。と、勝手に判断し、登ってきたのと違う道を降りて行ったのがまず失敗。
しし岩という所に下りたいのですが、案内標識が、「清里駅35km」みたいなのしか出ないのです。若干あわてて登り返すと、慣れていそうなおっちゃんを発見。
どっちの道でも大丈夫だよ。そして太い道路に出たら、駐車場へは左に向かえばいいよ。右に行くと野辺山。
はい!ありがとうございます!と、命拾いした気持ちで、元気に下りました。
そして、太い道路に出ましたが、自分が車を置いた駐車場は、右へ、つまり登る方向へ行かないとならなかったのです。
しかし、おっちゃんは左だと言うので、半信半疑なまま左へ。かなり歩くと、下の方の有料駐車場のほうでした!
こっちじゃなかった。
もうすぐ休めると、下りでこしらえたマメの痛みを耐えて下りてきたのですが、ここからさっきの出口までまた登り、そこからさらに登って、ミニカの待っている駐車場へ戻らないとなりません。
あー
そして1時間をかけ、やっとのことでもどってきました。
その道の途中で撮りました。小さく北岳が見えます。あんな上まで自分の足で行ったのか。と、感慨にひたりました。
この山はいろんなところに登り口があるようなので、最初は、登ったら来た道を正確にトレースして下りた方がよいと思います。そうすれば登りで1時間くらいの軽い登山ですから、ゆるく楽しめるでしょう。
また、簡単に登れる割に眺めはよく、エネルギーのコスパはずいぶんよいのではと感じました。雪が積もったらまた来て、雪山の訓練をしようかな。
ここは、夜の星もすごそうです。また通うことになりそうです。