ザンバラン フジヤマ 慣らし

とりおたです。
中古の登山靴 ザンバランフジヤマ、届いたときは乾燥してパリパリで、革というより厚紙のようなフィーリング。


十分に脂をしみこませてから履けばよかったのですが、まだ固いうちに履いたために、履きシワが単なるシワではなく、折れ曲がってヒビになりそうな感じです。これは残念。





ザンバラン フジヤマ 初代




こんな感じに金具のサビを取り続け





ザンバラン フジヤマ 初代




縫い目も汚かったので洗ってみたところです。なかなかいい感じに仕上がってきました。




ザンバランフジヤマ 初代




靴の折れシワが当たって痛いという「靴が噛む」現象は、だんだんとおさまってきています。


これなら、いずれは全く痛まずに使える日が来るかもしれません。ひび割れが心配ではありますが、もう少し育ててみたいですね。

冬季閉鎖寸前の甘利山で星を撮る

とりおたです。
祝日でしたので、日中しっかり寝て、万全の態勢で星を撮りに。


明日の15:00に冬季閉鎖になるという甘利山公園線をミニカでとことこ行きました。


誰もいないかなと思ったら、車が2台駐車場にありまして、安心し、いつものあずまやの方へと向かいましたら、富士山がしっかりと雲隠れしてしまいました。


気を取り直して、星を撮ります。やはりこの高さまで上がってきますと、街明かりの影響も少なく、いい感じに星を撮れそうです。





nikond610 stars




月と二眼レフなので月を入れてみたところ、三日月が、露出オーバーで三日月らしく写りませんでした。でも、この絵がなんとなく気に入りまして。





ニコンD610 甘利山 星




感度は、3200と、2400だか2500ぐらいだかを織り交ぜてやってみました。旧型デジカメでずっと頑張ってきた自分にはこのへんの感度はもう未知の領域です。


ものの数秒で写真ができます。





ニコンD610 甘利山 星




ニコンD610 甘利山 星




いま50mmレンズしか持っていないため、狭い範囲しか撮れないですが、今日はこの画角でいい感じな気もしました。





ニコンD610 甘利山 夜景




夜の甘利山は何度も訪れていますが、街明かりは今日が一番美しかったと思います。感動しました。





ニコンD610 甘利山 夜景




なんだか明け方みたいな写真になってしまいましたが、夜の8時頃の写真です。街明かりのせいでこんなふうに。


帰り道にも車が一台登ってきました。車で上がれる最後の晩に星を見ようという方でしょうか。


今日は、いい星出てますよ!と心でエールを送り


ちんたらと帰ってきました。


いままでの、甘利山で苦労した過去記事のリンクを置いておきます。


甘利山の夜景

EOS-1D Mark II で甘利山の夜景を撮る

韮崎の花火を甘利山から ニコンF2で

甘利山の夜

こうして見ると、甘利山に来たのも久しぶりだったなと思います。今年はソフトレンズで花ばかり撮っていました。

大月 登喜和(ときわ)のうなぎ

とりおたです。
ずっと書きたかった、大月のすばらしいうなぎ屋さんの紹介記事です。


国道20号線沿いにあるので比較的わかりやすいのですが、道路よりちょっとだけ奥まったところにあります。


食べログみたら絶賛されているし、「大月に わざわざ降りても 登喜和のうなぎ」という言葉まであるそうなので、勇気出して行ってみたのが、もう夏ごろのこと。





大月 登喜和のうなぎ




うなぎは、濃厚なのでちょっと苦手という方もいらっしゃるかと思います。このうなぎのお味は、なんというか、純和風な味付け。とってもあっさり。


勝手なイメージですが、だしの美味しい京風うどんのようなイメージのうなぎです。


ちなみにこれご飯大盛りにしたので、普通盛りはもう少し少ないです。一番安い梅にしました。

松、竹ともうなぎ自体は変わらず、大きさが大きくなるだけだとのことです。


わざわざ降りても行く価値はありますよ!


わたしも、他に用事がまったくなくても、これだけのためにまた大月に行きます。かならず。

小学校一年生のころの写生会の思い出

とりおたです。
ものすごいブログを見つけてしまいました。


ミチコオノ日記


ミチコさん、勝手に紹介してますが、怒らないでください。


この素敵な絵を見ていて思い出した、小学校一年のときの写生会。


絵を描くというより、おやつを持って遠足気分なんですよね。近くの、牧場に行って、牛を描きました。


で、わたしは、なるべくていねいに、真面目に、なるべくそっくりに牛を描こうとしました。で、まあまあそれらしく描けたつもりでいました。


すると、むこうで、誰かが先生に怒られています。
気になって見に行った。


見てびっくり。こんなの写生じゃない。


牛さんに羽が生えていて、空を飛びまくっています。そして、牛さんの表情がとてもとても生き生きしているのです。


そして、あちこちに「まちがい」って、字で書いてある。


申し訳ないんだけどもゲラゲラ笑ってしまった。


笑ってしまったんだけども「こ、これにはかなわない」と恐怖を感じたのも事実。


彼は、きっと、楽しく絵を描いたんだね。


でも、真面目に描けってすごく怒られちゃった。


楽しく描いた絵を、「これ、素晴らしいね!生き生きしてるね!」って先生が言っていたら、どうなっていたでしょうか。どんどん楽しく描いて、すごい人になったかもしれない。


自分も教育に関わっているので、そんなことをずっと考えてしまいます。たぶんこの先生と似てること、いっぱいやっちゃっています。


でも、怒られたのをバネにして頑張っちゃう人もいますよね。だいぶ前に、パンツマンという絵本を見つけたのですが、その作者さんがそうでした。


パンツマンの落書きを授業中いつもしていたら、校長先生に怒られ、立たされたりしていたのを、


悔しいと思いながらその絵を描き続け、パンツマンが校長をやっつける絵本を描いて出版。全米2位の売り上げになったと、紹介に書いてあったような。


うろ覚えなので正確じゃないと思います。すみません。


ミチコさんの絵を見ていたら、その、小学生のときに見た、羽が生えて飛びまくっている牛さんを思い出しました。自由で、エネルギーがあって、生き生きしていた、あの牛さん。


あの時間あの場所に戻れるなら、彼に言ってあげたい。「この絵は、すばらしいよ!」って。


なにしろ未だに覚えてるくらいですから。

身近な風景を撮る

とりおたです。
車や電車で移動中、「あーここの風景はいいなぁ。写真に撮っておきたいなぁ」という場所はありませんか?


でも、近くに車が停められないから、いつもそのまま。電車も止まってくれないし。


電車に関しては、もう、ダメ元で、走行中に無理やりシャッターを切ってしまう。


以前やってみたことがありました。



橋の上からの風景 北海道編

高速で走る電車内から撮ったものとしては奇跡的にうまく写りました。ダメ元で写してみるというのは、ありだと思います。


車で移動の場合はもう少し難しく、変なところに車を停めてしまうと迷惑なだけではなく、事故の危険もあります。ですので、安全なところに停めて、気合いで歩くという戦法があります。



国道300号

ところが、フィルムが熱でダメになったのか、なんなのか原因はわからないものの、失敗でした。


1日数名しか人の訪れないこの月と二眼レフで、なぜかこの記事はけっこう読んでもらっています。340ある記事の中でベスト5に入る勢い。


これ、一番さきに埋もれると確信していたので、驚いています。


で、身近な風景の話でした。


近所の釜無川の川沿いにある土手の風景がとても好きで、何年も何年もここを撮りたいと思っていました。


思うだけで実行しないのはいけないなと、すいてるショッピングセンターの駐車場に車を置かせてもらい、登山靴を慣らすのを兼ねて土手を歩いてみました。


(帰りに、晩御飯のおかずを買っていきました。)





ニコンD610 身近な風景




だれもわざわざ撮影することのない風景。
でも、ここが好きな人はきっとたくさんいそう。





ニコンD610 身近な風景 釜無川 土手 山梨




やはりパソコンでちょうどいい明るさに調整しますと、iPhoneではアンダーになってしまうようです。
raw現像もiPadでやればきっと明るさや色味が、iPhoneで見たときと一致して、いいのかなと思っています。





ザンバラン フジヤマ 初代




いいアングルを探してヤブの中をうろうろするともれなくこうなります。


まだまだ登山靴、靴のシワの谷の部分が足の指の付け根に当たって痛い。しかし、初日より痛くなくなってきています。粘り強く頑張って慣らそう。





ニコンD610 身近な風景 櫛形山 夕日




夕日がいい位置に来るまで待って、これを撮りました。古いレンズですので、ゴーストが出ます。おかげで、気になっている木が主役でなくなってしまった。


撮影というとどうしても、遠くのすごいところへ行かないとならない、と思い込む癖が私にはあるのですが、ちゃんと身近な風景をよく見て撮るようにしないといけないな、ということを考えた日でした。


(例えば、諏訪の高ボッチ高原から夜景と富士山を撮るぞーみたいな。遠くて寒いのでなかなか実現していません)


ここ、交通量の減る深夜ですと、星も撮れそうな感じがしました。近くですぐ行けますし、楽しみです。

夜の八ヶ岳高原大橋

とりおたです。
せっかく星を撮ろうと思って、ニコンD610を買いましたが、買っただけで安心して、毎日惰眠をむさぼる日々。


これではいけないと、睡魔と戦いつつ、星を撮りに出かけました。


はじめは、国道356号線の途中から、八ヶ岳をバックに甲府盆地を一望する超すごい夜景を撮ろうとしました。


安全に車を置けるところから少し歩かないとならないことと、歩道がないのがネックで、撮影がそもそも可能なのかという場所です。


リサーチしてあった場所に車を置いて、おそるおそる歩いて行きました。


すると、思ったより車通りがあり、しかも真っ暗闇の中、歩いてるおっさんがいるとは誰も思っていません。


なので、びっくりしてよけられないという可能性もかなり感じました。これは危険すぎると早々に諦めて、こんどは八ヶ岳方面に向かいました。


先日、昼間に行った八ヶ岳高原大橋です。


駐車場には誰もいません。そして橋には煌々と灯りがついています。


これで富士山を狙うとどうなるかな?





八ヶ岳高原大橋 夜




残念ながら、橋の灯りがどうしてもこんな風に入りますね。かといって、この灯りがなければ、真の真っ暗闇。橋から落ちる危険もありますね。


ここは夜景には向いているようで向いてないとわかりました。そのためだけに行ったような感じです。





八ヶ岳高原大橋 星




星を撮っても、明るい街灯が木々を不気味に照らします。甘利山に行けば良かったなと思いました。


でも甘利山は、熊出没注意の看板があまりに多いので、おそろしいのです。ちょっとガサッと音がするだけで車に逃げ込む、臆病者のとりおたです。





八ヶ岳高原大橋 星 nikon d610


意外に地球の自転速度は速く、シャッターを4秒開けただけで星が流れているのが分かります。星撮りの難しさをまざまざと感じました。




八ヶ岳高原大橋 星




感度6400。今まで使っていた中古の10年落ちデジカメでは出来なかった未知の領域です。


肉眼で見えない星がいっぱい写ってしまいます。


なので、感度をほどよく下げることにより、星の数を減らして、自然な感じにもできるということなんだなと。


以前、EOS 20Dで苦労して撮った星は





櫛形山 星 ニッコールオート50mm


こんな風に撮りたいのですが、このときもデタラメにシャッターを切りまくって、良かったのがこれというだけで、設定を覚えていなく、なかなか同じように撮れなかったです。


これからはデタラメにやりつつも、ある程度、どうしたのか覚えていかないとなりませんね。


もう少しいろんな場所でいろんな撮り方を試したいと思います。

ザンバラン フジヤマとの再会

とりおたです。
一度、断捨離にはまって、すべてのカメラを処分したことがありました。そのときに、写真をやめるなら山に登ることもないと、どこも痛いところのない奇跡の靴と思っていた革の登山靴もリサイクル屋さんに出しました。


それからずいぶん長い時間を経て、カメラも再開し、流れとして山にも再び行こうという気持ちになったときに、あの靴が残っていないことをたいへん後悔しました。


なにしろ、北岳の急な下りを楽々と降りられました。あれには驚きました。


いまは、こんな風に靴では苦労しています。


登りよりもしんどい下り

このときにずーっと、前の靴があればなぁと思っていました。しかし、当時、靴にさほど関心もなく、店員さんが言うままに買ったので、なんという靴なのかもわからず、探すこともできないありさま。


ただ、イタリア製だとは聞いていました。それだけは覚えていた。


購入当時のことを思い出すと


近所の本格的な登山用具屋さんに行って、いろいろ教えてもらい、これからたくさんお世話になるかな?と思いきや、来週もう閉店なのだと。


そういうことで閉店セールで、仕入れ値より安く出しています。ということでお安く買えたわけですが、とにかく、よかった。


それまでは、見た目だけトレッキングシューズ的な靴を履いて北岳に登っていました。いつも帰ってくると足がひどいことに。


痛むから下りは一歩一歩休みながら、という下り方をしていました。


それが、ホイホイ走りながら下りられる。


思い出補正も若干あるのかもですが、とにかくよかった。


再び登山を始めるにあたり、革の登山靴が欲しいなと、ヤフオクで古いのを適当に買ってみました。





マインドル 古い登山靴




普段27.0くらいを履いていますので、28くらいを買っておけばいいだろう。と。すると、届いてみたら体感的には26.0くらいに感じるきつさ。


あーこれは、絶対靴擦れできるな。と思いつつ三つ峠に行ってみました。この、最初の山行では、両足かかとが、ずるむけ。つま先もマメだらけになりました。


この靴で北岳にも行ってしまったので、たいへんなことになりました。しかしその後も散歩などで少しずつ慣らしてみたところ、なんとか登りが1時間くらいの山であれば、問題なく帰ってこれるまでにはなりました。


しかしサイズのきついのはいかんともしがたく、分厚い靴下を使えないため、雪の中を歩くには厳しいと思われます。やはり、もう一足必要であろうと。


中古の靴には懲りたので、新品を買おうと、いろいろ調べたところ、東京巣鴨に、ゴローという手作り登山靴のお店があり、人気だとのこと。


これ、とても魅力的なのですが、靴底の貼り替えが2回までしかできないこと。できるだけ長く使いたいので、ちょっとそこがネックとなり、保留に。


中古に懲りたのにヤフオクをずっと見ていたところ、以前履いていた靴の記憶がよみがえりました。


あ!ベロの形、こんなんだったな。足首のデザインこうだったな。これだ!


調べてみるとザンバランというイタリアの会社の、フジヤマという靴。私が使っていたのは、二代目のヌーボフジヤマというもののようです。


マイナーなものかと思っていたら、案外に有名なものだった。かなり、流行ったのだそうです。


それだったら、粘っていればいつか見つかるかなと思っていたら、すんなり見つかり、慌てて購入。





zamberlan fujiyama ザンバラン フジヤマ




ワクワクして履いてみたら、長年放置されていて、革がカチカチに固まっており、あの、しっとりと足全体を柔らかに包み込む履きごごちとは似ても似つかぬ、残念な履きごこちでした。


しかも、あわてて買ったので、二代目のヌーボが欲しかったのですが、靴紐の金具が一段目以外は全てフックになっている、初代フジヤマを買ってしまった。


この靴、やや丈が短いようで、急な下りでは足首を守りきれないかな?とも思う感じです。


どうしたものか。再び出品して手放すことも考えましたが、こんなカチカチのものでは、気持ちよく使える人はいないでしょう。だましうちになってしまう。


それだったらダメもとで、履き慣らす方法を調べ調べ、足に馴染むまでやってみようか。ブログのネタにもなるし。


そんなことでいまいろんなサイトで革靴のことを、調べています。


デリケートクリームなるもので、固まった革を少しずつやわらかくし、少しずつ履いて慣らしていく作戦です。


すると、硬い皮が曲がったところが足の指の付け根に当たってすごく痛い。


かなしい。


これも調べてみたら、この現象は、「靴が噛む」というのだそうです。諸説ありましたが、サイズが大きいとなりやすいから、靴底を2枚にしてみろ、というアドバイスがあり、早速百均のインソールを追加。


多少、痛みが少なくなりましたが、まだ痛みます。


あとはちょっとずつ履いて、クリームを塗って、ゆっくり慣らすしかない模様。


御殿場アウトレットをこれで歩いてみました。





zamberlan fujiyama ザンバラン フジヤマ 初代




磨いて履いてを繰り返しているうちに、だんだん気に入ってきてしまうもの。サビサビの、靴紐フックも磨いてあげたくなります。


ピカールを、そのままつけてしまうと、革にピカールがついてはたいへん。マスキングテープをして、フックをピカールで磨きました。





zamberlan fujiyama ザンバラン フジヤマ 初代




ここが綺麗になると、中古の靴という雰囲気が一新し、新しい靴であるかのような風合いになってきました。


ここまでしても、一度固まってしまった革は、死んでいて、油を塗っても結局ひび割れてしまうという説もありますので、これからよくなるのかは五分五分です。しかし、うまくいけば、同じような人のお役に立てるかもしれません。中古で買った、ではなくても、昔使っていた靴を出したらカチカチだった、みたいなときに。


これでガンガン登れるようにして、月と二眼レフを美しい写真でいっぱいにしたいですね。


ちなみに、一番上の写真の靴は、ドイツのマインドルという創業300年にもなる靴だそうです。とてもとても頑丈なつくりであり、もしこれ、サイズがあってればよかったなぁ、と、これもまたクヨクヨさせるものです。ザンバランのフジヤマより、ずっと革が分厚い分、馴染むまで時間もかかりそうな感じがします。