あきらめない

とりおたです。


構造はそこまで複雑とは言えないジナーですが、ネジが錆びているとなると分解の難度が思いっきり上がりました。


さびてなければ、問題なくちゃっちゃっとバラし、きれいにして 脂を塗り替え、またきれいに組み立てられそうなのですが、ここを外せないと バラす意味がないという 要のところ、ピント繰り出しの硬さを調整するネジ3本が かたく固着してどうにもなりません。あせって 二箇所 マイナスネジ 舐めました。


かくなるうえは ネジは破壊してもよいから 本体にダメージ与えずになんとか外したい。しかし、あせって残ったネジ山をも破壊してしまうと、たぶん打つ手があまりなくなってしまいます。


ググったらたしかにいろんなやり方やアイテム、出て来ますが、これだけ小さなネジでそれをできるかというと 必ずしもできないわけで。

たとえば、貫通ドライバーを使って叩く。固着が外れてネジが回るという原理ですが、ホームセンターで見つかった一番小さな貫通ドライバーでもかなり太い。


そこであきらめるのが普通かとも思いますが、私はヤスリで削って細くできるであろうと それを買ってきた。


そして、ネジを舐めた原因が ドライバーが少々 ネジより、細く、フィットしてなかったことを考え ごくわずかに大きく 削ればピッタリになりそうなやつも買いました。





左は、すでにヤスリで削り 懸案のネジのサイズにしたもの。右は貫通ドライバー。これも、1時間ほど削り だいぶ細くしたものですが まだまだ道は遠い。


左がどれくらいピッタンコになったかというと、一箇所だけ 錆びてなかったネジがあったので はめてチェックできました。




ピントきてませんね。ピッタリなのです。これくらいピッタリなら錆びてても回りそうなのですが、それでも回りません。無理するとネジ壊すので いま一息いれてるところです。

やはり、貫通ドライバーを気長に削って 叩くのがいいかなと思っています。556の強力版 ラスペネを吹いて 貫通で叩く。これを気長に繰り返して 緩むのを待つというのが リスクが少ないのではないかなと。

ここが外せれば 完全オーバーホールが可能となり、できたら ここで報告したいと思っているのですが、あせらずに、進めて行きます。

失敗から学べなかったとりおた

とりおたです。

以前ジナーSを分解しようとして、イモネジでロックがかかってるところを、気付かず、無理やり力ずくで回して ネジとイモネジ両方破壊したことがありました。


今回新たにゲットした 2台目には、壊れたフロントフレームがおまけでついてきたので これを、分解メンテしよう!と、のどが治った勢いでバラし始めました。


え?ここ硬いな。イモネジここじゃなかったよな?とおもいつつ 回らないので周囲にあるイモネジ全部外したら 普通にゆるゆると回りました。また、やってしまった。

ネジ一本すこし傷つけてしまいましたね。ほんとダメだ。

そして、プラスチック部品にすこしヒビを入れ、きわめつきは 錆びたネジ、556を吹いたから回るかな?とあまり考えずにドライバーを回したら ネジの頭をしっかりダメにしました。


ここが外れないと もう組み立てられないという そういうところ。

ネジは壊れてもいいから これはなんとか外さなくては。




見えないところにあるイモネジというトラップも見事にかいくぐり 無事にバラせたと思っていたら それはただの思い込みだったという。これだけ シンプルなカメラですら ちゃんと直せないわけなので 細かくて複雑な部品だらけの 小型のカメラは絶対自分では直せないでしょう。

しかし、ひとつだけ良かったことは、以前壊したネジの 生きている 壊れてないネジをゲットできたということ。これを、どこかネジ工場を探して 同じのを作ってもらえれば。

あとは、舐めたネジを 破壊してでも 本体にダメージ与えずに外せれば 罪悪感もスッキリ解消できるでしょう。

カメラを直すのは並大抵のことではないと もうわかっているつもりが また心からそう思いました。しかしまだあきらめません。頭を冷やしてから 冷静に次の手を考えたいです。