夜景の撮り方

こんばんは、とりおたです。夜景を撮ってみたくなった!でもやり方がわからない!難しそうだな!などとお考えの方がいらした場合に、とりおたのゆるゆるお気楽夜景撮影マニュアルを披露しておくのがよいのかな?と、ふとそんな気持ちになりました。長年やっていても夜景の撮影は難しいなとも思います。もう極めてしまっている上級者、プロの方が見たら恥ずかしいような内容になるかもなんですが、試しにやってみたいという方の背中を押せたらいいなと思います。




用意するもの

三脚

お使いのカメラに合わせて三脚のグレードを選びます。はじめはどうしても、このくらいでいいやと妥協してしまいます。私もそうでした。重くなればなるほど頑丈でぶれない代わりに、持ち運びがしんどいです。そこで軽くて丈夫なカーボン三脚がいいのでは。というと話が終わってしまいます。しかし高いのでかなり購入には勇気がいります。車で出かけて、そんなに車から離れないで撮るのでしたら、重たい三脚でもよいでしょう。電車で出かけるならあまり重いのは考えものですし、また登山もするということだとさらに重量はよく吟味しないとなりません。三脚選びだけで一つの記事になってしまいますね。強引にまとめますと、貧弱な三脚でブレを止めるのはかなり難しいことですので、重くなっても丈夫なものをという基準で私は選んでいます。

カメラ

三脚の前にカメラですよね。一眼レフでなくても構わないのですが、今回はフィルムカメラではなく、デジカメでやるという前提でお話ししますと、コンパクトデジカメでも一眼レフでもミラーレスでもよいので、「バルブモード」という機能があるものがよいです。これがないと絶対に撮れないとまでは言わないのですが、あったほうが圧倒的に自由度が高いので、もしこれから夜景のためにカメラを買われるのでしたらここは気をつけたほうがよいです。とりおたは10年以上前のEOS20Dで頑張っています。バルブがあればとりあえず写せます。あと、これも絶対ということではないですが、「rawモード」があるほうが、撮影後に画質を落とさずに調整できるのでおすすめです。

リモートスイッチ

シャッターを押しっぱなしにできるようにするためのものです。たしかワイヤレスになってる高級なものもあると思うのですが、とりおたは安価な、コードでつなぐものを使っています。これがないと、何分もカメラのシャッターボタンを押し続けていなければならないはめになります。

水準器とヘッドランプ

とりおたの場合は、水準器をヘッドランプで照らして、しっかり水平をとって写すようにしています。真っ暗なところでは、水平を正確に出すのが難しいので、あったほうがいいアイテムです。




撮り方

構図

三脚にカメラをセットして、ファインダーをのぞいて構図を決めます。暗いところによく目を慣らしてからのほうがうまくいくでしょう。明かりもあまりないところを撮る場合は、時間があれば明るいうちに三脚をたてて構図を決めてしまうという方法もあります。とりおたの場合は、夜中に行くことがほとんどなので、暗い中苦労して構図を決めています。

露出

カメラのところで書いておけばよかったです。マニュアルモードというのがあるカメラが夜景では使いやすいです。これでシャッタースピードを、「バルブ」にしてしまいます。レンズの絞り値は、撮りたい場所の明るさにもよりますが、おおむね開放絞りか、そこから一段か二段しぼってもよいです。いろんな絞りを使って試すのもよいと思います。ただ暗い中ですとあまり絞りこむと写らなくなってしまいます。おおむね、初めてなら開放付近を使えばよいと思います。



そして、いよいよシャッターを切ります。ここからは、かなり適当です。まず試しに10秒くらいの長さのシャッターを切ります。バルブモードというのは、シャッターボタンを押してる間ずっとシャッターが開いているモードです。10秒くらいでしたらリモートスイッチのロックを使わず、本当に押したままにして10数えて、それから離すという感じで、十分です。そしてモニターを見て、暗いようなら12秒を試す。明るすぎるなら8秒、7秒と、適当に短くしていきます。で、まずまずきれいに撮れるところを探っていく感じです。デジカメならではの安易な方法です。フィルムだとすぐに結果は見られないので、このやり方ができません。







そんなふうに適当にシャッターを切っていって、いいのを選んでやればこんな感じになります。これはraw現像で念入りに調整しています。なかなか、撮ったままでいい感じにするのは難しいので、きれいに仕上げたければrawに挑戦してみるのがおすすめです。パソコン苦手なとりおたでも粘っていたらだんだんできるようになりましたので。



あ、大事なことを忘れていました。マニュアルですので感度の設定も自分でしないとなりません。この写真のように街明かりが明るいところでしたら、なるべく低い感度にしておいて、うまくいかなければ徐々に上げて試し撮りをしていけばよいと思います。

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