コスモフレックス再び

こんにちは、とりおたです。
天気がどんよりしてくるのと連動して、気持ちもなにかつられてどんよりとしてきました。そこで、そういうときは大掃除だ、と、かたづけを始めました。そうすると、やはり、やたらに増やしてしまったジャンクカメラの山がどうしても気になります。



ブログの構想を練っていた去年の12月ごろ、特徴を出すために、古いカメラに特化して、その写りを紹介していこうなどと考えていました。そして、ライカやローライ、ハッセルといった高級で有名なものではなく、打ち捨てられていることが多い無名なカメラを使って、面白い写真を撮れたらと思っていました。そこで、マイナーだけど写りが素敵なカメラ、レンズがないかなとネットの海をただよっていました。そのときに、素晴らしい写真をコスモフレックスで撮っている方のサイトを発見し、おお!これ、いいんじゃないかな?と、ヤフオクで安価に購入したのがこちらのコスモフレックスです。送料のほうが高くなってしまいました。






部屋のかたづけの途中で、この線状のカビが気になりました。かたづけを放り出して、カビ清掃をはじめてしまいました。とりおたはカメラをバラすと元に戻せなくなり、なおかつ部品はどこかに行ってしまう、ネジは傷める、などろくなことがなかったので、基本的には自分で分解はしないようにしています。しかし、このコスモフレックスは原始的なつくりで、工具なしに、ねじるだけでレンズの前玉を外せるので、これはそんなにためらわずに外しました。






こんな感じに、綿棒にクリーニングペーパーを巻きつけて、クリーニング液をたらし、そうっと力を入れずに拭いていきます。






拭いたら、またそうっとこのようにレンズをはめて






だいぶ、いい感じになりました。ギザギザの隙間に入っている汚れなどは、つまようじや竹串をカッターでさらに削って尖らせ、それで取り除いてあります。古カメラを入手するといつもやっています。



入手したのが12月で、そのときは寒かったため、劣化した内部のグリスが固まってピントが出せない状態でした。それが4月になると、めちゃくちゃ頑張れば動くようになり、今はだいぶ気温が上がったためか、ちょっと頑張ればピント合わせができる状態になりました。たしかにこの状態で動かすことは内部に負担をかけているのであまりいいことではないのですが、とりあえず撮影は可能な状態です。ただ絞りが5.6と8の間で固まって動かなくなっていますので、この絞り値で設定できる露出限定での撮影になってしまいます。ただでさえ制約の多い古カメラでこれはかなりのハンデになります。



以前これで夜桜と、河口湖の夜を撮りましたが、残念ながらあまり良いものはできませんでした。昼間の写りがどうなのか気になるところです。いつかこちらでまた紹介いたします。

2 件のコメント:

  1. こんばんは~
    カメラを自分で分解掃除をするなんて考えたこともないです。
    根気のいる作業に驚きました。
    これでカメラが甦れば嬉しいでしょうね。

    返信削除
  2. あーいえいえおそれいります(^^;;これは10分くらいの作業でした。でもこういう作業が撮影より好きかもです(^^)

    返信削除