サンダー平山さんの思い出

とりおたです。
カメラを始めて間もない頃、露出や構図やカメラの扱い方全般にわからなかったので、いろいろな本を読んで勉強しました。


わからないのに月刊カメラマンなどの雑誌も毎月買いました。わからんのに読んでいると、不思議なことにだんだん用語を覚えたりして、読めるようになってゆきました。


そんなときにサンダー平山さんの書籍を手にとり、わかりやすくて面白かったので何回も何回も何回も読んで、ほとんど暗記するくらいに読んで、完全に頭に入ったと思ったので、新たにカメラを始めるという友人にあげてしまいました。


で、今、もう手に入りにくい。


そして、カメラから完全に離れていた間にサンダーさんがお亡くなりだったことを知り、ショックを受けました。


写真も文章も大好きだったので。


会ったこともないのに勝手に師匠と思っているサンダー師匠の教えによると、初めからいいカメラを持たない方がいい。中古のボロいカメラを使って、一生けんめいにうまく写るように頑張ったほうが上達する、とのことでした。


師匠の教えに従って、ボロいカメラばかり使っています。上達したかはわかりません(^^)


サンダー師匠は自らを写真機家と名乗っていました。そして、ガムを買うようにカメラを買ってしまうと。


最近わたしもガムを買うようにカメラを買ってしまっています。





スーパーセミイコンタ




スーパーセミイコンタです。インスタに貼ったところ、海外から「このカメラ持ってるよ!」というコメントを頂きました。と、話しがそれましたが


撮影のときに、長いあいだの訓練により無意識にやっている動作も、よくよく振り返ると、サンダーさんの本で学んだことがかなりの割合をしめています。今にいたるまで大きな影響を受けています。


なので、とても感謝しているのです。直接伝えることはもうかないませんが、できるだけいい写真を撮れるよう、がんばって恩に報いたいです。

2 件のコメント:

  1. どもども、とりおた殿。

    あらら、サンダー平山さん亡くなってしまいましたか。
    ちょっと早い気がしますね残念です。

    拙僧が写真趣味を始めたのは25歳くらいの頃にオフロードオートバイレースで友人らをとることから始めました。期限キレのネオパンFを買ったことからモノクロに目覚めて高校の時の先輩から引き延ばし機を借りたのが運のツキです。

    以前から写真には興味があったのですが、当時は写真が趣味というと権威主義のジジイがご立派な信念で人の写真のケチをつけるというイメージがあったんですよね。それは割かし外れていないと思います。

    そんなときにサンダー平山さんと田中長徳さんの書で写真趣味のハードルを越えることができました。
    長徳さんはGRデジタルが出たあたりから隠居のジジイ感が出てきて残念ですが、サンダー平山さんの衰えない意欲は心強かったですねえ。もっとも、最近はめっきりカメラ雑誌を見ないので最後の見たのが3~4年前ですが。

    サンダー平山さんの「ちょっと下品ともとらえることもできるギラついたポートレイト」は大好きですね。

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    1. どもども、Rikkie師匠。
      なんでも、かなり前にお亡くなりだったということで知った時はショックでした。どうやったらきれいに写るのか?というところをひとつひとつ丁寧に書いていて、すごく勉強になりました、サンダーさんの本は。
      なので、わたしも恩返しに、サンダーさんのように、初心者の方が読んでためになるような記事をブログで細々と書いていこうと考えています。考えているだけで、単なるおたくの意味不明な文章になってしまっていますが。

      長徳さんの著書も良く読みました。和久峻三さんとの共著「カメラは病気」などは100回近く読み返したのではないでしょうか。そんなことがあって、いまはカメラ関係の書籍に飽きてしまい、代わりにいろんな方のブログを訪問して楽しんでおります。

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