とりおたです。
八ヶ岳高原大橋へ行った時に、期限切れのリアラエースを詰めたスーパーイコンタも持って行きました。
なら写真クラブさんから返ってきました。
なにかもっさりとした、冴えない写りで、色もいまひとつです。これぞ期限切れフィルム。
このカメラは、左手でシャッターボタンを押すので、慣れなくて手ぶれの可能性も大いにあります。
フレーミングも、曇った見づらい覗き穴があるだけですので、かなり、難しいものです。橋が、ちょっと写ってしまいました。
未整備でもありますので、レンズの曇りもあるのではないかなと思います。
レンズくもり、期限切れフィルム、手ぶれの三重苦。でもこのもっさり感もまた、絵の雰囲気と合っている場合には、なにか有効に生かせるかもしれません。今回は、有効とは言い難いのですが。
しかし、35ミリ判ですと36枚撮りになります。なかなか、現像も高いのでバシャバシャ撮らなくなりましたから、よほど被写体に恵まれないことには、撮り切ることが難しく、何ヶ月もかかってしまいます。
6×9センチ判は8枚しか撮れないので、一日で撮り切れて、ちょうどいいなと感じました。
山に持って行ったときに失敗しないよう、いろんなものを撮って練習していこうと考えています。
スーパーイコンタと期限切れフィルムで八ヶ岳
クラシックカメラのお手入れと竹串
とりおたです。
ゆうべの星は相当よかったのではないかと思います。しかし、眠気に勝てず、出かけられませんでした。こんなに意思の弱いことでは困ります。
ただ、無理をして事故を起こしては、大変です。
体調の良くない日は、カメラをいじるに限ります。
ヤフオクで投げ売りされている昔のカメラを購入しますと、もれなく埃と汚れとサビがついてきます。
サビに関しても、布でずーっと一月ほどカラぶきし続けますと、取れる場合もあります。
汚れもたいていはきれいにできます。ところが、クラシックカメラには、特に指で操作する部分には、滑りにくいようにギザギザがついています。
もれなくここに手垢と埃がはさまって、汚くなっています。
先日うちにやってきた距離計なしイコンタくん。見る影もなく、きたないです。
ここで、竹串くんが大活躍します。
こういう細かい隙間は、拭いたところでほとんどきれいになりません。竹串や爪楊枝をカッターで削ってさらにとがらせ、一箇所一箇所丹念に落としていきます。けっこう、辛抱強さの必要な作業ですが、ちゃんとやりますと、見違えるようになります。
バルナックライカなども、これをしっかりやると、輝きが違ってきます。
がんこな汚れには綿棒+マジックリン。これと竹串の交代で、徐々に徐々にきれいにしていきます。
ひたすら地味な作業。これがだんだん楽しくなってきてしまう。
スプリングカメラは、手が届かないところが多いので、ウェットティッシュを半乾きにしたものを、突っ込んで竹串できれいにします。
なかなか奥まではきれいになりませんが。
右がスーパーイコンタです。ハンドストラップが、取れかかっているものの、かろうじてついています。左の、今回やってきたイコンタくんは、ここがおそらく取れてしまったのでしょう。
コレクション目的ですと、ここが無いというのは残念なことです。わたしの場合は、ここがないことも購入の理由でした。
なければ、ここにストラップを、つけて、首からかけることが可能になります。
いや、ハンドストラップ、ついてても、切ってしまえばいいだけなのですが、数十年耐えてきたものをわたしの手で切ってしまうのは忍びないのです。
なので、初めから無い方がたすかります。
せっかくのお休みだけど、天気が悪くて撮影に行けない!なんてときの暇つぶしに、竹串で愛機をいたわってあげるのはいかがでしょう。見違えるようにきれいになった愛機にまた愛着も増すのではないでしょうか。