ペトリ拡充計画が進行中

とりおたです。

毎日ヘロヘロになり、なかなか更新がおぼつかなくなりました。しかし、機材とのまた運命的な出会いがありました。


ペトリは レンズが優れている という話だけは聞いていましたが、ボディがあんまりよくないという噂で、あまり関心もたずに今まで過ごして来ました。


ところが いっぺいさんがたくさん送ってくださった中に 二本のペトリレンズが。


なんとなし 興味が出てきて 作例を調べます。驚きの 芸術的な写り。


ニコンキヤノンとは路線が違うような。
そしてわたしの好みは こっちだなと。


俄然興味が アップして、とりあえずデジカメにくっつけて撮ってみたくなります。さらに調べますと、なんとアダプターがない。ないというと大いに語弊がありますが、アマゾンなんかで容易に買えるものがない というくらいの意味です。


なんでも、ペトリの人気がなさすぎて、需要もないから作られないと。


さらにさらにしらべていくと 自分でアダプターを作ってしまうツワモノたちがいます。


アダプターを作るために、故障して千円ほどで買える ペトリのボディからマウント部分を抜いてしまう というのが一般的方法のようです。こういうジャンクも専門家に預けると 見事復活する可能性が高いですので、部品だけ抜いて捨ててしまうというのは忍びないので、二の足を踏んでいましたところ、ヤフオクで ペトリレンズ→M42へ変換する ペトリ純正のアダプターを発見。


これはさぞかし 入札合戦になるだろうと。しかし、今後の写真人生に 絶対必要なブツと判断したので 殴り合いになっても出来る限りがんばろうと覚悟を決めていましたら、なんと 入札 私だけ。


最低の価格で落とさせてもらいました。


このアダプターがある分 レンズが前にせり出しますので 無限遠は出ません。しかし、もともと ペトリレンズは 花など撮るのがメインと思っていましたので むしろ好都合。アマゾンで M42→ニコンのアダプターも買い、これと組み合わせて、無事ニコンのデジカメに ペトリレンズが合体です。


日曜に どこかお出かけしたい気持ちはあれど 近所のコンビニへ行く体力もない状態でしたので 玄関に咲いてる花を撮ってみました。






ボケの良さは ネットで事前に調べた通り。この描写大好きです。いつもながらいっぺいさんに感謝。自分では試さなかったでしょう。おそらく。






こんな素晴らしいレンズが激安でゴロゴロしています。今はチャンスなのではないでしょうか。





上二枚は、55mm f2でした。このヒメジョオンは 135mm f3.8です。135mmで 最短撮影距離が2.5mmは かなり使いにくく、ハイジの村で フィルムで使ってみたときは あまり好印象ではありませんでした。しかし、今回は アダプターでニコンに付けましたので ちょっと接写リングが入ってるのと同じ。そしてさらに 接写フィルターもつけて 寄ってみたところ、水彩画のような 美しいボケになりました。手間はかかりますが、この135mmは いろいろ使い所があるように思います。55mmのほうがより軟調で 私好みですが、このほどよく柔らかく やわらかすぎない 上品な写りは いいなと思いました。





こちらも135mmのほうです。55mmのほうがボケがすごいというのは 相対的に 55mmのほうが アダプターによる繰り出しの効果が大きいからでしょう。135mmのほうには もう少しなにかリングを噛ませることにより さらにすごいボケが期待できそうです。でもそれだと 手持ちではピントがこないかもです。


もちろん フィルムでの運用を 諦めていないので、集まってしまったジャンクたちの 入院先をいろいろ調べているところです。あせらずじっくりいきたいと思います。


フィルムカメラ事始めのブログ また放置してしまっています。こちらのアカウントで、ペトリ専用ブログにしようかと検討中です。ひたすらペトリづくし。






5 件のコメント:

ユメミー さんのコメント...

ペトリ、初めて知りました。
はまってますね~
あっと言う間に何十台も買ってしまいそう(^_^;)

とりおた さんのコメント...

こんにちはー
単品レンズを買うより ボディつきのほうが安かったりしますので レンズ目的で 要らないボディがやたら増殖しています!ユメミーさんの予想通りになっています(^^)

Rikkie さんのコメント...

どもども、とりおた殿。

おお、ペトリに行かれるとは勇気がある・・・いや、お目が高いですな。
恐らく拙僧のペトリ好きはご存知ですね。ペトリのレンズは仰る通り「芸術的」であります。
拙僧などは「昭和的」などとも称するのですが、独特の柔らかさがありますよね。
ペトリのレンズの魅力は被写体や光源状態によって描写が結構すっ飛んだりするんですよね。
でも、それはそれでいい感じなんです。

困ったのはボディでして、これは確実に壊れます。
なので、拙僧も動くボディを1ダースほど確保してあります。
この際、スローがダメとかクイックリターンが引っかかるとかは問題ではないです。
1/60と1/125と1/250だけでも写真が撮れる。それがペトリ道ではないかと思っています。

それにしても既に中々壮観な旅団を編成なさっていますな。
モノクロなども是非、お試しあれ。

とりおた さんのコメント...

どもどもRikkie師匠。たくさんのコメント感謝しています。

例えばニコマートですと、かなり保存状態が悪いものも動いたりします。そういったところでは、やはり差を感じるのですが、日々磨いていて思うのは、メッキの仕上げなんかは 手抜きがなく、言うほど安物ではないのでは?ということです。

調べに調べたところ、FT2の後期は、一軸カムシャフトをやめ、一般的な内部構造になっているとのことで、これを入手したところ、しっかりスローまで動くのはいいのですが、残念ながら自動絞りが全くダメなのです。かなり奥のほうなので分解はやめておきました。そして絞りの代わりに、NDフィルターを仕入れまして、これで光量をおとしてなんとか昼間使おうという作戦です。
まだそれはフィルム一本取り切れません。

ペトリが一番威力出しそうなのはやはりモノクロかもしれませんね。夢が広がります。

私がペトリ方面に進出したのは師匠の影響です。

とりおた さんのコメント...

あ、あと、ちょっとだけ自慢できるのは、稀少な21mmがラインナップにあることです。これだけのためにであっても ボディをOHする価値がありそうですね。