紅葉を撮りに行きました

とりおたです。
EOS-1Dを連れて行ったのですが、なんと充電しても、一枚も撮れないほどに電池が劣化してしまいました。あとは、ニコンF2にフジカラープロ400Hを詰めたのを持っていましたが、すぐアップするには久しぶりにiPhoneの出番です。




iPhone5s 紅葉



あと2〜3日くらいでピークを迎えそうですね。なんとか時間を都合して撮りに行ければよいのですが。
歳をとるにつれ、季節の変化に頭が追いつかなくなってきています。まだ、私の中では、夏です。

スマホと二眼レフ 対決

同じ場所をミノルタオートコードで撮った記事です。

枯れたシクラメンが復活

とりおたです。
夏に、全部枯れたシクラメン、あきらめられず、そのまま水と肥料をあげて、日当たりも最適になるようケアをしていたところ、なんとなんと、よみがえってまいりまして、あと少しでまた花を咲かせるところまできています。




復活シクラメン



水のやりすぎで植物をよく枯らしていたのですが、やりすぎないようになって、だんだん植物が長生きするようになりました。この子はもう5年目ですね。できるだけ、長く、花を咲かせて楽しませてほしいです。


枯れた鉢植えが復活
ベリート その4
放光寺のあじさい

近所のコスモス その3

とりおたです。
近所の川沿いに、街の子供たちが植えたコスモスを毎年楽しみにしていまして、満開になるとカメラをもってうろつきます。時間帯で光がやはり変わるので、何回も訪れてしまいます。最近ニッコールオート5.8センチにはまっており、これ一本だけ持って撮ってきました。





ニッコールオート5.8cm




ゴーストがきれいに出ました。レンズの進化は、ゴーストやフレアを出さないようにという方向に進んでるわけですが、わざと古いレンズを使って、わざとゴーストを出そうと、逆光ばかりで撮っております。撮りオタですので。





ニッコールオート5.8cm コスモス




5.8センチともなると、デジカメにつけたらほとんど望遠レンズですね。コスモスを狙うにはちょうどよい画角ですね。最近、このレンズをつけっぱなしにしています。





ニッコールオート5.8cm コスモス




ニッコールオート5.8cm コスモス




最近のテーマは、コスモスの茎や葉をきれいに撮る、です。いままで花ばかり見ていた気がします。





ニッコールオート5.8cm



今回はあえてraw現像をまったくやらず、撮ったままを掲載してみました。いじらなくても見た感じに撮れていたと思います。



近所のコスモス その2
近所のコスモス
雨とヒガンバナ

ベルトーンピアノとの出会い

とりおたです。
10年以上前になります。異常なほどのめり込んでいた写真に行き詰まり、プツリとやめ、たくさんの機材を二束三文で売りはらい、どんどん家の中をきれいにしていった時期があります。そしてピアノをいきなり始め、のめり込んで行きました。



小さな小さな学習塾を営むとりおたは、昼間比較的時間があるため、その時間のほとんどをピアノの練習に費やしました。今思うと、その時間しっかり働いていたら、と悔やまれるのですが、ほんとにもうアホみたいに頑張りました。1日8時間弾いたこともあります。写真趣味をプツリとやめて、お金もあまり使わずにいたところ、とりおたとしてはかなり大きな金額を貯めることにも成功しました。最初は電子ピアノ。次に手頃なアップライトを手に入れ、日々弾きまくりました。だんだん身の丈を超えてグランドに憧れが出てきます。



そんなときに塾の生徒さんが、ネットを一切やらない私に、ヤフオクの情報を見せてくれるわけです。
なんかこれずいぶんと珍しいものらしいですよ。ふーんそうなの?と初めはスルーしていたわけですが、何度も見せてくれるので、だんだん気になり出しました。それで、彼にヤフオクの質問欄から、試弾は可能ですか?と聞いてもらったところ、okですと。それで山梨からはるばる奈良までピアノを見に行きました。



すると、その出品者さんはたいへんピアノに精通されている方でした。昭和初期のヤマハアップライト、ケースが桜材を使った超高級なものなどがありました。そっちのピアノも、驚くほど音がよかったです。箱全体が鳴るのです。なんでも、ピアノやさんで解体処分される寸前だったものを救出してきたとのことでした。



そして、おめあてのベルトーンのグランドピアノを、弾かせてもらいました。そのときの感想は、正直、そこまでいいものじゃないなという感じでした。ただ、調べたかぎりでは名品中の名品であるということ。長いこと弾かれていなかったため調子を崩しているだけで、きっと大切に手入れしていけばよみがえるのではないかと思いました。出品者さんも、この楽器を本当に必要な方に渡したいと、それだけを考えていましたと言われました。そんなわけで全財産を投入し、購入しました。とりおたの史上一番高価な買い物でした。




ベルトーンピアノ グランド



ところがその後、仕事のほうが経営的に立ち行かなくなり、廃業することになりました。そして引っ越さなければならなくなり、ピアノも手放さないとならない状況になりました。奇跡的に、預かってくださる方が見つかり、預かっていただきました。




なんとか多くの方の助力により、仕事のほうは再開できるようになったのですが、グランドピアノを置ける部屋に住めるような余裕はまったく出てこないまま6年ほど経ってしまいました。ピアノはどうなっているのだろうと気になっていたところ、さすがにそろそろ引き取ってもらえないかという話になりました。なんと長いこと甘えてしまって、迷惑をかけたことでしょう。うちにはさすがに置けないので、もらってくれる人を探しましたが、グランドピアノをすぐ引きとれるなんていう人はそうそういるものではありません。



この時点で、もう自分で所有するということについては完全にあきらめていました。また、身分不相応なものを無理して買ったせいで運気も悪くなったのだろうなと、いつも思い出してはクヨクヨしていました。悩みに悩んだあとで、私の気持ちではなくて、ピアノくんが一番幸せになれるように、最善を尽くそう、と考えました。そうしたら、それからよく眠れるようになりました。



で、手元に残すということは100%諦めていたときです。なんと、ある方のご好意により、住んでるところとは別の部屋をお借りしてピアノを置かせていただけることになりました。まさかそんな奇跡がおきるとはまったく考えていませんでした。



そんな経緯で6年ぶりの再開を果たしました。貧乏なとりおたは、いつまでこのピアノを維持できるかわからないですが、できるだけ大切にして、次の世代にいい状態で渡したいと考えています。



せっかくかえってきてくれたので、ピカピカにしようと、アクションを引っ張りだして中を掃除していたときです。製造年月日の刻印が内部にあったのですが、なんと!私の誕生日と同じ日だったのです。
運命論者ではないとりおたもこれはかなり衝撃をうけました。



そんな思い出一杯のピアノで精一杯演奏しましたので、もしよかったらお聞きください。紅の豚のエンディングテーマで、私の一番好きな曲です。ミスだらけで申し訳ありません。



ベルトーンピアノ 時には昔の話を


なんと、ぜいたくなことに、もう一台ピアノを所有しています。そちらは過去の記事に書いたのでよろしければこちらもご覧ください。




イースタインピアノU型

ベルトーンピアノ

とりおたです。
カメラネタもなかなか厳しくなってきたため、もう一つの趣味であるピアノをブログに投入してみました。


霧のレイクルイーズ


名前をとりおたにしようとしたら、おたとりになってしまいました。めんどうなので、そのままです。
録音するとなると緊張して、何度撮り直しても間違いまくるので、あきらめてそのままアップしてしまいました。これから少しずつうまくなっていけたらと思っています。

フィルムでコスモス その2

とりおたです。
期限切れフィルムを頂いたので、それを使ってコスモスを撮りました。先日の河口湖大石公園のものです。やはりカラーバランスはおかしくなっており、マゼンタに転んでいます。透かしてみたときはがっかりしましたが、スキャナで取り込んで見てみると、あんがいこの不思議な色合いもわるくないのではないかなと思いました。





期限切れフィルム コスモス




今回一番気に入った写真です。ニコンF2で、初めて気に入った写真を撮れました。





期限切れフィルム コスモス ニコンF2




期限切れフィルム コスモス 河口湖




期限切れフィルム コスモス



やはり、ニコンF2、とてもよいですね。ところが、シャッターの調子が悪く、3枚ほど露出が狂ってしまいました。寒くなる前に修理をしてあげたいです。

河口湖大石公園のコスモス

とりおたです。
カメラを持って出かけるのは何日ぶりなのか、ずいぶん時間が空いてしまいました。そもそも山梨で青空が見えたのが、ほんとに久しぶりでした。河口湖のコスモスはもう枯れたかな?と思いつつおそるおそる行ってみたところ、まだまだ元気に花を咲かせておりました。





河口湖大石公園 コスモス




なにやらドラマか映画の撮影をやっていて、邪魔にならないように気をつけながら撮りました。どうもサスペンスっぽいものだったようです。とりおたはコスモスに夢中で、そちらはあんまり気にしていませんでした。





河口湖大石公園 コスモス




河口湖大石公園 コスモス




河口湖大石公園 コスモス




河口湖大石公園 コスモス




今回は、フィルムでも撮りましたので、後日それも掲載したいと思います。河口湖は、ぼちぼちと紅葉し始めています。これから見頃を迎えますね。

笹子トンネルを越えて

とりおたです。
写真撮る暇はないだろうとカメラを持たずに出ましたら、ちょっと時間が空いたので、山奥にすこし入ってみました。やむなくスマホで撮りました。
天気も悪く、あまりよいものは撮れないのですが、今後、条件しだいで、おもしろいものができそうな場所が見つかりました。





梁川の山の中



これから紅葉になってくるといい絵になりそうですね。それにしても、なかなか青空が見られません。こんな年も珍しいなと思います。



甲府のほうから笹子トンネルを越えて大月側に出ると、なにかガラリと雰囲気が変わります。なんとなくさみしいような感じと、なんとなくなつかしいような感じが同時にします。険しい山々と深い森。被写体はたくさんあります。

近所のコスモス その2

今回も台風は山梨をそれて行きました。
そして久しぶりに夏のように暑くなっています。




ニッコールオート35mm2.8 コスモス




ニッコールオート35mm2.8




ニッコールの35mm2.8です。カビ曇りありということでタダのような値段で入手できましたが、曇りのおかげでこんなにほんわかにソフトに写ります。これは、修理に出さないほうがよいのかもしれません。清掃したら普通の写りになってしまいます。





ニッコールオート35mm2.8



このアングルで狙うためにかなり危ない位置に立ちました。こけると川にドボンします。もう少し奥に行けばもっと色んな色のコスモスを撮れたのですが、カメラもろとも川に落ちるリスクを考えて撤退しました。撤退中、つまずいてよろめき、ドボンするところでした。あまり危険を冒さずに写真は撮らないといけませんね。





ニッコールオート35mm2.8 コスモス





カメラを持って出かけたくなる季節ですね。

近所のコスモス

とりおたです。
ほそぼそと自営業でくらしているとりおたなのですが、めったにないことなのですが仕事が増えまして、カメラがほこりをかぶってきました。
そうこうしているうちに、ヒガンバナのみならず、コスモスまで枯れていってしまいそうです。ブログを始めてから季節が過ぎるのが早く感じます。



そんなに撮らないと、このまま写真から遠ざかりそうな気がして心配になり、電池切れ寸前のEOSくんを連れて、近所を散歩してきました。




ニッコールオート5.8cm 柔らかい写り




ニッコールオート5.8cm コスモス




ニッコールオート5.8cm コスモス




ニッコールオート5.8cm コスモス



今度の冬こそは綺麗な雪景色を撮りたいと考えています。そろそろ、カメラの防寒対策を考えていかなければ。油切れ気味のニコンF2など整備に出したり、デジカメの電池を見直したり。ぼーっとしていると、あれ?もう春になっちゃった。ということになりそうです。時間の流れに頭がついていってない感じです。

万力公園のヒガンバナ

とりおたです。
山梨市にある万力公園のヒガンバナがすごいという話で、やっと少し晴れ間がでてきたなと思って行ってきました。しかし、予想どおり、やはりもうほとんど枯れてしまっていました。



あきらめずに歩き回り、まだ大丈夫な花を探して、光の向きなんかを気にしながら撮りました。




万力公園のヒガンバナ




万力公園のヒガンバナ



ニッコールオート5.8cmです。ピントの位置を少しずらすとこのような柔らかい表現ができます。実際に上がってきた写真を見るとあまり感じないのですが、撮影中にファインダーで見る像は他のレンズを
使ったときよりずっと立体感があり、そしてシャープに見えました。なので、テンションあげて撮影ができます。で、でてきた写真を見ると、普段使っているニッコールオート50mm1.4とそこまで違わないという印象です。




万力公園のヒガンバナ




万力公園のヒガンバナ




白いヒガンバナもあるらしいですよね。どこかで見つけて撮ってみたいものです。





ニッコールオート5.8cm f1.4



この草はなんという名前なのかわかりませんが、いい光をもらうと、とてもよい被写体となります。

雨とヒガンバナ

とりおたです。
ヒガンバナは、咲くとすぐ枯れてしまうのであせっておりました。このところまったく晴れ間がないため、青空に映えるヒガンバナというのは今季は撮れないかもしれません。しかし、雨のヒガンバナというのもまた味があるかもしれないと考え直し、ちょっとだけ出かけてみました。




雨とヒガンバナ




雨とヒガンバナ



ざんぶりに近い中での撮影です。ちょうど道路工事をしている横でした。雨の中働いている人たちの横でカメラ遊びをするのは心理的抵抗がありました。なのでできるだけ急いで撤収しました。




雨とヒガンバナ



ヤフオクでゲットしたばかりのニッコールオートSC50mm1.4です。SCではないSのほうを今まで使っていましたが、SCはコーティングがすこし進化しているらしく、どのくらい違うのかを知りたくて入手しました。しかし、raw現像をしてしまうと、違いがまったくわかりません。フィルムで撮った時には違いが出るのではないかと予想しています。





雨とヒガンバナ



私は絵が本当に苦手なのでカメラをやっています。しかしカメラは、そこにあるものをそこの光で撮るしかないので、本当に難しいなと思います。こんなのを撮りたいんだと必死に頑張ってその条件に出会うまで粘るというのも1つのやり方ですし、あまりそういうことを計画せずに、ブラブラしてその時出会ったものを「おっ」と言って撮るのもよし。どちらを選んでもいいし、気分で使い分けてもいい。人の生き方にも通じるものがあるなぁと、とりとめもなく考えておりました。

橋の上からの風景 その2

とりおたです。
台風が連続してやってくるので、長いこと青空を見ていません。そこで以前ボツにした写真を眺めていたところ、案外悪くないのではないかと考え直し、掲載することにしました。




橋の上からの風景




これは、ボロボロのジャンクレンズ、ニッコールオートH50mm f2です。H autoと、より進んだコーティングのH.C. autoという二種類があり、わたしはもっぱら安く手に入る、Cのないレンズを集めてきていました。コーティングなんてものはそんなに関係がないだろうとタカをくくっていたのです。ところが、最近フィルムでもたくさん撮っていて、どうも発色がよくないなといつも感じていました。マルチコートのCつきのほうがよいのではないかと最近ジワジワ気づきつつあります。


デジタルで使う分には、raw現像で色補正をしていくので、そんなに欠点がわかりません。フィルムで撮るとレンズの発色特性がもろに出るのかもしれません。(フィルム自体の発色もありますので見極めはなかなか難しいです) いや、デジタルでも、コーティングがちゃんとしたレンズはより色乗りがこってりしていたように思います。



古いレンズにこだわるのもいいのですが、新しいものを試すことも必要なのかもしれないなと思いました。



橋の上からの風景


ほぼ同じ場所から広角で撮りました。こちらのレンズもCのマークはないのですが、レンズを覗き込むと、青い感じの色で、もしかするとマルチコートなのかもしれません。あきらかに色が違います。



古いレンズがだめということではなく、どんな絵にしたいかで使い分けるといいのでしょう。くすんだ色が欲しいときもありますので。



田んぼ



時の経つのは速いもので、ついこないだこれを撮ったと思ったら、もう稲刈りが始まっています。







まだまだ夏のようでいて、すこしずつ秋に近づいている雰囲気を表現したかったものです。などとかっこつけたところで、ただの雑草の写真には違いないのですが。



橋の上からの風景
橋の上からの風景 北海道編

過去記事のリンクです。北海道編はiPhoneでの写真です。

雨上がりのコスモス

とりおたです。
コスモスには、一般的には三色、白、ピンク、赤紫の色があります。そして、もしかしたら土の状態が関係あるのでしょうか、ひとつの花に二色入ってるやつがあります。早川町にそういうのが群生していた頃、毎年秋になると通っていました。かなり良いものが撮れましたが、その頃のネガが一枚も残っておりません。再び撮りたいと思っても、今いくとかなり環境が変わってしまったのか、期待したような花はありませんでした。やはり、本当に風景は一期一会であり、次また撮ればいいやというものでもないなということを実感しています。



がっかりして過ごしておりましたら、なんと家の近所に、二色のコスモスを発見しました。



コスモス



雨上がりというタイトルにしちゃいましたが、正確には、まだ小降りの中で撮っており、カメラを壊してしまうのではとヒヤヒヤしながら撮りました。




コスモス



コスモス



EOS-1Dなので、一応防塵防滴になっているそうなのですが、10年前の機種なので、ゴムパッキンなどもおそらく弱っていて、土砂降りになったら、たぶんひとたまりもないでしょう。雨が強くなってきたため、あわてて退散です。




雨


ちょっとだけ雨が降ってる感がでているものが撮れました。

ローライフレックス スタンダード 使い方

とりおたです。
ローライフレックスもローライコードも、時代時代でいろいろなものがあり、それぞれにたいへん魅力的です。新しい世代のものほど使い勝手もよくなっていますから、初めて二眼レフを使ってみよう!という場合、新しい世代のローライのほうが楽ではあります。しかし、新しいものほど高価になってしまいますから、試しに使ってみたいという場合、値段も手頃な旧型ローライはどうでしょうか。今回ご紹介するスタンダードは、80年程前のものなので、売られているものの状態もほんとにさまざまです。なので選び方も難しくなってしまいます。これで正しいのかはわからないのですが、私がやっている選び方を書いておきたいと思います。



選び方

田舎住まいのとりおたの場合、なかなか大都市部にあるような、大きな中古カメラやさんに行くのが難しいため、いつもヤフオクで買っています。出品されている方がカメラに詳しいとは限りませんから、価値もわからなくて捨値で出してくれることがよくあります。私の場合は、あとから修理に出すことを前提に、汚ないものを好んで選んでいます。ほこりがかぶっていたりするということは、内部が錆びているリスクはあるのですが、素人分解されていない可能性が高いと考えるからです。そうしますと、内部パーツが抜かれていたりする可能性も低いであろうと。現物を確認できない以上、リスクはありますので、参考程度に聞いてください。


高くてもしっかり整備されているものを選ぶというのも1つの考えです。ヤフオクでもそういう出品者さんもいらっしゃいます。私も可能ならそうしたいのですが、なかなか余裕もないのと、下手をすると捨てられてしまうような個体をできるだけ救出したいという考えから、ボロいやつを選んで買っています。



基本事項


ローライフレックス スタンダード


赤い矢印方向にレバーを動かすと、シャッターがチャージされます。青の方に動かすとシャッターが切れます。シャッタースピードは、T(タイム)、B(バルブ)、1秒、1/2秒、1/5秒、1/10秒、1/25秒、1/50秒、1/100秒、1/300秒から選べます。後期型ですとこれに1/500秒が加わります。T(タイム)とB(バルブ)については、シャッターをチャージせずに、そのままシャッターを切ります。Tは、一回シャッターを切るとシャッターが開き、もう一度シャッターを切るとシャッターが閉まるものです。Bは、シャッターを切ったまま抑えている間、シャッターが開いていて、手を離すとシャッターが閉まります。ともに夜景を撮るときなどに使います。私の個体はどうもここの具合がよくなく、Tでシャッターを切ると、開いたまま、戻ってくれない時があります。

シャッタースピードは黄色の方で、絞りは緑の方で動かします。



フィルムの入れ方


さっそくフィルムを入れてみましょう。






今回は感度100のフジクロームベルビアを使いました。シールをはがします。




















ここまできたら、ちょっと巻き上げてふたをします。ふたをしたら、赤窓を開けて








数字の1が出るまで巻き上げて行きます。この時代のローライは、グルグル連続して巻くことができません。あるところで巻けなくなりますから、戻して巻いて戻して巻いてを繰り返してゆきます。







こんな風に矢印も出てきます。まだまだです。







この丸印が、巻いていくと、順に小さくなっていきます。そうするとかなり近づいていますので、巻きすぎないよう気をつけます。






めでたく番号1が出たら赤窓は蓋をして閉めておきます。



赤窓を閉めたら、最後にやることがあります。
フィルムカウンターがめちゃくちゃな位置にきてしまっていますから、ボタンを押して、1を出さないとなりません。






10という数字が見えます。そのななめ上のボタンを押します。そうするとスコンと音がして






これで撮影の準備が整いました。





露出決定


撮る際には露出を決めなければなりません。80年前のカメラですので、露出計はもちろんありません。露出計を購入するか、スマホの無料アプリで露出をはかるか。スマホアプリの方については過去記事を参考にしてください。

スマホアプリの露出計


今回は、古いペンタックスの露出計を使って見ました。




ペンタックス スポットメーター


光を測ったら、14という数字だったというときに、目盛りを14に合わせますと、その明るさにおけるシャッター速度と絞りの関係がずらっとわかるようになっています。今回は感度100のフィルムを入れましたから、感度は100に合わせてあります。
そうしますと、

シャッター速度 1/500 絞り 5.6
シャッター速度 1/250 絞り 8
シャッター速度 1/125 絞り 11
シャッター速度 1/60 絞り 16
シャッター速度 1/30 絞り 22

この辺りから選ぶということになります。絞りは数値が大きいほど、たくさん絞りこまれて、光の通り道がせまくなります。今回はコスモスを午後に撮ったため、風でぶれるのをなるべく防ぎたいため、シャッター速度が速いほうがよいということで、1/500, 絞り5.6で撮っています。デジカメなどではこのあたりの計算をカメラがやってくれているということですね。



露出が決まったらカメラにセットしておきます。
2つついてるレンズの、上のほうのレンズのそのまた上に、シャッタースピードと絞りの数値が見える窓があります。







撮る


ここまでできたら、被写体にむかってピントを合わせて、シャッターをチャージし、シャッターを切れば、一枚撮れています。このカメラはシャッターチャージと、フィルムの巻き上げが別々なので、ぼーっとしていると、巻き上げを忘れて同じコマに二枚撮ってしまい、亡霊のように二重に写ります。これをあえてわざとやるという場合にはこのカメラは便利です。通常は、巻き上げを忘れないように、一枚撮ったらすぐ巻くというふうに決めておくのがよいかと思います。巻き方ですが、






黄色の方向に巻きます。巻けなくなるところまで巻いてください。ゆっくりと巻いたほうがよいです。
止まるまで巻いたら、逆方向に戻します。そうして見ると、カウンターが1つ進んでおり、いま、何枚目の撮影なのかわかるようになっています。



おおまかにはこれでよいのですが、なにぶん古いカメラです。昔のフィルムの方が裏紙が厚かったそうで、このカウンター通りに巻き上げていると、写真のコマとコマが重なることがあるようです。なので、巻き上げ終わって、ハンドルを元の位置に戻したら、ほーんのわずか巻き足してやって、撮って行くといいようです。ローライコードですと、古くてもそんなことはなく、気にせず普通に使って大丈夫でした。



撮り終わったら



12枚撮り終わったら、ひたすら巻き巻きして、上側のスプールにフィルムを完全に巻き取ってから、ふたを開けます。






こんな感じになっています。






こんなふうにシールで止めて、できるだけ早く現像に出します。



実写結果




rolleiflex standard




rolleiflex standard




rolleiflex standard




rolleiflex standard


一枚目と三枚目は、接写レンズをつけていますので、本来のローライの限界よりも近接して撮れています。ローライ純正のものは高価なので、国産の代用品を使いましたが、大丈夫のようです。フードもこの時代の純正のものはなかなか入手が難しいです。見つかっても高価なので、私はやはりフードも国産の代用品です。ヤフオクなどで、28.5センチ
かぶせフード と探すと安いものが見つかると思います。



この時期のローライコードについても以前書きました。よろしかったらご覧ください。
ローライコード 使い方
ローライフレックス スタンダード
ローライフレックス スタンダード その2