とりおたです。
桜は、あっというまに散っていくものなので、少し無理して、天気のいいときに夜桜も撮っておこうと
ひさしぶりに夜の撮影に出ました。
感度400にしたのは失敗で、すこし画像が荒れています。初期のデジカメなので仕方ないでしょうか。
まあ、この荒れのおかげで幻想的な感じが出たかもしれません。
絞りを大きく開けるほど、にじみが大きくなり、このように輪っかが大きくなるようです。なにか花火のような感じになりました。実際に見えた景色とは随分違ってしまいます。
開放絞りではこうなってしまいます。
イメージ的に、山下清さんの描く花火の絵を思い出しました。
タイトルを英語にしたのはカッコつけたのではなくて、"ベリート" という言葉がマイナーすぎて、検索からはほとんど入ってこなく、あまり見てもらえないのが少々残念なため、英語にしておけば海外のどなたかが見てくださるのではないかとの考えです。
ブログを始めたばかりの頃は閲覧の大半が海外の方でした。不思議な現象でした。
棚の奥でほこりをかぶっていたリンホフテヒニカが一気に主力になってきました。これからさらに活躍してもらいます。
city lights through wollensak verito
葉桜
とりおたです。
昼間も働くようになり、のんびりちんたら撮影というのができなくなりました。ブログも続けられないかなとあせっておりました。
しかし、通勤を自転車にすると、途中で適当に撮影ができることに気づきました。止まって写したりしていると時間を食うので、早めに出発です。
自然の中まで出かけていかないと撮影できないという固定観念に縛られていました。そこらへんの風景をこれからは撮ります。
久しぶりにSketchGuru
とりおたです。
写真を絵に変えられるアプリがあって、水彩画や油彩、鉛筆画などから選べて、初めは面白がっていっぱい使っていたのですが、そのうち飽きて使わなくなりました。
アップデートがあって、ああそういえばこんなのもあったな、と思い出し、ボロいカメラと鉛筆画が合うのでは?と、やってみました。
久しぶりにやると、おお、やっぱりいいなと。
これで遊ぶと、自分で絵を書いてみたくなりますね。
SketchGuru 画像加工アプリ
ベリートで桜
とりおたです。
近所の公園の桜が満開なので撮りに行きました。
すると、おじいちゃんたちが花見をやっていました。
そこで、遠く離れて写真を撮っていたのですが、なんと、そのすんごいカメラで是非撮ってくれと頼まれてしまいました。
大判カメラのリンホフの後ろにアダプターでEOS10Dをくっつけてあり、ほかの機材はなにもなかったので、超望遠レンズがついてる状態です。
これでは、大人数の記念写真を撮るのは難しいです。また、撮った写真をおじいちゃんたちに渡すためには
まず、広角レンズを家に取りに帰り→公園に戻って写真を撮り→また家に帰ってパソコンで現像しUSBメモリーに入れて→写真やさんに持って行ってプリントし→また公園に戻って、写真を渡す
という流れになります。たのまれごとはあんまり断ったらいけないという考えで普段生活しているのですが、さすがにこれはたいへんだな、と考えて、おことわりしてしまいました。
まあきっと、そこまでめんどくさいもんだとは知らずに頼んでいますよね。だいぶ酔ってらしたようですし。
それで、そそくさ撮って退散してきました。
パソコンで見てちょうどいい明るさに調整すると、iPhoneで見たときに暗い感じがします。
こまったものです。
少し絞りを絞って写してみました。モヤモヤ感が減ってスッキリな感じが出てきます。それでも普通のレンズよりはずっとソフトですね。
このへんで、三脚を使うのがめんどくさくなりました。ここからは手持ち撮影に挑戦です。
あいにくの曇り空で、あまり色は鮮やかになりませんでした。その代わり、光が均等に回って、おだやかな感じになりました。ソフトレンズにはいい条件だったかもしれません。
ベリートで撮ったつくしんぼ
とりおたです。
チューリップを撮ったら、近くにつくしも生えてきていたので、これもふんわり撮ったら面白そうだな?と思い、カメラを向けてみました。
現像でいじったら、なんの絵だかわからないくらいモヤモヤになってしまいました。
撮ったままの方の写真も貼ります。
このほうが何を撮ったかはわかる感じです。
色彩的に、岩崎ちひろさんの絵本を思い出してしまいました。
このレンズは絞っていくとソフト効果が減っていくので、そういうのも試せばよかったのですが、面白がって開放ばかりで撮ってしまいました。今度はもう少し違う味を出せたらと思います。
ベリートでチューリップ
とりおたです。
たまたまお休みになったので、さらにベリートを試そうと、近所のスーパーの横にある公園に三脚を持って行きました。
撮影できるようになるまでに年数がかかりましたが、あきらめずにジワジワと必要なパーツを集めてきました。頑張ってみるものです。
ルノワールの絵のような雰囲気を出せますね。
リンホフテヒニカも大好きなカメラで、毎日これで撮りたいなという気持ちもありますが、フィルム代も極めて高価なので、いつのまにかお蔵入りしていました。
これからは出番が増やせそうです。うれしいです。
リンホフスーパーテヒニカ V
久しぶりにベリートレンズ
とりおたです。
ブログを始めたいなと思ってから準備期間が2年ほどありました。その最初の最初に購入したのが、アメリカのウォーレンサックという会社の作ったソフトレンズ、ベリートです。
以前も持っていたのですが、100年前のもので、カメラをいろいろ改造したりしなければ実用化できず、その費用が高額だったので、結局あきらめて手放したのでした。しかし、いま考えたら、あきらめずにじっくり、必要なものをいっぺんに揃えず、ジワジワと準備していけば実用化まで行けたのではないかと後悔しています。
そこで、ちょっと歳を取って、じっくりいくことを覚えたので、一気に必要なものを買わずに、ひとつ、ひとつ揃えていきました。
はじめはレンズだけ買いました。これをレンズボードにつけるためには座金が必要です。ヤフオクでヤマカンで買ってみたりすると、サイズが合わなかったり。サイズが合っててもピッチが違って入らない場合すらあるのだそうです。これは大変なことになったな。特注で作ってもらおうか、などと考えて、その前に相模原の有名なお店を訪れました。
そしたら奇跡的にぴったりの座金が見つかりました!今度はその座金を、ボードに取り付けないとなりません。自分でやろうかとも思ったのですが、大判カメラの加工を専門にやっているお店に依頼し、見事に美しくくっつけてもらいました。そのため東京に行き、そこで重い風邪になり、咳が止まらず眠れない状態で、ブログの最初の記事をアップしたのを今も思い出します。
このベリートレンズはかなり重たいため、取り付ける4×5判のカメラを木製のものを選ぶと、きっと強度的に無理だろうと思いました。やはりガッチリした金属のカメラで、レールの強度がすごく強いリンホフが欲しい。でも高いから無理だろうと思っていたところ、サビサビのひどいものが安く見つかり、なんとか入手できました。
これで撮影に行けるのかというとまだ部品がいるのです。もしフィルムで撮るのであれば、この100年前のレンズにはシャッターがついてないので、シャッターをどうにかしないとなりません。これはまだ今後の課題になっています。
もう一つの方法は、バックにデジカメをくっつけてしまう方法です。これはランニングコストもかからず、いいと思っていました。4×5カメラのバックにEOSのカメラをくっつけるアダプターをヤフオクで見つけ、それにさらにEOS用の接写リングをかませることにより、ついにこの100年前のレンズが実用可能になりました。
こんな様子になります。
このシステムを完成するのに苦節2年?いや3年かかっています。
これで近所の春の花を撮ってみました。
大判用のレンズですので、デジカメにつけるとかなりの望遠になります。
去年は、アダプターがなかったので、リンホフの後ろにレンズを外したEOSをそのまま構えて、適当に撮っていました。それですとピント合わせもままならず、ベリートの真価を引き出すことはかなり難しい状態でした。雑に撮った写真ばかりですが過去記事のリンクを貼っておきます。
ベリート8.3/4inch
ベリート その2
ベリート その3
ベリート その4
ちょうど桜が咲き出しています。間に合ってよかったです。