男の適当料理 ほうとう

とりおたです。
ひまじんなので料理をしたいと思います。ほうとうと言っても、本格的に自分で麺から打つ、なんてことはなく、スーパーで買ってきた麺をゆでるだけ。
汁のほうだけ作ります。





ごぼう 水にさらす

ごぼうを水にさらして


ほうとう作り

ニンジンを切り


ほうとう作り

豚肉を入れて煮ます。本来的には炒めてからなのでしょうか?まあ適当料理ですので。


ほうとう作り

ほうとうと言えば定番なのはかぼちゃですが、サツマイモが安かったので代わりにこれを入れてみます。煮崩れするから、あとから加えるようにします。


ほうとう作り

沸騰しましたら、あくをとって


ほうとう作り

すこし蓋を開けて煮ます。


ほうとう作り

このへんだな!というタイミングで、サツマイモを足してまた煮ます。


ほうとう作り

麺を別茹でにするのがとりおた流です。


ほうとう作り

麺を茹で始めてから、汁の方にお味噌を加えます。
いつも目分量なので毎回味が違います。


ほうとう作り

見た目は悪いですが味はなかなかです。ごぼうが、すこし硬かったので、もう少し煮れば良かったかな?でも、待ってられない人もいます。


これから寒くなる季節はこういうあったかいものを食べたいですよね。

山に持っていくカメラについて

とりおたです。
北岳から降りてきて二週間になりますが、まだ左足がしびれています。それだけ無理をしてしまったということでしょうか。


15年前に登ったときにはブロニカS2に交換レンズ3本持って登りましたので、まだ、そのくらいは背負えるというつもりでいました。ひさしぶりなので軽めにしようと、蛇腹のカメラ一台だけ持って登りましたが、それでもかなり重く感じました。


体を鍛えなおして、重いのを運べるようにするか。または今の体に合ったようにするのか。


体力が尽きてくると、いろいろ持ってきたことを後悔してしまうので、やはり数を絞って、精選して持っていかないとならないようです。





イコンタ三兄弟




蛇腹のカメラの弱点は、あまり近接して撮れないことです。最短がたしか1.5メートルくらいだったでしょうか。とにかく寄ってアップにするしか能がないとりおた方式には、あまり合っていなく、そのため持っていてもほとんど出番がありませんでした。


畳んで小さくできることから今回出番が出てきたわけですが、写りの良さにかなりびっくりしたので、一気に主役になってきそうな感じです。


写真の一番左は、6×9センチ判。8枚しか撮れない代わりに、高画質。


使いにくいところは、左手でシャッターボタンを押さないとならないところでしょうか。三脚に普通にセットすると、横位置になります。


真ん中は最近ゲットした、6×4.5センチ判の、スーパーセミイコンタです。16枚撮れます。


学生のころ、これがいいなと思いつつ買えませんでした。その当時は20万くらいだったでしょうか。


大きさ的に、小さいので出番があるのではないかな?と思って入手してみましたが、小さい割に案外ずしっと重いです。また、三脚に普通につけると縦構図を強制されてしまいます。そこが一番私には困るところ。


右側は今回北岳で活躍してくれた6×6センチ判のメスイコンタです。これが一番軽いようです。オーバーホールもしてあるので状態も一番よいです。


正方形ですので、縦位置横位置を気にしないで撮れるところはやはりいいですね。距離計が連動しておらず、距離を測ってから、レンズのほうのピント位置もいじらないとならないところは欠点かもしれないです。


と、いろいろ気になるところはあれど、小さくたためて、大きさの割に軽くて、たいへんきれいに写るというところは、欠点を帳消しして余りあるものだなと感じています。まさか、蛇腹がこんなに気にいるとは。


6×9のイコンタは、蛇腹のコンディションがよくなく、おそらく小さな穴は開いているものと思われます。ところが、蛇腹については調達できそうな目処が立ってきました。すぐには直せないですが気長に取り組んで、また詳しくレポートしたいと思います。


台風でやることがなく暇だったので一日中磨いてみました。サビがなかなか頑固で取れません。





スーパーイコンタ69




高山植物など、小さな被写体をアップにしたりしたいときは重いのを我慢して一眼レフを。そうでなくて遠景だけを割り切って狙うときは蛇腹のカメラを持っていこう。そんなふうに考えがまとまりました。


遠景しか撮らないなら、いっそのこと距離計もない方が軽くていいかな?


あとは露出計です。スマホの無料アプリでもかなりちゃんと計れたのですが、電池が切れた時に困りますから、やはり露出計は必要です。これも今出ているものはかなり軽量なようです。古いものにこだわるだけでなく、新しいものも取り入れつつ古カメラ道を歩いていこうと思います。






ニコンの純正現像ソフトを使ってみました

とりおたです。
先日アップした、ニコンD610の写真の画質がどうもよくないと思い、せっかく付属していたCDから、ニコンの純正現像ソフト、ViewNX2というのをパソコンにダウンロードして使ってみました。





nikon viewnx2
ViewNX2で現像





raw therapee raw therapeeで現像





露出補正もいじったので明るさが違います。純粋な比較にはならないかもしれません。というかなりませんね。


見比べて見たら、そこまで違わない様な気もしました。






viewnx2




viewnx2




なんかこの池の写真に関しては、純正ソフトがいいように思いました。





viewnx2




スマホでみるとあまり違いがわからないのですが、パソコンで見るとなかなか奥行き感があって、面白いです。これから研究のしがいがありますね。


はやく星を撮ってみたいのですがこれから台風です。家でゆっくりすることにします。

サンダー平山さんの思い出

とりおたです。
カメラを始めて間もない頃、露出や構図やカメラの扱い方全般にわからなかったので、いろいろな本を読んで勉強しました。


わからないのに月刊カメラマンなどの雑誌も毎月買いました。わからんのに読んでいると、不思議なことにだんだん用語を覚えたりして、読めるようになってゆきました。


そんなときにサンダー平山さんの書籍を手にとり、わかりやすくて面白かったので何回も何回も何回も読んで、ほとんど暗記するくらいに読んで、完全に頭に入ったと思ったので、新たにカメラを始めるという友人にあげてしまいました。


で、今、もう手に入りにくい。


そして、カメラから完全に離れていた間にサンダーさんがお亡くなりだったことを知り、ショックを受けました。


写真も文章も大好きだったので。


会ったこともないのに勝手に師匠と思っているサンダー師匠の教えによると、初めからいいカメラを持たない方がいい。中古のボロいカメラを使って、一生けんめいにうまく写るように頑張ったほうが上達する、とのことでした。


師匠の教えに従って、ボロいカメラばかり使っています。上達したかはわかりません(^^)


サンダー師匠は自らを写真機家と名乗っていました。そして、ガムを買うようにカメラを買ってしまうと。


最近わたしもガムを買うようにカメラを買ってしまっています。





スーパーセミイコンタ




スーパーセミイコンタです。インスタに貼ったところ、海外から「このカメラ持ってるよ!」というコメントを頂きました。と、話しがそれましたが


撮影のときに、長いあいだの訓練により無意識にやっている動作も、よくよく振り返ると、サンダーさんの本で学んだことがかなりの割合をしめています。今にいたるまで大きな影響を受けています。


なので、とても感謝しているのです。直接伝えることはもうかないませんが、できるだけいい写真を撮れるよう、がんばって恩に報いたいです。

ニコンD610を使って見ました

とりおたです。
キタムラさんで取り寄せたニコンD610が到着したということで行ってみました。


中古でも状態によりランクがあるようで、Bというのはいわゆる並品というのでしょうか?Aよりかなりお安くなっているB品です。そんなに期待していなくて見に行きました。


傷とスレがありますという説明を受けて、見てみると、私の基準ではどこにも傷が見当たりません。で、作動もバッチリでしたので、思い切って購入しました。


半年間、一生懸命働いた証として、ちょっとぜいたくしました。


初めにつまらないものを撮ってはもったいないと、わざわざ車山高原に出かけて見ました。





白樺湖付近




ニコンD610 白樺湖付近




とりおたのフルサイズ一眼レフデビューです。ちょっと型落ちですが、私には十分すぎるカメラです。





ニコンD610 車山高原




レンズですが、古いニッコールSオート50mm f1.4のAi改造してあるものをこの日のために用意してありました。このカメラに付けられるレンズは今の所、これ一本しかありません。


しばらくはこれでがんばります。





白樺湖ロイヤルヒルスキー場




白樺湖の、ロイヤルヒルスキー場です。なかなかいい感じの眺めでした。





八ヶ岳




右端にうすーく富士山が見えます。富士山完全に脇役。





ニコンD610 コスモス




帰り道、いい感じのコスモスがあったのであわてて車を停め、撮ってみたのですが、風が強く、でたらめにシャッターを切って、これ一枚だけちゃんと写っていたという次第です。


古いレンズではもしかするとこの高性能ボディを生かしきれないのかもしれないのですが、これからゆっくり研究して、いい絵を出せるようにしていきたいですね。


ビーナスライン その2

EOS10D その3 車山高原

車山高原つづき

同じ場所を撮った過去記事のリンクです。タイトルがいけなかったのか、ほとんど閲覧されていないので、もしよろしければこちらもご覧になっていただけると嬉しいです。

北岳を撮ったフィルムが返ってきました なら写真クラブさんありがとう!

とりおたです。
待ちに待ったフィルムが返ってきて、あわてて見てみると、まずは夜景が露出ミスで全滅。


まあ、これは、ある程度予想していたのですが。夜景に関しては自信があったのですが、完全に初心者に戻りました。謙虚に一から学び直したいと思います。


ポジを二本、ネガを二本の合計4本撮りました。ネガはコダックのポートラ160。ポジはフジのベルビア100でした。


ポートラは柔らかいフィルムなので、遠景がすこしもっさりするようです。しかし、それがいい味を出してくれています。次はエクター100を試してみよう。


それではネガのほうから。





広河原から見た北岳




さあこれから頑張って登るぞ!という気持ちと、あんな上まで果たして行けるものなのかという不安を同時に感じました。





北岳 樹林帯




樹林帯で、休み休みこうして写真を撮りました。
撮影に使ったのは、メスイコンタという、昔の蛇腹のカメラです。


メスイコンタ

メスイコンタ復活

メスイコンタについて書いた過去記事です。


このカメラは、有名なスーパーイコンタとは違い、非連動距離計なるものがついています。ライカのように距離計の窓をのぞいて、ピントを合わせたいところの二重像を合致させたら、目盛りが何フィートになっているかを読み取り、レンズの目盛りも同じに合わせてあげないとならないのです。


素晴らしい被写体に出会って、焦っている時など、特にこの、せっかくとったピントをレンズに反映させずに、そのまま撮ってしまうことがよく起きます。


今回は、はるばる時間をかけて登っていますので、細心の注意を払ったところ、きちんと葉っぱにピントが来ています(^^)





北岳 樹林帯



自分がその時感じていた遠近感、山の大きさ感。そんなようなものが、かなり正確に残っていると感じます。


実は、二眼レフに比べ、蛇腹のカメラがあまり好きでなかったのです。理由は、ちゃんとスクリーンでピントを合わせて、「おお きれいだな」と感じながらシャッターを切りたいと思っているからです。


蛇腹カメラの素通しの窓からだと、撮っているときの手応えがなく、ちゃんと撮れているものなのか不安になります。


それでもこの軽さにひかれて、山まで連れてきたわけですが、これは大正解だったと思います。メスイコンタはとても軽く、計ってはいないですが持った感じ、ローライ35と同じくらいな重さだと思いました。同じ重さでより大きなフィルムを使えるならこれがいいかな?と、あまり慣れていないのに持ってきてしまいました。





北岳 樹林帯




露出計で計ったところ、シャッター速度が10分の1秒でした。三脚を出そうか迷ったのですが、めんどくさくなってそのまま手持ちで撮りました。


案の定ブレブレになりました。ところが怪我の功名、モザイク画のようなきれいなブレ方になったような?


ポジで撮ったものはスキャンを頼むのを忘れて、現像のみで戻ってきましたので、半年ぶりぐらい?に自分でスキャンしました。押入れからでかいスキャナーを出してきて、ほこりをはらって、やってみました。





北岳の稜線から夕日




スキャンがなかなかうまくできません。原盤は、もっとずっときれいです。


今回の撮影で、メスイコンタについているノバーというレンズの底力に本当に驚かされました。


鋭さのなかにごくわずかな柔らかさ。なにか気品のようなものを感じる美しい描写です。こんな風に撮れたらいいなと思っていて、なかなかそのイメージ通りにならないことがほとんどですが、今回はいい意味でイメージ通りにならなかったというか、イメージを超えてきたいい描写でした。


これはもっと出番を増やさなければ!


そして今回お世話になったのが、


なら写真クラブ


さんです。愛読させて頂いている無題の写真で、Myrrhさんが紹介していらした現像やさんで、ずっと気になっていて、ついにお願いすることができました。


たいへん美しい仕上がりで、素敵な思い出を残してもらえました。なら写真クラブさん、ありがとうございました!またよろしくお願いいたします。


あ、シャッターのいかれていたこのメスイコンタを完全復活させてくださった、道東カメラサービスさんにも感謝申し上げます。おかげさまで納得いく写真が撮れました。

ニコンD610を注文しました

とりおたです。
星を撮る用に高感度の強いカメラを探して、ニコンD750がいいのではと思いましたが、やはりかなり高額になるので、悩んだ末にそれより旧型の、ニコンD610というのを試してみようと決心しました。


いつものヤフオクではなく、カメラのキタムラの中古です。


キタムラさんでは、全国のキタムラの在庫から、中古を探せて、これがいいなと思ったものを自分の近所の店まで取り寄せることができます。


そして、着いたら、見に行って、気に入れば買う。気に入らなければキャンセルもできるという。


これは、ヤフオクよりずっと、買い手側に優しいシステムです。中古といえどかなり高い買い物なので、見ないで買うのはやはりおそろしい。


ですのでこれはかなりたすかります。できるだけお店に迷惑かけないようにしたいですが。


しらべたら、ニコンD750はexpeed4という映像エンジンを積んでおり、D610のほうはそれより旧型の、expeed3なのだそうです。新しいエンジンの方が高感度のノイズをより少なくしてくれるということで、それだったらD750の方が確かによさそうなのですが。


しかし、フォトヒトなどで作例を調べてみますと、D610も私には十分きれいに見えました。


あとは、ノイズに関しては、raw現像をさらにこだわってやって、そこでカバーできればと思っています。


D610が来たら、レンズは50mm一本しかありませんが、それで星を撮りまくりたいです。とても楽しみです。

登山靴の手入れ

とりおたです。
見やすいように字を大きくしてみました。


北岳を二日間歩き回って、靴のほうもさぞかしくたびれたことでしょう。サイズが小さいせいであちこち痛くて苦しかったとは言え、それは靴のせいではありません。


靴なしで仮に裸足で行ったら、痛くてとても上まで行けませんし、下ることも無理です。一応、長い道みち、足を守ってくださってありがとう(^^) という気持ちで、ちゃんとお手入れしてあげないと。





マインドル 登山靴




相当汚れています。あちこちにひっかかって出来た傷も目立ちます。





マインドル 登山靴




穂高の方の有名な登山用具やさんで提唱されているお手入れの仕方を動画で見ました。しかし、近所の店では道具が揃わなかったため、その方法を、参考にしつつ工程を省略した、とりおた方式のお手入れです。





マインドル 登山靴 洗う




はじめは、革に水をつけるなんて!と思いましたが、水で洗っていいということなので水でバシャバシャ洗って、そのあと革用洗剤をつけて洗います。





マインドル 登山靴 手入れ




そのあと、ワックスを塗りたくって、陰干しにします。





マインドル 登山靴




ゴミを散らかしてあるところで撮らなければよかったですが、ブラシで磨いて、靴紐も洗濯して乾かして、また元に戻したところです。


アンティークな風合いが、古い二眼レフに通じる良さがあって、気に入っています。でも痛いので悩みます。インソールを薄いものに替えて、紐の締め方を工夫して、もう少し悪あがきしてみようかなと思っています。

登りよりもしんどい下り

とりおたです。
ご来光も撮って(ちゃんと写ってるのかはわかりませんが)お弁当を受け取り、お世話になりました!と挨拶をして小屋をあとにします。


一泊と夕食朝食、お弁当までつけて9700円です。めちゃくちゃ不便なこんなところでやっていることを考えたら、すごい格安なのではないでしょうか。


問題は、山頂を目指さずさっさと下山する場合でも、少し登らないとならないということです。


その分岐で、そのまま下山するか、山頂に立ってから肩の小屋側から下りるか。


同じ道も飽きるなと思ったのと、肩の小屋側のほうが歩く距離が短いのではという感じがしたので、そちらを、目指します。


稜線上は風が強く、写真を撮ると、iPhoneを吹っ飛ばされてしまう気がしたので、とりあえず写真を撮らずに、また一歩、一歩、ふうふういいつつ登ってゆきます。


風向きが、山側に吹き付ける方向でしたのでまだ助かりました。体力のない私は、道々休憩したいのですが、風が強いのですぐに体が冷えてしまい休むこともままなりません。


仕方ないので、超スローで登ることに。


登山の本が好きでよく読んでいました。山の上では軍手1つでもとても貴重。というのを思い出しました。風で軍手を飛ばされるだけでピンチになると。


手袋がなくてもまあ耐えられる程度の寒さでしたが、岩につかまることも多いため、素手ではないほうがよいと思ったので、手袋を飛ばされないよう特に注意を払いました。


これを読んで北岳に行ってみよう!と思った方は、夏でも手袋を持っていくとよいかもです。


一歩一歩ため息をつきながら動いていますと、この寒い中をひょいひょいと軽やかに登ったり下ったりしている人達に出会います。「これから、間ノ岳まで行くんですよ。」そしてさっそうと歩いてゆきます。


間ノ岳、行ってみたかったな。


でも、最短でふもとを目指しても、最終バスに間に合うか不安でした。とにかく今日は無事に帰ろう。


そんな状況でも富士山があまりに美しいため、蛇腹カメラのメスイコンタを取り出し、数枚撮りました。


そして普通の人の二倍くらいの時間をかけてついに山頂に。





北岳山頂




過去4回北岳に来ていますが、最後の4回目は、11月2日に登ったのです。道が所々凍っていて、肩の小屋までは、氷を避けながらなんとか登れましたが、そこから山頂までの道は岩が凍ってツルツルになると手に負えないと思い、そのまま小屋からの下山でした。


なので通算4度目の登頂です。


あんまり嬉しくなかったのは、帰り道の心配があまりに大きかったからかもです。


あんまりのんびりせずに下を目指します。





北岳山頂から




こんな感じの道を下りてゆきます。風はだいぶ弱まってきました。


下りでもかなり汗をかきます。山小屋で、2リットルのペットボトルに満タンの水を頂いてきています。


ガブガブ飲みたいですが、それをやるとすぐなくなるので、ちょっとずつ飲みます。


一歩一歩下りるうちに、ああこれだったら、今日は大丈夫そうだな。と思って、気楽に下りることができました。


そして肩の小屋に到着です。





肩の小屋 富士山




雪が積もった富士山も、もちろん素晴らしいのですが、こうやって高い山から見て、青空と一緒に青くなっている富士山もとても好きです。


これは下界では見ることができません。


肩の小屋の外にあるベンチで少し休憩です。





マインドル 革登山靴




だんだんとつま先が痛み出しています。


ヤフオクで中古で買って、ちょっとサイズがきつかったこの靴。大事に手入れをして履いていますが、サイズだけはいかんともしがたく、ここへ来て一番大きな不安となりました。


三つ峠くらいの山ですと、多少痛んでも、痛いなと思う頃にはもう下山できている感じでしたので、ほぼ問題なかったのですが、これだけの長い距離と傾斜があると、やはり厳しかったということでしょう。


一歩歩くごとに激痛。


4回目の北岳登山で使った靴が素晴らしく、この急な下りを軽やかに下りて、どこも痛みを感じないというものでした。


写真を一度やめたときに、写真をやらないなら山にも登らないと、オフハウスに出してしまいました。


カメラを処分したことには後悔はないのですが、この靴を手放したことだけは今でも悔やんでいます。イタリア製の靴だったようですが、会社名まで覚えていません。


とくに衝撃吸収が素晴らしかったですね。


あの靴があれば。そんなことばかり考えてしまいますが、今はこの靴と、この体だけでなんとか下りないとなりません。


とにかくゆっくり下りることだな。バスは最後のやつに間に合えばいい。そう腹を決めて下り始めます。





肩の小屋から下山




肩の小屋からしばらくは、傾斜のあまりない道が続きます。ここ、のんびり歩けてとてもいいな。


そして眺めもなかなかいいです。





甲斐駒ケ岳




甲斐駒ケ岳。ここもいつか登ってみたいです。黒戸尾根から登ると、北岳以上の難度だと聞いています。広河原から北沢峠経由だと、そんなに苦しまずに行けると。


体力もないくせに黒戸尾根から行きたくなります。





仙丈ケ岳




仙丈ケ岳です。iPhoneで撮ると実際よりコントラストがついてしまい、雲の影がだいぶ実際より暗いです。想像で補って見ていただければ。


のんびりいい景色を堪能しながら歩いていると、急な下りに突入です。


つま先が痛いので、長く歩けず、しょっちゅうリュックを降ろして休憩です。


山頂付近が寒かったため厚着をしていて、それが邪魔になってきましたので、ゆっくり着替えをしてくつろいでいたら、下からすごい勢いで登ってくるお兄さんが。


「こんにちは!いやー いい景色ですねぇ!」「すごい元気ですね!」「いや、カラ元気っす!この山きついっす!」そしてまた元気に登ってゆきます。


ここは、ツワモノたちが集まるところですね。
今日もテントを背負って行く人たちにも出会います。


すごい。


がんばって下ります。




北岳からの富士山




富士山の下の部分は紅葉して、杉の木と紅葉した木々が混ざってとても美しいのです。が、スマホの写真ではそれを出せませんでした。


さらに下ってゆくと富士山は見えなくなります。


そこから痛みがさらに増してきました。





北岳




これは、靴を脱いで休憩しているときに見えた光景です。


ふうふう言いながらおりてゆくと、遠くに雷鳥が見えました。





雷鳥のように見える枝




写真ではわかりにくいかもですが、画面中央に雷鳥らしき鳥が見えますでしょうか。


なんで動かないんだろうと不思議に思いつつ近づいてみたら、なんと雷鳥っぽい木の枝でした。


近くの写真も撮ろうと思っていたのですが、ころっと忘れました。


この辺から痛みが限界を迎えたため、靴を脱いで考えこみます。


ん?もしかして、インソールを抜いてみたらどうかな?スペースができる。


早速インソールを抜いて、また歩き出します。


確かに、つま先の痛みは軽減しました。(全く痛まないということではないですが) しかし、今度は、衝撃が吸収できないため、足の裏が痛くなります。


20代の時に椎間板を痛めたため、今でも長時間立っていると足の裏がしびれてきます。それのせいもあるのですが、足の裏の痛さの方がつま先の痛みより勝っている感じが。


しかたなくまたインソールを戻し、休み、休みしながらどうにかこうにか白根御池小屋までたどり着きました。





白根御池小屋付近




小屋付近で撮ったものだと思います。このへんはもう、無事にたどり着くことしか頭になくなってきました。


行きの乗り合いタクシーで一緒になった方がサクサク先に降りて、ちょうどお昼を、食べ終えてこれからふもとに向かうところでした。


「足が痛くて下までいけるか不安なんです」「大丈夫ですよ あんな高いとこまで行ったんだから」そんな会話をして見送りました。


山小屋で用意してもらったお弁当を頂きます。海苔巻きと、いなりずしですね。あわててパクパク食べて、なんとか2時台のバスに乗れるようにと思って歩きます。


樹林帯は傾斜がきつかったなと登りで思ったので心配でした。しかし、岩場よりは土のほうが着地のショックが若干小さいので、おっ!これはいけるかも。と思ったのもつかの間。


歩いて行くと痛みがさらに増し増しです。


ここで足りない頭を駆使して考えます。


つま先に重心が行っちゃうから、当たって痛いんだよな。無理あるけど、かかとから着地したらどうだろう。


まあ、痛まないわけではないですが、多少ましです。しかし傾斜が急なため、そのあとずるっと行ってどうしてもつま先に当たってしまいます。


休み休み考えます。そして思いついたのが


必殺カニ歩き作戦


スキーのときに、スキー履いたまま斜面を登るときに、スキーを横にしてカニ歩きして登る登り方があります。この動作で下ってしまう。


つま先に体重がかかりにくくなるので、多少楽なのではないかと。


何このオヤジはカニ歩きしてるんだろう?バカなのか?と思われても別にいいやと思いながら歩いていましたが、そもそも火曜なので人が少ない。


問題の痛みですが、カニ歩きでも全く痛まないわけではないですが、5分持つ感じです。


カニ歩きで頑張り→足がしびれたら座って、しびれが回復するのを待つ→またカニ歩き


このサイクルで、徐々に徐々に高度を下げて行きました。


痛みに耐えるだけで、本来楽しいはずの山登りを、難行苦行にしてしまったな。と後悔が押し寄せてきます。


でもブログのネタになった面もあります。


もう痛くて限界!と何度も思いつつ、だましだましおりてゆき、もうほとんど下りたというところで、さっきの元気なお兄さんが快速で降りてきます。


「あれ?さっき会いましたよね?」と声をかけると、もう記憶がないとのこと。「上まで行って一気に降りてこられたのですか?」「はい!この山初めて登ったけどきつかった」


そうおっしゃいますが、この速さで日帰り登山。


おそろしい。


やはりここはツワモノの集う場所ですね。


あ、樹林帯で、一枚だけ撮りました。





北岳 樹林帯




快速お兄さんと乗り合いタクシーで楽しく話をしながら帰りました。なんと、もっともっとツワモノがいるんだそうです。


「俺、前に北岳に来た時、雪が積もってて風も強くてさ。こんなとこ突っ込んでったら危ないと思って、撤退することにしたの。そしたら、すごい量の荷物を背負って、雪降ってるのにTシャツで、身体から湯気出しながら登ってくる人がいるの。


で、これから俺縦走だから。雪があるけど、12本があるから大丈夫だ って言って一人で登ってくんだよ」


「あーそういうのを山バカって言うんですかね」


どんなに体を鍛えても、きっと同じにはなれないでしょう。でもそんなすごい人に憧れる気持ちはありますね。


とってもとってもきつかった北岳登山。辛い時は、なんでこんなとこに来てこんなことやってるんだろう?という気持ちになりますが、帰ってくると、楽しい思い出ばかりが蘇ってきます。

北岳山荘

とりおたです。
遅くなってすみません一泊お願いしますと受付のお姉さんに言ったら、そこの用紙に記入をお願いしますと。


疲れすぎて字がまともに書けません。


そして鼻をたらしながら部屋に案内されます。


なんと、こんな遅くに着いたのに夕食オーケーだそうです。もちろんお願いします!


必死だったので写真を撮るのを失念しておりましたが、サバの味噌煮、肉じゃが、あと野菜がいろいろついています。筋肉を破壊しまくったあとなので、たんぱく質が摂れるのはとても助かります。


疲れた体にしみわたります。極上のお味でした。


食べて、ふとんをしいて横になると、さすがにもう何もできなくなります。あ、山頂付近でブログ更新ってやってみたかったんだよな。


それで記事を書きました。


15年ぶりの北岳は、想像を、はるかに超えてきつかった


記事を書いたらiPhoneの電池が一気に減りました。
こんなこともあろうかと、モバイルバッテリーを持ってきたよ!


ところがお約束通り、電池は持ってきたけどケーブルを忘れて、使えませんでした。


まあ、山に行くのに登山靴を忘れて、諦めて帰ったこともありますから、このくらいは仕方がない。


忘れまくる


少し寝たら元気になった(気がした)ので、外に出て夜景の撮影です。


月明かりに照らされた富士山が、雲につつまれてふんわりとたたずんでいます。これをヤマカン露出で撮り、北岳と星もまたヤマカン露出で撮って戻ってきました。このへんはiPhoneでは撮れなかったので写真は無しです。


ここでニコンのD750があったらすごいことになりそうですね。


過去4回北岳に登っており、4回とも山小屋では高山病による頭痛と吐き気に苦しめられています。ところが今回は、10時間もかけて登ったせいなのか、高度順化がうまくいったということなのか、ごく軽い頭痛で済みました。


逆に疲れすぎて、眠れず、考えるのは翌日のことです。一番不安なのが、帰りに、きつい登山靴でつま先が痛むのではないかということでした。あとそもそも体力的に下までちゃんと戻れるのか。


そんなことばかり考えて、2時間くらいしか寝ていません。そしたら部屋の電気がついたので、見てみると朝4:00。


さすが山の朝は早いな。荷物を整理して、朝焼けの撮影の準備でもしよう。


朝食は、焼きシャケと、野菜と、ウインナー入り卵焼き。事前にネットで調べていた通り、お魚主体のメニューなようです。


カップルで来ている若い二人のうち、男性が、ご飯を山のように盛って食べています。なんでも、一食に2.5合食べるのだそう。


食べ終わる頃には富士山がいい感じの色になりました。これは撮らなければ。





北岳山荘 夜明け




iPhoneでは露出の調整ができず、オーバーになってしまいます。これはしかたがない。


帰り道は、北岳山頂を踏んでから、肩の小屋方面に降りて、そっちルートで帰ることにして、登り始めました。





北岳




北岳山荘に泊まったからこちらの角度からの北岳を見ることができました。初めて泊まりましたが、快適な宿で、くつろぐことが出来ました。スタッフのみなさんありがとうございました!


土曜の夜なんかはかなり混むようです。可能なら日をずらして行けば、快適に楽しめると思います。



きつかった北岳の続き

とりおたです。
混雑を避けようと、日曜月曜ではなく、月曜火曜の一泊二日にしました。すると、日月で登っていた人たちが大量に下山してきます。


みなさん礼儀正しいので、「こんにちはー」と声をかけてくれます。ただ、登りでしんどくてきついときに何百人にこんにちはを言うことになります。


これは地味にきつい。


でも、山ではいつ誰にお世話になるかわからないですからね。ちゃんとしておかないと、とは思うのです。思いつつ無愛想になってしまいました。この場を借りておわびします。


年配の方達もすいすいと登ってゆきます。私のように一歩歩いては休み、一歩歩いてはため息をつき、という人はいなかったです。


サイズの合っていない革の登山靴が当たり、かかとが常に擦れてきます。朝8時頃から登り出して、今2時か。日没までに山小屋に行けるのか微妙なところになっています。


そのときちょうど、北岳バットレスが見えましたが、晴れていた空が曇り、巨大な岩壁がなんとなく恐ろしく思われました。


それでも15年ぶりの北岳、すごい迫力で迫ってきます。


必死に登るうちに、午後2時を回りました。私の後ろから登ってくる人はいない模様です。










前回も貼ったこの写真。肉眼で見るとこの巨大な岩壁が、人を寄せ付けないような怖さを感じさせました。


つわものは、ここをロッククライミングするんだ。
信じられないな。


このあたりで、撤退という考えが浮かびました。山小屋までたどり着けそうにないと。


ところが、帰るには高く登りすぎてしまっています。一歩歩くごとに痛む足をひきずって、このきつい傾斜の下りを下る。最後のバスに間に合わないかもしれない。というか確実に間に合わない。


すると、車で30分以上かかるところを、さらに歩くことになります。なかには長〜いトンネルもあります。そこを夜に抜けるという。


登るしかないみたいです。もうほんとに、近い目標を立てて頑張る。あそこの岩まで行ったら休憩。そんなことを繰り返し繰り返し、登って、はしごがたくさんなエリアに来ました。





北岳 八本歯の付近




ここへ来て、登りで大量にかいた汗が冷たい風に冷やされて、またそれが不安をあおってきました。


それでも休み休み登っていくと





北岳 八本歯




北岳稜線からの富士山




毎日見ている富士山ですが、こういう高いところから見るとまた格別です。


しばし座り込んで、ゆったり眺めました。


しんどくてしんどくて、ほんと何しに来たんだろう。と後悔ばかりだったのですが、ここでテンションあがりました。


すると、男女二人組みの人たちが、ぐんぐん勢いよく登ってきました。


なんと、男性は、テントを背負って、それでもぐいぐい登ってゆきます。私の泊まろうとしている北岳山荘のテント場で泊まるとのこと。ちょっと安心しました。


彼らが先について、「まだ一人こちらへ向かっています」くらいは言ってくれるのではないかなと。


お二人は元気に登ってゆき、小さくなってゆきます。私はのんびり蛇腹カメラで富士山を撮ったりしながら、重い足を一歩一歩運びます。





北岳




日が暮れてしまいます。急がないとと思いつつも足が動きません。





吊尾根分岐点 北岳




途中で、北岳山荘や間ノ岳に向かうショートカットの道があるのですが、そこが土砂崩れで通行止めになっており、一度北岳稜線に出てから下るようにとの指示が書いてありました。そのくらい大したことないと思ってきたら、予想以上に遠回りで、ここにたどり着いたときは感慨深いものがありました。


ここから稜線を下ることになります。





北岳稜線




森林限界も越えて、岩ばかり。





北岳稜線からの夕日




稜線上からは、長野県側を見ることができて、この光景もなかなかすごかったです。





北岳山荘




写真ではわかりにくいですが、左上のほうに赤い屋根の建物があります。それが今晩お世話になる北岳山荘です。見えているし、下りだし。もう安心かな。そんな風に思ったのですが、ここから想定外の距離があり、また苦戦しました。





北岳 夕焼け




夕日を浴びて山が真っ赤になりました。あまり見たことがない光景です。


そしてヘロヘロになりながら午後6時に北岳山荘に到着です。今回の写真もすべてiPhone5sです。