とりおたです。
とりおたという名前の由来は、ローライコードについている、トリオターというレンズです。ここからもらいました。そして、撮ることのオタクであるという意味をも込めました。そしてトリオターで鳥を撮れば完璧だったのですが、二眼レフの75mmレンズは、鳥を撮るのにはあまり適していません。
ブログを始めた頃は、とりおたとしてトリオターでいい写真を撮ってたくさん掲載しようと思っていたのに、トリオターつきのローライコードは、ほこりをかぶって棚の奥に放置されていました。
そして、取り出していじくっていましたら、ブログを始めたときの気持ちを思い出して、ああこれは、きちんと直してあげないとな、と思い、オーバーホールに出しました。
80年ほど前の機種なので、やはり性能をちゃんと出してあげるためには整備が欠かせないと思います。
トリオターレンズは、私が使った限りにおいては、遠景の描写はそれほど鋭くないのですが、近距離のものを写したときに立体感があり、ときどきハッとする写りをします。
2.8Fなどのローライは、フィルムカメラが安くなっている現在でもむしろ値上がり傾向があり、とうてい手がでない状態になってしまいました。しかし、楽しく写真を撮るのには、このローライコードも決して負けていません。初期型ローライコードは、無駄なものがついていないため、きちんと整備さえすればとても壊れにくいのではないかと思います。日沖宗弘さんの著書には、「電気ポットは壊れるが、ヤカンは壊れないのと同じである」と書かれていたのを思い出します。
どのくらい調子が良くなって帰ってくるのか今から楽しみです。
ほこりをかぶったローライコード
ローライ35 ドイツ製初期型
とりおたです。
八方尾根スキー場をローライ35で撮る
このときの写真で、ローライ35のすごさに驚いてしまいました。小さいため、ブレやすく、なかなか性能を出しにくいカメラなのですが、ついてるレンズが素晴らしいため、ぶらさずに撮れたらきっとすごいとは元々おもっていました。なので、手持ちでもぶらさずに撮るためにいろいろと持ち方など研究し、練習を重ねてきた結果、うまく写すことができました。
このカメラは、サブカメラとして使われることが多いのではと思います。これをメインに据えるという人はそんなにはいないのではないでしょうか。しかし、これ一台だけ持って山に登り、荷物が軽くなった分だけ機動力を上げて、たくさんの写真を撮るという方法も悪くないなと考えています。
というか、長らくやめていた写真を再開するときに、次は軽いカメラでいこう!と思っていて、一番先に白羽の矢が立ったのがこのカメラでした。露出計が壊れたものを安く買いまして(一万円しなかった)、撮ってみたところ、案外とピントがよくない。
軽すぎるため、手ブレさせずに撮るのがすごく難しいということがわかりました。そんなことで、結局使わなくなりました。
しかし、どうしても気になり、たまにブラさない練習をしていました。シャッターボタンを押したときにブレるということは、押すときに、支えている左手のほうも動いてしまうということ。なので、とにかく、シャッターを押してもカメラが動かぬような持ち方、構え方を研究し、これならいいかな?というやり方が見えてきてから、八方に連れて行きました。研究のかいあってかなりブレを止められたようです。
画質を上げるためにはフィルムサイズを大きくしたいのは山々なのですが、そうするとカメラもでかくなり、でかいカメラを支えるには大きな三脚も必要で、という具合にどんどん拡大してしまいます。その結果、なんとか必死に撮影場所に運べたとしても、いざ撮るっていう時に疲れ果てていて、目の前に素晴らしい光景が広がっていても、リュックからカメラも出せない、みたいなことも起こり得ます。実際、体力が落ちてきているので、それに近いことを何回か経験しています。
そうなったときに、
理想の機材で撮れないならやめてしまう
という道と、
持てる範囲のものを使って、それでできる限りのことをする
という道があると思います。若い時は、前者の考えでいましたので、結局続かなかったのかもしれません。いまは、少しは大人になったのか、できることをやる、と考えられるようになりました。
で、ローライ35だけを使うというスタイルでも、なにか面白い成果を挙げられるのではないかと期待してしまいました。
そうなると、今持っているシンガポール製ローライ35は、内部ギアの一部がプラスチック製で、いつ壊れるか不安が出てきます。実際には、そんなに酷使もしないので大丈夫な確率が高いのですが、どうしても内部のしっかりしたドイツ製初期型のものが欲しくなります。
すると、ジャンク品ですシャッターも切れませんというものをヤフオクにて発見。レンズを沈胴させた状態ではシャッターが切れないので、知らない人だとそれを故障と思うのではないかな?これ、実は動くのではないかな?と、自分の勘を信じて落札。
やはり、見事に動きました。今回は成功でした。
露出計は残念ながら動かないですが、シャッターはバッチリです。
だいぶ汚れてましたがピカピカに磨いて
並べてみました。
ローライ35による写真集をいつか出せたらいいなと思っています。夢が広がります。
スーパーイコンタ オプトンテッサー105mm f3.5
とりおたです。
愛読させていただいている、ユメミーさんのブログに、ローライフレックスの記事があり、これを読んでオプトンテッサーに心ひかれ、いつか使ってみようともくろんでおりました。
ユメミーの旅日記:ローライフレックスのレンズ、テッサーに歴史あり
ローライ社が、東西に分裂したツァイスの両方からレンズの供給を受けていたのは、平和への願いからではないか、という見解にはとても感銘を受けました。すばらしい記事なので多くの人に読んでほしいのですが、もれなくローライが欲しくなるという、物欲菌への感染の危険があるかもしれません。
そこでわたしもこのオプトンテッサーのついたローライをヤフオクでかなりの長期にわたり見ておりましたが、なかなか高価なもので手がでなかったところ、あ!オプトンテッサーは他にもあったな!と、スーパーイコンタのほうで探し始めました。蛇腹のカメラは、また、飾っても楽しいもので、ちょうどボロボロのが安く見つかり、入手することができました。
初日の出のときにEOS20Dと一緒に持ってきて、テスト撮影しました。残念なことにピントがきていません。無限遠に合わせたはずなのですが、カメラ自体がどこか不具合があるのか、または、まちがってピントを動かしてしまって気づかなかったか、どちらなのかはわかりませんが、とりあえず整備には出さないとならないでしょう。本当のテッサーのすごさを伝えられず申し訳ありません。これから気長に、取り組んでまいります。
八方尾根スキー場をローライ35で撮る
とりおたです。
ローライ35で撮った八方尾根の写真が帰ってきました。フジクロームプロビアです。
ここからは白馬47です。
ローライ35
この記事で使って以来、ずっと使っていなかったのですが、ポケットに入ってスキーの邪魔にならず、そしてこんなに写ってくれます。もう少し出番をふやしてあげないといけないな、と思いました。
美しく仕上げてくださったトイラボさんに感謝します。
ニッコールオートP.C.105mm f2.5
とりおたです。
またしても、バテバテになってしまい、出かけての撮影ができなくなりました。ぼーっとしていたら、窓からさしてくる光に、いただきものの花が映えてたいへんにきれいだったので、これは撮っておかねばと、年末に買ったレンズを再び使ってみました。
さむい部屋からいきなり持ち出したので、レンズが曇りました。で、あえて、曇ってるとどう写るかなと、試してみました。
曇りが取れると、この写りです。絞りは開放。あと、きのう入手した接写フィルターをつけてみました。便利ですね。
めちゃめちゃ寄れる10番の接写フィルターは、手持ちで撮るのは厳しいようです。たぶんブレていますね。
rawで撮っていますが、色味はまったくいじらずに、撮ったままの状態で出しています。このレンズはとても気に入りました。あじさいとかひまわりとか、コスモスが楽しみです。
枯れたシクラメンが復活 その2
とりおたです。元旦からちょっと元気に活動しすぎて、今日はまったりと体を休めていました。すると、窓際に置いてあるシクラメンが花を咲かせていました。
枯れたシクラメンが復活
以前の記事でも紹介させていただいたのですが、夏の暑さにやられ、完全に枯れたシクラメンをあきらめずにケアしていたら、葉っぱが元気に出てきたので、そのまま待っていたところ、見事に花を咲かせてくれました。もう5年目くらいになるでしょうか。
レンズは、新たに仕入れたニッコール105mm f2.5を、さっそく使って見ました。
こちらはマクロレンズを使ってもう少し寄ってみました。
初めの写真はニッコール105mm
2,3枚目は、マイクロニッコール55mm
どちらもニッコールオートの古いレンズで、設計がクセノタールタイプなので、たしかに描写が似ているようです。中望遠レンズがなくていつも困っていたので、105mmがラインナップに加わり、とてもたのもしいです。
白馬47
とりおたです。
白馬ツアー2日目、今日は白馬47の方に行ってきました。素泊まり3500円の宿で、スーパーで半額お弁当を買い、節約してのスキーです。
朝から雪が降って、雪不足のスキー場には恵みの雪となりました。しかし視界が悪くなりちょっと大変でした。
2日続けて滑る体力はもうないのに、お昼ご飯以外ほとんど休まず、リフト終了まで滑り続けました。
今日は終日こんな天気で、たまに場所により、視界がまあまあいいところもあるといったかんじでした。
とても食べきれないかと思われた山賊焼プレートです。
リフトで、シンガポールから来られていた方と乗り合わせ、片言の英語でお話しました。なんでも一週間白馬に滞在し、そのあと北海道へ行くのだとか!
体力的にも財力的にもすごいことです。
それにしても英文が思い浮かばないので、ほとんど単語だけで会話?しました。今年はちゃんと英語を勉強しなくては。
こういう感じの情景はとても好きです。滑ることにはそんなに情熱はないのですが、こういう景色に出会えるので、年に一回はやはりこうして雪山に出て来たいと思っています。
まだしばらくは寒い冬が続きます。冬らしい情景をたくさん撮りたいです。
八方尾根スキー場
とりおたです。
なかなかお泊り旅行というのに出かけられないのですが、毎年一回のお楽しみで、お正月は八方尾根に来ています。
天気が悪いというので、カメラは何をもっていくか悩み、結局スマホと、ローライ35だけで挑むことにしました。
友達夫婦二人に連れてきてもらったのですが、二人ともタフで、一日中元気に滑れます。私はなるべく体力を節約して滑っても、もう一日中滑るのはかなりしんどい状況です。なのでちんたら滑って、撮影がむしろメインです。
こんなに晴れるとは思いませんでした。
友人のあだ名は「とり」です。
飛べないとりは、ただのとりだ。
本当に滑るの二の次で夢中で撮っていました。
肉眼で見た迫力はなかなか出せないのですが、まずまずよく撮れたと思います。
彩雲も現れました。
フィルムでも撮っています。うまくいっているとよいのですが。
八方池山荘には泊まれるということがわかりました。写真を撮るなら、一度泊まってチャレンジしてみたいです。
初日の出
あけましておめでとうございます。とりおたです。今年もよろしくお願いいたします。
さて、夜中の2:30に出発して三つ峠に登ってきました。月のない夜で、真っ暗でしたが、今回は珍しく同行者がいてくれたので、ことのほか恐怖心の少ない楽しい登山となりました。初めて、マメもできなかったです。ようやく登山靴がなじんできました。
同行者の方が若くて元気なので、おっさんのとりおたはついて行けず、待ってくれーという感じで登りました。
山頂に立つとものすごい風で、撮影の小物などが飛ばされそうで怖かったです。手袋を外すと耐えられるのが30秒くらいで、フィルムの装填などもかなりたいへんになってしまいました。
元旦から、自分らしい写真が撮れたと思います。風が強かったため、重たいのを我慢してハスキー三脚を連れてきた甲斐がありました。一度運び上げてしまえば、とても頼りになります。
夜が白々と明けてきます。この段階では、まだどこから日の出があるのか判然としません。
なかなか感動的な日の出を見ることが出来ました。元旦だけあって、たくさんの方が山頂に集まりました。体が冷えたので、さっさと下山します。
霜柱バリバリでした。そして登山道はコチコチ。天下茶屋側から登ると1時間ほどの登山なのですが、この状況なので登山靴で行った方がよいと思います。急なところの下りが普通の靴では危ない感じです。
氷の花が咲いていました。面白い現象ですね。
フィルムでも撮ることができました。そちらの方も後日掲載したいと思っています。今年は、去年よりも山の写真を増やしていきたいです。がんばります!