導き

とりおたです。
いつも愛読している旅芸人さんのブログに素敵な記事が掲載されました。



O-さんのこと


いつも私はマニアックなカメラのわけわからん記事を書いてばかりなので、私も旅芸人さんを見習い、内容のあることを書けたらいいなと思います。


スキーの選手になりたかった私は、全然才能がなく、それなら勉強をちゃんとしておこうかと、高2の秋くらいから重い腰を上げて勉強をちんたらと始めました。浪人したら、もともと低い点数がさらに下がってしまい、呆然としていたときに、予備校のK先生にこんな風に言われました。


「点が悪かったから、人の話を一生懸命聞くわけだし、人のありがたみもわかる。人は得意の絶頂にあるときは、人の話なんて聞かないものだよ。だから今、いい勉強をしているんだよ。」


そんな角度からものを考えていなかったので衝撃をうけました。そしてとても心に響いたので、私もこんな大人になりたい。そんな目標ができました。


結局二年間の浪人ののちなんとか大学に入り、一生懸命勉強しましたが、目標を見失ってしまい、卒業したのち一年間のプータロー生活に突入します。そこで北海道の自然に励まされ、再起?して再びの大学生活に入ります。


そこでカメラ遊びというものを覚えてしまい、自分は大山行男さんのように、富士山の写真を撮ってそれを極めるのだ、と決意して山梨へ移住。


自分で寺子屋のような塾を作ってそこで教えつつ、足りない生活費はクロネコヤマトの深夜の仕分け作業で稼ぎ、そのまま寝ないで富士山の近辺に向かい
朝日を撮影する、というような生活を送りました。


はじめのうちは楽しかった写真。だんだん自分のうまくいった写真を追いかけるようになりマンネリに陥りました。そして写真をやめてしまいます。


そのあとも塾は今に至るまで続けています。写真、もう一度やってみたらいいのに。と言ってくれた人がいて、そんなきっかけでまた始めました。それが3年前のことです。そして、今の写真事情はどうなっているのだろう?と、色んな方の写真ブログを読みあさるようになりました。すると自分でもブログをやってみたくなり、パソコンやスマホが大の苦手なので、何ヶ月も勉強をして、ようやく去年から始めたのがこの月と二眼レフです。


振り返ると自分の強い意思があったというよりは、その時その時に色んな人や、自然や、動物などに導かれてここにたどりついたのかなという気がします。


写真を始めたとき、住んでいたアパートの近所の現像やさんにいつも現像を出していました。すると、写真を受け取るときにいつもいろいろ厳しく指導されるのです。このコマどういう意図で撮ったの?これ、無駄なコマだよ。とか。なかなか手厳しく、心が折れるのですが、なぜかいつもそちらに出していました。


すると、徹夜で富士山の近くの、黒岳という山に登って夜景や朝日を撮ったものを、初めて褒められました。


「ぼくは若い頃、ここまで頑張れなかった。あなたは必ずプロになれる。」結局それはかなわず、とりおたになってしまいましたが、そう言っていただいたことは今も忘れていません。


これからは私が、そんなふうに若い人を励まし、可能性を広げてあげることができたらと考えています。そんなことを、旅芸人さんの記事を読んで思いました。

ミニカのヘッドライトを磨く

とりおたです。
ボディがピカピカになっていい感じになったはずが、どうもまだなにか物足りないというか、まだ古びた感じがする。よく見たら、ライトがくすんでひび割れもしています。原因はこれだなということで、ライトも磨いちゃいます。





ミニカのライト ひび割れ




周りを、テープを貼って保護して、車のコンパウンド磨きのときに使う磨きスポンジを使って、ピカールで磨いていきました。


ピカールを使うコツは、土地でピカールを付け足したりせず、ひたすらそのまま磨き続けることらしいです。そうすると研磨粒子がだんだん砕けて細かくなってゆき、極細になってゆくため、どんどんツヤがあがってくるようです。


これがわかってからピカール磨きが楽しくなりました。今回もそのコツを守ったところ、5分くらいしか磨いてないのに





ミニカのヘッドライト リフレッシュ




曇りが取れないところがありますが、まずまず透明感も上がり、これで十分です。このまま放置しますと黄ばみがすぐ出てくるということなので、プレクサスを塗って、しばらくしてから拭き上げました。


これでしばらくは大丈夫そうです。


車に飽きてきたな、買い換えたいな。と思ったら、まずはあちこちピカピカにしてあげたら、また車に愛着が増して、物欲が沈静化するかもです。


きれいになったミニカくんを素敵な風景の中に置いて撮ってあげようかな。

ミニカを磨く

とりおたです。
撮影の足としていつも働いてくれる三菱ミニカくん。3速オートマで、坂道になるとなかなか登ってくれなくて、後ろの車に迷惑をかけてしまいます。それでもピカピカにして大切に乗っていたのです。


ところがカメラに夢中になってカメラばかり磨いておりましたら、ミニカくんは完全放置となり、3年ほど、ワックスもかけずにいました。


洗うのも三ヶ月に一度くらい。すると、洗っても取れない汚れがあちこちにこびりついてきました。ミニカくん本当にごめん。ということで今日は撮影を捨てて、ミニカくんをよみがえらせるべく、鉄粉取りとコンパウンド掛けを行うことにしました。





三菱ミニカ




鉄粉取り粘土で、全体をくまなく撫でて、鉄粉を、取ってゆきました。そのあとコンパウンドを、細目→極細→超極細と三段階にかける予定だったのですが、あまりにも大変すぎて、細目コンパウンドを全体にかけただけで後ろ二つの工程は省略し、そこからワックスをかけてしまいました。


それでも、7時間もかかってしまいました。ボロボロです。





三菱ミニカ



写真ではわかりにくいですがレクサス並みのツヤになっています。


コンパウンドのかけかたは難しく、疲れるだけで全くきれいにならないということを何度も経験し、ちゃんとしたやり方を学ぼうと、ネットでひたすら調べていた時期がありました。どこかのサイトでみたのですが、コンパウンドは、最後に研磨粒子が潰れるときにツヤが出るとのことでした。ですので、途中でコンパウンドをまた付け足したりしないで、ツヤがあがってくるまでそのまま磨く。力を入れてゴシゴシやる必要はなく、軽く撫でる感じでいい。など、基本的なことを学んだ結果、比較的手間を減らしてきれいになるようになりました。


とは言っても手作業はしんどいですね。


今度は内側も掃除して、スッキリきれいな状態で、たのしく撮影に出かけたいです。

ベリートでハナミズキ

とりおたです。
通勤の時に、ハナミズキがとてもいい感じに咲いていたのですが、ピークから数日経ってしまったため、すこし枯れかかってきてしまいました。それでも今日ようやく時間が取れて、ピークではなくても撮っておこうと。


またしても近所のスーパーの横の公園です。でかいリンホフにベリートレンズ、バックにデジカメをくっつけた不思議な機材を持って歩いていると道行く人が不思議そうに見ています。





wollensak verito







三脚を出すのがめんどうになり、今日の写真はすべて手持ち撮影です。超望遠レンズがついている感じなので、すごくぶれやすいのですが、緊張せずにリラックスして撮るように心がけてみました。





wollensak verito




この公園のハナミズキを、オリンパス35LCで撮り、去年ブログに載せたのをよく覚えています。あれからあっというまに一年が経ちました。





wollensak verito




wollensak verito




wollensak verito




wollensak verito




wollensak verito




wollensak verito




このレンズに出会えて本当によかったと思っています。

慈雲寺のイトザクラ

とりおたです。
ニッコールオート50mm1.4のカビカビレンズで、慈雲寺のイトザクラを、夜に撮りました。そういえば、一週間前ですね。


歴史のある桜なようで、なにやら荘厳な雰囲気をたたえておりました。見ている方の邪魔にならぬよう気をつけつつ三脚を使わせてもらいました。





nikkor auto 50mm 1.4





文字のところもぼんやりしています。カビがなかったとしても開放は収差によりソフトになるようです。この柔らかさが好きです。






nikkor s.c.auto 50mm 1.4




桜はとても苦手な被写体です。タンポポ、菜の花コスモス、れんげあたりが、撮りやすいと感じます。
頭で考え始めるともうだめですね。

ベリートで夜桜

とりおたです。
そろそろ飽きられてしまいそうなベリートシリーズです。夜桜を撮ったらきっと面白い絵になるのではと、かねてから楽しみにしていましたが結果はどうでしょうか。





wollensak verito





感度400は失敗でした。100で行けばよかったです。





wollensak verito




wollensak verito




wollensak verito




デジカメにつないで撮ると、画角がとても狭く、小さなもののアップは楽なのですが、広い範囲を撮ることができないのでかなり苦戦します。


ということは、このレンズで、本来の使い方である大判フィルムによる撮影をすれば、また全然違う世界が開けてきそうです。

city lights through wollensak verito

とりおたです。
桜は、あっというまに散っていくものなので、少し無理して、天気のいいときに夜桜も撮っておこうと
ひさしぶりに夜の撮影に出ました。





wollensak verito




感度400にしたのは失敗で、すこし画像が荒れています。初期のデジカメなので仕方ないでしょうか。
まあ、この荒れのおかげで幻想的な感じが出たかもしれません。





wollensak verito




絞りを大きく開けるほど、にじみが大きくなり、このように輪っかが大きくなるようです。なにか花火のような感じになりました。実際に見えた景色とは随分違ってしまいます。





wollensak verito




開放絞りではこうなってしまいます。
イメージ的に、山下清さんの描く花火の絵を思い出しました。





wollensak verito




タイトルを英語にしたのはカッコつけたのではなくて、"ベリート" という言葉がマイナーすぎて、検索からはほとんど入ってこなく、あまり見てもらえないのが少々残念なため、英語にしておけば海外のどなたかが見てくださるのではないかとの考えです。


ブログを始めたばかりの頃は閲覧の大半が海外の方でした。不思議な現象でした。


棚の奥でほこりをかぶっていたリンホフテヒニカが一気に主力になってきました。これからさらに活躍してもらいます。