とりおたです。
4×5のカメラで撮った写真は、あまり残っていないのですが、古い記事の方には貼ってあります。ところがバグが発生していて見られなくなっている模様なので、この機会に再掲載しておきたいと思います。
カメラ B&J Press 4×5カメラ レンズ テレアートン270mm フィルム フジのおそらくプロビア
B&Jのカメラは、骨董やさんで激安で買い、自分で1年ほどかけて修理して使っていました。アオリもなにもできない原始的な作りでしたが、軽く、一番これで大判は撮っています。ありえないボロさだったので買ってきたときに友達が「お金はもっと大切に使おう」と言ったのを覚えています。
カメラ ウイスタ45D レンズ シュナイダー ジンマー150mm フィルム おそらくこれもプロビア
例えばニコンのレンズですと、町あかりと湖面のコントラストがものすごくしっかりついて、全然違った雰囲気になります。この淡い光が湖面で遊んでるような感じは見たときに驚いて、レンズでかなり写真は変わるな、と思いました。20年ほど前の写真です。肉眼では富士山は見えていなかったのに撮ったら写っていました。
カメラ リンホフスーパーテヒニカV レンズ シュナイダー ジンマー180mm フィルム コダック エクタクローム64 期限切れて20年経つもの
こちらは最近のもの、といっても2年経ちますね。最近記事にしているリンホフで撮ったものです。期限切れフィルムなので色もおかしく、怪しい光漏れもあるのですが、不思議な感じの絵になりました。
こうして並べると似たような構図の富士山ばかりになってしまいました。
せっかくリンホフが直りましたので、また4×5に挑戦したいです。
4×5で撮った写真のお蔵出し
リンホフの貼り革をきれいにする
とりおたです。
せっかく天気がいいのでコスモスを撮りに行くか。または、さっさとカメラを直してしまおうか。悩んだ末に、カメラの整備を優先することに。
リンホフテヒニカを分解して、ここから先は無理、となったときに、いつもであればそのままガンガン自分で分解して、戻せなくなる、あるいは壊してしまう。今回はいままでの失敗を元に、プロに整備を依頼することに。
上沢写真機修理店
さびて分解が困難な部分を見事に直してくださり感謝です。問題なく写真が撮れるコンディションになっているので、もう「いやーカメラ壊れてるから」と、失敗写真の言い訳ができなくなりました。
修理をお願いしている間に、貼り革にべったりついた接着剤をはがしきっておく計画でした。
しかし、結局カメラが届いてしまってからの作業になってしまいました。
一枚あたり1時間か2時間くらい、竹串での地道な作業です。金属からはがすのより、ビニールからはがすほうがやりにくく難儀します。
貼り革の裏側なんて、また糊付けしてしまえば見えない部分です。別に汚くてもいいようなものなのですが、もし再び接着剤をつける場合にも、古い接着剤が取れているほうがしっかりくっつくようです。
今回は両面テープで手抜きをしようかなと思っているのですが。
場所によって接着剤の硬化具合が異なり、はがしやすいところと、カチカチでかなりつらいところがありました。お湯につけて柔らかくするなどの技も駆使しながら、なんとかここまで来ました!
そして、いよいよカメラを組み立てようかなと思ったときに、錆びたまま放置してあった部品を思い出しました。
これは見た目的にはもうどうにもならないのではと思っていました。半ばあきらめつつ、ピカール金属磨きで磨き始めました。
部分的に顔が映るくらいに復活してきています。完璧にもできそうな勢いなのですが、ここで体力的に限界を迎えたので、ここでやめておきました。
また回復したらやろう。と思ってそのまま一年放置とか普通にありますね。
組みあがりましたらまたアップしたいと思っています。いま、途中まで組み立てていますが、単純な作りだから大丈夫と、メモも残さずにバラしたため、案外とやり方を忘れていて手こずります。
しかし、意味を考えながら組んでいくと、とても頭の体操になりますね。あ!こういう仕組みなのか!なるほどなぁ!と、わかったときにちょっと楽しい。
小学生があきらめて組めなくなったレゴブロックのスポーツカーを組み立てたことがあるのですが、意外に難しいのでびっくりしました。
そのときも仕組みがわかると楽しいなということを感じました。そのときの面白さを思い出しましたね。
もうこのカメラは燃えないゴミにするしかないのか?と思ったこともありました。しかし、見事に復活しそうな気配になってきました。一生懸命手入れをしたカメラで撮影すると楽しくなって、いい写真につながるのではないかなと期待しています。
もうすぐ紅葉ですね。