ニッコールオート35mmf2.8

とりおたです。
50mmレンズと28mmレンズは持っていて、その間を埋める35mmが欲しくて、でもなかなか安いものがなくずっと我慢していました。すると、ニコマートと一緒になって安くヤフオクで見つかりました。落とせないと思いつつ試しに入札しておいたら落札できました。



記述どおりカビカビのレンズではありましたが、ピントを合わせることはできるので、試しに使ってみました。先ほどあげたコスモスの写真でも使いました。



使って見て驚いたのが、35mmレンズはとても使いやすいということです。レンズの画角によって、背景の写りこむ広さが変わりますが、その広さがちょうどイメージに合う感じです。以前は、50mmがちょうどいいと感じたのですが、歳をとって視野が広くなったのでしょうか。




ニッコールオート35mmf2.8




カビのせいでコントラストも低く、また、色もいくぶんくすんで見えます。




ニッコールオート35mm f2.8




EOS-1D Mark IIは、センサーサイズがAPS-Hというもので、一般的なAPS-Cサイズより大きいので、そこそこ35mmは広くなります。ちょうどよく絵がつくりやすいと感じました。




ニッコールオート35mm f2.8





ニッコールオート35mm f2.8



田んぼの写真を撮ろうと、いろいろ普段歩かないところを歩いていて、そこで出会ったものを撮りました。田んぼは残念ながら、狙った絵が撮れない状況でしたが、別なものに出会えました。



カビカビのレンズはこれはこれで味わいがありますから、修理に出すのがためらわれます。

コスモスの季節になりました

とりおたです。
ひさしぶりに晴れて、昼間に写真が撮れる時間もできて、これは、河口湖のコスモスの状況を、見に行かねばと、元気に向かいました。




富士山とすすき 河口湖



そうしたら、コスモスは、ちらほら咲き始めたけれども、富士をバックに咲き乱れるコスモス、とはいきません。むしろ今はすすきですね。こんな感じに。




コスモス



一輪だけ咲いてるというのもなかなか乙なものです。




コスモス



風が強く、ほんとにじっとしていてくれません。しかたないので、そのままバシャバシャと撮りました。




コスモス



カビカビのニッコールオート35mmf2.8を、初めて使ってみました。カビカビなので、ホワホワに、写りますね。これ、整備に出さない方がいいかな?
これはこれで味があります。




コスモスは、これからです。一番好きな花なので楽しみです。



ジャンクレンズのお掃除

とりおたです。
ニッコールオートの50mmf1.4が気に入っています。7割がたそれで撮っているわけですが、いろいろググって見ていると、ニッコールオート50mmf2の方が写りがいいという意見がかなりあります。実際、それで撮られたものはいい感じです。しかし自分で使ってみるとよりはっきりわかるかなと、ずっと気になっていました。そうしますと、カビカビのものが安く出ていました。案の定誰も入札することはなく、わたしの元へやってきたのがこれです。




ニッコールオート50mmf2



ものすごく汚れているというのが伝わりにくいですが、肉眼で直接見るとかなり汚れております。今日もまた、よごれとりおたです。



はじめは、ウェットティッシュをさらに水につけ、がっちりしぼったもので全体を拭いていきます。




ニッコールオート50mmf2


これだけだとほとんどきれいになりません。白い文字が黄ばんできているのを、竹串やつまようじで突っつきたくなりますが、それをやりますと、もれなく汚れだけでなく、塗装も一緒に剥がしてしまいます。そのあときれいにタッチペンで直す達人も世の中にはいるようですが、とりおたの場合はそこまでの技術もないので、これを使います。








こいつを綿棒につけて、印字のところをこすっていきます。黄ばみがだんだん取れていきます。




ニッコールオート50mmf2



ニッコールオート50mmf2



写真で見るより実際はだいぶきれいになった感があります。中古レンズを買って汚れが気になるという方の参考になればと思います。



このレンズに関しては、内部がカビカビで、分解清掃が必要なレベルです。ヘリコイドも完全にグリスが切れており、無理やり回すとなにやら金属が削れる感じがします。50mm1.4はたいへんお気に入りのレンズなのですが、今回こちらを手にしてみて、こちらのf2のレンズの方がだいぶ軽いことがわかりました。少しでも軽くしたい山の撮影では、こちらの出番になるかもしれません。

オリンパスフレックス 2.8

とりおたです。
オリンパスフレックスの、特に75㎜f2.8のレンズがついたものは、いわゆる「ズイコー曇り」と呼ばれる曇りがレンズに出てきて、普通の清掃ではその曇りが取れないと言われております。そして、その原因についても、コーティングに問題があったとか、ガラス自体の変質であるとか、様々なことが言われております。曇る前の本当の写りはどうなのだろう?と思っていろいろ検索しても、情報は決して多いとは言えません。そんな中見つけた作例を見ると、私の感覚で言うと非常に芸術的な、高貴な感じの写りであるな、との印象を受けました。そしてそれからずっと気になっていました。



そして、曇ったままガンガン使って、ソフトフォーカスな写真をアップしている人はいないのかなと思いましたが、こちらは調べるとほんとに出てきません。調べ方が悪いだけなのかもしれませんが、使っている人が少ないため、情報が多いとは言えないでしょう。



そこで、月と二眼レフを始める前から、このオリンパスフレックス2.8の曇ったやつを入手し、復活させるまでの物語をブログで語ろうという野望を持っておりました。そしてヤフオクを見ていると、そんなに多くはないもののたまーに出てきます。曇っているから安いのかなと思いきや、最終的にはけっこうな額まで上がることが多く、いつもあきらめていました。



そんなことも忘れつつあった最近になって、いつもの近所のカメラやさんにフィルム現像をお願いしに行ったら、おもしろいのがいっぱい入ったよ、ということで見せていただいたら、オリンパスフレックス2.8がまぎれていました。



レンズは真っ白に曇り、シャッターは切れない、アルミが腐食して盛り上がり、ピントを合わせる動作もできません。完全にお不動さん。




オリンパスフレックス 2.8




オリンパスフレックス 2.8



そんなわけでまた家にジャンクカメラが増えてしまいました。そして、このカメラのフィルター径は、ローライのBayIIサイズらしいのですが、微妙に形状が違っていて、ローライの3.5F用のフードはくっつかないという話だった気がします。どこかのサイトでそれを読んだのですが、いま、いくらググってもそこに行けなくなってしまいました。



ワルツで作っていたBayII用のフードだとぴったりはまるというのも、その見失ってしまったサイトに書いてあった気がしました。おぼろげな、記憶です。
見つかればそんなに高価ではないだろうと、ヤフオクで探しますが、やはりありません。昨日東京に行ったのは、もしかしてこれがあるのではないかと、なんとなく思ったからでした。



でもまさかそんなもんがあるなんて思っていないわけですが、棚の中をよーく観察すると、「ワルツフード B30」と札がついたブツを発見。B30は、もう少し小さいレンズのついた、ローライコードなどのサイズです。長年のお付き合いですから、大きさの違いは、とりおたにはごまかせません。このブツは、B30と書いてあるけど、きっともう少し大きい、探してたやつではないかなと。確かめたら確かに大きいので、自分の勘を信じて購入。家に帰って、おそるおそるはめてみました。




オリンパスフレックス2.8 フード



ぴったりです。



これはもう、ちゃんと修理に出して使うしかないということでしょう。通常の修理ですと、曇りを完全に取ることはできないと思います。まずは、曇りを取りきらずに、どんな写りなのか確かめたいです。もし、いい感じのソフトフォーカスになるのであれば、そのまま曇ったままで使っていく。明らかにダメなのであれば、専門の研磨修理に出す。研磨に自分で挑戦している強者たちもネットの中にはいらっしゃるのですが、とりおたが真似すると壊すのがオチなので、それはやらない予定です。




二眼レフには、ローライという最強のメーカーがあり、なかなか、ローライを本気で超えようと考えて作られたカメラは、少ないのではないかなと思っております。その数少ない1つがこのオリンパスフレックスです。曇りも、もしかしたらプラスに作用するかもしれないので、そのあたりも含めまして、楽しみながらゆっくり再生させていこうと考えております。

ニコンF2 増強計画

とりおたです。
日曜月曜と、登山に行ける余裕があったのですが、あいにくの台風接近。これではあぶないかなと思っていたら、そうだ!東京行こう。と急に思い立って、新宿で中古カメラをフラフラと見てきました。



カメラ機材は、ブログを始めてからは、ほとんどがヤフオクで入手しており、東京まで出かけて買うことはありませんでした。カメラを見る目的で東京へ行くのは何年ぶりかです。



15年前と比較したら、中古屋さんの数も減りましたが、まだまだ元気に銀塩の機材がたくさん並んでいます。以前、到底手の出なかった高価なものも、頑張ればギリギリ手が届くかなという感じになっているものもあります。詳しく調べたわけではなくあくまで印象としては、定番中の定番のようなものはそこまで大きく値を下げてはいないように思います。ライカやニコンSシリーズなどですね。



今回は、欲しいものではなく要るものを買うという予定で来たのですが、やはりいろいろと関係ないものが欲しくなります。ジャンクの箱の中にあった、コンタックスRTS初代のボロボロのやつが2000円で気になりました。電池で動くものなので修理ができないと思っていたら、コンタックス専門の修理やさんがあり、RTSでも直してもらえるという情報をどこかで見て、それを覚えていました。



しばらく悩んだ末、今手持ちの機材で修理を待っているものたちを優先しなければと思い、なんとか踏みとどまりました。



他に気になったのはニコンFのジャンクです。ジャンクの内容はわからないのですが、どこかに不具合があるのでしょう。F2を持っているから必要ないのですが、FはF2にはない魅力がやはりあるような気がします。これも悩んで、なんとか耐えました。



そして、以前から気になっていた、ニコンF、F2用の、ソフトレリーズボタンを出してもらいました。




ニコンAR-1



これは、つけると、押す位置が高くなってしまうため、使いにくいのではないかなとも思っていました。ところがつけてみると、ものすごく押しやすく、かつ、ブレにくい感じです。これをつけないと、ボタンのまわりにある輪っかが邪魔をして、ボタンが押しにくい感じなので、あれば何気に役立つグッズですね。絶対要るかと言われるとなんとも言えないですが。



視度補正レンズもゲットしました。いくつかあるなかから試して、視力にあったものを選ばせてもらえたので助かりました。



そして、最後にフィルムを買いました。これも悩んで、フジカラーPRO400Hを三本。一コマたりとも無駄にせず、108枚きっちり、しっかり撮ろうと思いました。



実はもう1つ買ったものがありますが、それは別な記事にしたいと思います。ジャンクだったニコンF2が、修理したり、部品を替えたりして、ちゃんとしたニコンF2になってきました。秋に向けて準備万端です。

ファインディング・ドリー見てきました

とりおたです。そろそろすいてきた、ファインディング・ドリーを見てきました。月と二眼レフ初の映画レビューです。



とりおたは、あまり計画性がなく、行き当たりばったりの生き方をずっとしてきたので、いつも人から出遅れて、後悔の多い人生でした。



くよくよするばかりで、その人生の中で得られた、いろいろなこと、たくさんの人にお世話になったこととか、その時々、十分楽しんできたこととか、けっこう頭から抜け落ちていました。



ドリーも行き当たりばったりに進んで行きますが、その中でいろんな人(魚?タコ?)との出会いがあり、計画性がないがゆえに、ひとつひとつの出会いを大切に生きています。その瞬間、瞬間を大切に、生きています。そんな姿にたいへん共鳴しました。




そして、行き当たりばったりの自分の生き方も、これはこれでよかったのかな?と思えてきました。とても考えさせられるところが多かったです。




これは名言だなという、魂にずっしり響く言葉もありました。ニモも素晴らしい映画でしたが、ドリーはさらにまた深みを増したように感じました。




ちょっと登場人物?がうるさく、ハラハラする場面が多くて、見終わった後ぐったり疲れてしまうかもしれないですが、私は見てよかったなと思っています。ネタバレなしのレビューを書くというのは、非常にむずかしいものですね。まだ見ていない方に、できるだけ楽しんでいただきたく、ネタバレレビューに関しましては、もう少し時間をおいてゆっくりやってみたいと思います。



ヤフーのレビューも見てみたところ、本当に感想はいろいろです。面白いと思うかは人それぞれという身も蓋もない結論になってしまいますが。ニモが好きという方はきっと楽しめるのではないかと思います。また、ニモをまだご覧でない方、ニモを見てからの方がより理解しやすいのは確かですが、こちらのドリーを先に見ても特に問題ないように感じました。



まだまだ劇場で見られます。比較的すいてきた今、まだご覧になっていない方々、いかがでしょうか?

ゆりと朝顔

とりおたです。
山に登れるようにと少しずつジョギングなどして体を慣らしています。すると、空き地にゆりが見事に咲いており、汗だくのままカメラを持ってもう一回来てみました。あわてて来たので、メガネを忘れて、ピントをちゃんと合わせられません。(とりおたはデジカメでも、昔のマニュアルのレンズをアダプターでつけています)




めんどうなのでそのまま撮ったらやはりピンボケです。しかし、ニッコールオート50㎜1.4は、ピンボケが美しいのではないかと、過去の失敗写真から気づいておりました。今回も上手に失敗できた?




ゆり ニッコールオート50㎜1.4



今度からフィルムで使う際には、NDフィルターを使い、無理やり絞りを開けてみようかなということも考えています。そのくらい、この1.4の絞りでの写りがとりおた好みです。





ゆり ニッコールオート50㎜1.4




以前、このレンズをフィルムで使っておりましたが、いいレンズだと思ったことがありませんでした。いつも絞って使っていたため、開放付近での味のある描写に気づかなかったのです。なんとなく試しにデジカメにつけて使ったら、驚きの写りで、いきなり主役になりました。月と二眼レフで一番出番の多いレンズになっています。





ゆり ニッコールオート50㎜1.4




ゆり ニッコールオート50㎜1.4



この、ゆりたちは数日前に撮ったものです。あまりよく撮れてないと思い確認もしていなかったのです。さっきみたら意外にきれいで、これなら載せてもよいかなと思いました。失敗したなと思ってもその場で削除にはしないほうがよいということでしょうか。



そして台風の今日は、近所の朝顔を撮ってきました。こちらは135ミリです。50ミリほどの柔らかさは出ず、普通に写ります。




朝顔 ニッコールオート135㎜3.5





朝顔 ニッコールオート135ミリ3.5



歳をとったということなのか、時の過ぎるのが以前より早く感じます。虫の声も寂しくなって、秋が近づいてきています。秋ならではの情趣が感じられる写真を撮ってみたいですね。