リンホフの貼り革をきれいにする

とりおたです。
せっかく天気がいいのでコスモスを撮りに行くか。または、さっさとカメラを直してしまおうか。悩んだ末に、カメラの整備を優先することに。


リンホフテヒニカを分解して、ここから先は無理、となったときに、いつもであればそのままガンガン自分で分解して、戻せなくなる、あるいは壊してしまう。今回はいままでの失敗を元に、プロに整備を依頼することに。


上沢写真機修理店


さびて分解が困難な部分を見事に直してくださり感謝です。問題なく写真が撮れるコンディションになっているので、もう「いやーカメラ壊れてるから」と、失敗写真の言い訳ができなくなりました。


修理をお願いしている間に、貼り革にべったりついた接着剤をはがしきっておく計画でした。


しかし、結局カメラが届いてしまってからの作業になってしまいました。





リンホフテヒニカ 貼り革




一枚あたり1時間か2時間くらい、竹串での地道な作業です。金属からはがすのより、ビニールからはがすほうがやりにくく難儀します。





リンホフテヒニカ 貼り革




貼り革の裏側なんて、また糊付けしてしまえば見えない部分です。別に汚くてもいいようなものなのですが、もし再び接着剤をつける場合にも、古い接着剤が取れているほうがしっかりくっつくようです。


今回は両面テープで手抜きをしようかなと思っているのですが。





リンホフテヒニカ 貼り革




場所によって接着剤の硬化具合が異なり、はがしやすいところと、カチカチでかなりつらいところがありました。お湯につけて柔らかくするなどの技も駆使しながら、なんとかここまで来ました!


そして、いよいよカメラを組み立てようかなと思ったときに、錆びたまま放置してあった部品を思い出しました。





リンホフテヒニカ さび




これは見た目的にはもうどうにもならないのではと思っていました。半ばあきらめつつ、ピカール金属磨きで磨き始めました。





リンホフテヒニカ さび





部分的に顔が映るくらいに復活してきています。完璧にもできそうな勢いなのですが、ここで体力的に限界を迎えたので、ここでやめておきました。


また回復したらやろう。と思ってそのまま一年放置とか普通にありますね。


組みあがりましたらまたアップしたいと思っています。いま、途中まで組み立てていますが、単純な作りだから大丈夫と、メモも残さずにバラしたため、案外とやり方を忘れていて手こずります。


しかし、意味を考えながら組んでいくと、とても頭の体操になりますね。あ!こういう仕組みなのか!なるほどなぁ!と、わかったときにちょっと楽しい。


小学生があきらめて組めなくなったレゴブロックのスポーツカーを組み立てたことがあるのですが、意外に難しいのでびっくりしました。


そのときも仕組みがわかると楽しいなということを感じました。そのときの面白さを思い出しましたね。


もうこのカメラは燃えないゴミにするしかないのか?と思ったこともありました。しかし、見事に復活しそうな気配になってきました。一生懸命手入れをしたカメラで撮影すると楽しくなって、いい写真につながるのではないかなと期待しています。


もうすぐ紅葉ですね。

EOS10Dが不調

とりおたです。
生活が今日から変わり、朝から暇人になりました。そこで、時間があるので、でっぷりついた脂肪をなんとかしようとランニングに出かけました。


5分ほど走って息切れし、歩いて戻ってきたところ、素敵なコスモスを発見。あわててジナーSを持ち出しました。これ、手持ちで撮るには、とても重たい。


重さに耐えれず、数枚撮って退散してきましたが、現像しようとしたら、まっしろけの露出オーバー。


ここまでひどいことは今までなかったのですが、壊れてしまったかな?600万画素の初期デジカメ。





コスモス ベリート




調整でなんとか見られるようにしたのがこれです。





コスモス ベリート




これは調整してもどうにもならなかった絵です。どうしたことか。





コスモス ベリート




これもどうにか調整で救えたかな?





枯れたシクラメンが復活




で、これは何かというと、夏の暑さで完全に枯れてしまったシクラメンを、あきらめずに玄関前に置いておいたら、数ヶ月して突然葉っぱを元気に出したというものです。でも、一枚しか出てこないのが少し心配です。このシクラメンは6年目に入るのかな?





枯れたシクラメンが復活




こちらはさらに年季が入って8年目のシクラメンです。この子は葉が全滅することなく、秋を迎えることができました。枯れたのが復活した場所に置いたら、葉が出る勢いが増してきました。


そんなことで、また少しブログをやる余裕もでてきたので、これからまた少し頑張りたいです。

志賀高原に行ってみました

とりおたです。
日と月が連続して休めたので、泊まりがけで山に登る予定だったのですが、朝起きられなくて中止に。


それでも自然に少しは触れたいなと思い、少々遠いけども頑張って志賀高原へ行って見ました。冬場以外で行くのは20年ぶりくらいです。そのときはバイクで行って、写ルンですで撮りました。


そのころは、何も考えていなかったので、テントを積んでひたすら無計画に走り、夜になってしまったため仕方なく道路脇にテントを張って寝ました。(車が突っ込んでこないくらいのスペースはとっていたと思います) 朝、ブンブンという音で目覚めると、なんと、近くに蜂の巣が。


あわてて撤収しようとして、バイクを倒し、クラッチレバーが折れました。万事休す?と思いきや、その日は予備のレバーを持っていたので、無事に帰れました。


さて今日は、出発も遅かったので到着は、三時ごろ。もう陽が傾きかけていて、くもってきて、あまり写真にいい光はもらえなかったです。しかし、山梨ではみられないスケールの自然に触れて、エネルギーをもらえたような気がします。





志賀高原




志賀高原




早くも紅葉し始めていました。





志賀高原




志賀高原




どんよりです。





志賀高原




この道路の素晴らしさは、つたない写真で伝えきれません。実際に走ってみると、とってもすごいです。





志賀高原




志賀高原




志賀高原




バイクで走ったほうが、風景から受ける感動が大きかったかな、と思ったりしています。自分も外にいるから、風景との距離がより近いためでしょうか。


たくさんのバイクが、ブラインドコーナーに高速で突っ込んで行くので、少し心配になりました。何もなければ、それで走れる技術があるというのはわかるのですが、日曜の行楽地です。見えない先に何があるかわかりません。余裕のある運転で、無事故で帰ってほしいですね。

ニッコールオート5.8cmで撮る秋の風景

とりおたです。
先日アップした写真はベリートで撮りましたが、同じ場所でニッコールオート5.8cmでも撮っておきました。そしてraw現像をあわてて今やって、やっとアップできる状態になりました。


1年前はデジカメの使い方も全く知らず、raw現像って何?という状態でした。ブログを始めてからいろんなことを覚えました。


ベリートで、もやもやの写真ばかり撮っていますと、たまに普通のレンズを使った時にやたら新鮮に感じます。





ニッコールオート5.8cm




ニッコールオート5.8cm




ニッコールオート5.8cm 富士山




以前は昼間の普通の時間の富士山ってまず撮らなかったですね。そういえば。





ニッコールオート5.8cm




ニッコールオート5.8cm




ニッコールオート5.8cm




小さい被写体に近寄って大きく撮るのが自分のいつもの癖なので、これからはこういう引いた写真に挑戦していこうと思っています。





ニッコールオート5.8cm




こんな感じに、古いデジカメであっても、低感度での写りは不満がないのですが、やはり星を撮ると画質がザラザラになってしまいます。今日珍しく、カメラ屋さんで新しいEOSを見ていたら、あまりの高性能に衝撃を受けました。


これから星のきれいな季節です。悩んでしまいます。物欲の秋ですね。

たんぼをベリートで撮る その2

ヒガンバナと同時に田んぼも撮りました。
稲刈りが少しずつ始まっていますね。





wollensak verito




ついこの間正月だったよな?というような感覚です。季節の速さに気持ちがついていっていません。


夏も、これから本番の暑さがくるぞ。とずっと構えていたところ、秋虫が鳴き始めるという。





wollensak verito




wollensak verito




こんなのを撮りたいというイメージを持って、撮影に臨むべきなのか。それとも、そんな考えは持たずに、見たものに感動したならば、素直に撮るのがよいのか。なんともわからないのですが、今回はこんなのが撮れたらいいなという気持ちで出かけたところ、大体イメージした通りに絵ができました。


そんなこともたまにはあるわけですね。

ヒガンバナの季節です

とりおたです。
台風一過の、すみわたる青空になりました。平地でヒガンバナが普通に咲いているということは、山の上ではもう終わりかけかな?と思いつつ、行ってみました。





wollensak verito




久しぶりに青空を見たような気がします。本当に8月は晴れが少なかった。





wollensak verito




wollensak verito


ここまでは、櫛形の平林というところです。





wollensak verito




wollensak verito




wollensak verito




こちらは、市川三郷町から精進湖線へと抜ける道路です。毎年ここにヒガンバナを撮りに来ていますね。ちょうど今日がピークな感じでした。


カメラを外に出したのがずいぶん久しぶりでした。大判カメラが重くて左腕がプルプルです。



ライカの思い出

とりおたです。
ずいぶんブログを放置してしまいました。新たな写真もまったく撮れておりません。やっと時間ができたと思ったら台風の襲来です。


こんな時は、昔の思い出にひたるに限ります。


というわけでライカの思い出です。


昔からあまのじゃくな私は、流行り物だとか、人気のあるものは、あんまり好まない傾向があります。
通ぶって、マニアックな変なものを使いたいというか。あんまりいいことじゃないかもなんですが。


そういうわけで、ライカという、一番権威のあるカメラは、外して考えていました。たぶん一生、使うことはないだろうな、と。


ところが、一度写真がスランプになって、どうにも撮れなくなったときに、どうせだからライカを試してみようか?と思いました。そして、一番安かったボロボロのIICを買いました。(IIICのスローシャッターがないバージョンです。)


あまりにボロくてシャッター幕にも穴が開いており、まともに写真が撮れないことが判明。ウメハラカメラサービスさんに入院させました。


すると、ものすごく調子がよくなって帰ってきました。ヌーキーという接写の部品を使い、傷だらけ、曇りだらけのズマール一本で手当たりしだいにいろんなものを撮りました。


とっても小さい覗き穴からフレーミングをしますので、とにかく撮りにくい。あーなんて使いにくいんだろう。ストレスたまるな。そうおもっていたのですが、上がってきた写真は、それまで撮ってきたものよりずっといい絵に感じました。撮りにくいんだけど、撮ってみたら結果はすごく出ている。


うーん不思議なカメラというかレンズだなあ、と思っていました。


そのIICは、一度写真をやめたときにレンズもろとも手放してしまったため、今は手元にありません。


その後、いつかまた写真をやりたくなった時のためにと、バルナックライカのIIIfと、ズマールを買ってありました。何本かフィルムを通しましたが、残念ながら?ズマールの状態が良すぎて、割と普通に写ってしまい、あんまり面白くなくて、また手放してしまいました。それから1年程経ちました。


しかし、他の方のブログなど見ていますと、やはりライカはとてもいいなと思うことが増えてきました。最近見つけた、「いきなりライカ」というブログが、文章も素敵で、引き込まれてしまいました。
ついでにライカ菌にも感染しかかっているかな?


いま、使いきれないほどいっぱいカメラが床に転がっています。こいつらをまず役立てることを考えていかねばなりませんね。


話を戻すと、ライカは私にとっては使いにくく、撮るときに苦労させられるのですが、苦労して撮ってしまうと、なぜか素敵な絵が出てくる、不思議なカメラでした。またご縁があったら使ってみようかな?


ライカと三つ峠