橋の上からの風景

とりおたです。
橋の上って絵になることが多いなと思っています。ちょっと高いところから見るので見晴らしがいいから当たり前かな。たいがいは、あっ!いいな、と思いつつ、車でただ通り過ぎる。そこで、どこかに停めて、そこまで戻って撮るってことはあまりしないので、せっかくいい写真を撮れるチャンスをかなり捨てています。なので、たまには、えいっと止まって、テクテク歩き、撮ってみました。




橋の上からの風景



フジカラープロ400Hという、高級フィルムを奮発したのですが、どんよりな写りになりました。詳しい人に尋ねたところ、現像液が弱っているとこうなることがあると。また、フィルムが熱でやられたということも考えられるとのことでした。たしかに暑い中カバンにけっこう長く入っていたかもです。



そのへんも最新の注意を払って、また撮ってみたいと思います。写真を再開してから、まだフィルムでは納得いくものが撮れていません。

国道300号

とりおたです。
5000円冊の富士山が見える本栖湖から、下部方面へ向かう国道300号は、きわめて険しい山岳道路です。そのぶん、眺望も素晴らしいわけですが、グニョグニョに曲がるヘアピンが連続する道路上に車を停めるわけにはいかず、いつも写真が撮れなくて歯がゆく思っていました。きのうは、それだったら足で登ってやる!と、下の方に、迷惑にならないスペースを見つけて、そこに車を置いて、歩いて登ってみました。









ミニカくんしばらく待っていてね。行ってきます。










きのう撮ったばかりの写真ですが、昭和な感じの写りですね。どんより。















水も持たずに登ってきたことを後悔し始めました。
まだまだ酷暑








もう少し綺麗な色でお届けするつもりだったのですが、新しいフィルムを使ったのに、想定外の不調です。国道300号の素晴らしさを伝えられなくて残念です。





















結局往復一時間半をかけてやっと車に戻れました。この時期の暑さをなめてかかるといけないと学習しました。あと、当たり前なんですが、車でちょっとの距離でも歩くとすごく時間がかかります。



うまくいくまで再挑戦したいです。

フジカラープロ400H
同じフィルムで現像を違うところに出したものです。こちらはいい色が出ています。

フィルムでコスモス

とりおたです。
フィルムで一生懸命撮って、楽しみにしていたコスモスの写真。期限切れフィルム一本と、最新のフィルムをそれぞれ一本撮りました。コスモスだけ撮ったのではないのですが、ここではコスモスを載せたいと思います。



まずは期限切れリアラエース。貴重なフィルムです。




コスモス




なんとなく色がくすんでいます。




コスモス



そして、古いフィルムはやはり青かぶりするようです。次から、黄色いフィルターつけてバランス調整してみようかなと思います。




次は、初めて使いました、フジカラープロ400Hです。すごく期待していたのですが





コスモス





どんよりです。これはこれで味があるようにも思いますが、こんな風に撮りたかったというわけではありません。期限切れフィルムとあんまり変わらない気がします。何が原因なのでしょうか?




コスモス





精進湖 コスモス





精進湖のコスモス



もしかしたらスキャナがもうだめなのかもわかりません。あるいは、レンズが、大昔のニッコールオートなので、コーティングがカラー向きでないからなのか。そうは言っても以前は、ここまでどんよりなことはなかったと思います。どなたか詳しい方の助言をあおぎたいところです。

ニッコールオート35mmf2.8

とりおたです。
50mmレンズと28mmレンズは持っていて、その間を埋める35mmが欲しくて、でもなかなか安いものがなくずっと我慢していました。すると、ニコマートと一緒になって安くヤフオクで見つかりました。落とせないと思いつつ試しに入札しておいたら落札できました。



記述どおりカビカビのレンズではありましたが、ピントを合わせることはできるので、試しに使ってみました。先ほどあげたコスモスの写真でも使いました。



使って見て驚いたのが、35mmレンズはとても使いやすいということです。レンズの画角によって、背景の写りこむ広さが変わりますが、その広さがちょうどイメージに合う感じです。以前は、50mmがちょうどいいと感じたのですが、歳をとって視野が広くなったのでしょうか。




ニッコールオート35mmf2.8




カビのせいでコントラストも低く、また、色もいくぶんくすんで見えます。




ニッコールオート35mm f2.8




EOS-1D Mark IIは、センサーサイズがAPS-Hというもので、一般的なAPS-Cサイズより大きいので、そこそこ35mmは広くなります。ちょうどよく絵がつくりやすいと感じました。




ニッコールオート35mm f2.8





ニッコールオート35mm f2.8



田んぼの写真を撮ろうと、いろいろ普段歩かないところを歩いていて、そこで出会ったものを撮りました。田んぼは残念ながら、狙った絵が撮れない状況でしたが、別なものに出会えました。



カビカビのレンズはこれはこれで味わいがありますから、修理に出すのがためらわれます。

コスモスの季節になりました

とりおたです。
ひさしぶりに晴れて、昼間に写真が撮れる時間もできて、これは、河口湖のコスモスの状況を、見に行かねばと、元気に向かいました。




富士山とすすき 河口湖



そうしたら、コスモスは、ちらほら咲き始めたけれども、富士をバックに咲き乱れるコスモス、とはいきません。むしろ今はすすきですね。こんな感じに。




コスモス



一輪だけ咲いてるというのもなかなか乙なものです。




コスモス



風が強く、ほんとにじっとしていてくれません。しかたないので、そのままバシャバシャと撮りました。




コスモス



カビカビのニッコールオート35mmf2.8を、初めて使ってみました。カビカビなので、ホワホワに、写りますね。これ、整備に出さない方がいいかな?
これはこれで味があります。




コスモスは、これからです。一番好きな花なので楽しみです。



ジャンクレンズのお掃除

とりおたです。
ニッコールオートの50mmf1.4が気に入っています。7割がたそれで撮っているわけですが、いろいろググって見ていると、ニッコールオート50mmf2の方が写りがいいという意見がかなりあります。実際、それで撮られたものはいい感じです。しかし自分で使ってみるとよりはっきりわかるかなと、ずっと気になっていました。そうしますと、カビカビのものが安く出ていました。案の定誰も入札することはなく、わたしの元へやってきたのがこれです。




ニッコールオート50mmf2



ものすごく汚れているというのが伝わりにくいですが、肉眼で直接見るとかなり汚れております。今日もまた、よごれとりおたです。



はじめは、ウェットティッシュをさらに水につけ、がっちりしぼったもので全体を拭いていきます。




ニッコールオート50mmf2


これだけだとほとんどきれいになりません。白い文字が黄ばんできているのを、竹串やつまようじで突っつきたくなりますが、それをやりますと、もれなく汚れだけでなく、塗装も一緒に剥がしてしまいます。そのあときれいにタッチペンで直す達人も世の中にはいるようですが、とりおたの場合はそこまでの技術もないので、これを使います。








こいつを綿棒につけて、印字のところをこすっていきます。黄ばみがだんだん取れていきます。




ニッコールオート50mmf2



ニッコールオート50mmf2



写真で見るより実際はだいぶきれいになった感があります。中古レンズを買って汚れが気になるという方の参考になればと思います。



このレンズに関しては、内部がカビカビで、分解清掃が必要なレベルです。ヘリコイドも完全にグリスが切れており、無理やり回すとなにやら金属が削れる感じがします。50mm1.4はたいへんお気に入りのレンズなのですが、今回こちらを手にしてみて、こちらのf2のレンズの方がだいぶ軽いことがわかりました。少しでも軽くしたい山の撮影では、こちらの出番になるかもしれません。

オリンパスフレックス 2.8

とりおたです。
オリンパスフレックスの、特に75㎜f2.8のレンズがついたものは、いわゆる「ズイコー曇り」と呼ばれる曇りがレンズに出てきて、普通の清掃ではその曇りが取れないと言われております。そして、その原因についても、コーティングに問題があったとか、ガラス自体の変質であるとか、様々なことが言われております。曇る前の本当の写りはどうなのだろう?と思っていろいろ検索しても、情報は決して多いとは言えません。そんな中見つけた作例を見ると、私の感覚で言うと非常に芸術的な、高貴な感じの写りであるな、との印象を受けました。そしてそれからずっと気になっていました。



そして、曇ったままガンガン使って、ソフトフォーカスな写真をアップしている人はいないのかなと思いましたが、こちらは調べるとほんとに出てきません。調べ方が悪いだけなのかもしれませんが、使っている人が少ないため、情報が多いとは言えないでしょう。



そこで、月と二眼レフを始める前から、このオリンパスフレックス2.8の曇ったやつを入手し、復活させるまでの物語をブログで語ろうという野望を持っておりました。そしてヤフオクを見ていると、そんなに多くはないもののたまーに出てきます。曇っているから安いのかなと思いきや、最終的にはけっこうな額まで上がることが多く、いつもあきらめていました。



そんなことも忘れつつあった最近になって、いつもの近所のカメラやさんにフィルム現像をお願いしに行ったら、おもしろいのがいっぱい入ったよ、ということで見せていただいたら、オリンパスフレックス2.8がまぎれていました。



レンズは真っ白に曇り、シャッターは切れない、アルミが腐食して盛り上がり、ピントを合わせる動作もできません。完全にお不動さん。




オリンパスフレックス 2.8




オリンパスフレックス 2.8



そんなわけでまた家にジャンクカメラが増えてしまいました。そして、このカメラのフィルター径は、ローライのBayIIサイズらしいのですが、微妙に形状が違っていて、ローライの3.5F用のフードはくっつかないという話だった気がします。どこかのサイトでそれを読んだのですが、いま、いくらググってもそこに行けなくなってしまいました。



ワルツで作っていたBayII用のフードだとぴったりはまるというのも、その見失ってしまったサイトに書いてあった気がしました。おぼろげな、記憶です。
見つかればそんなに高価ではないだろうと、ヤフオクで探しますが、やはりありません。昨日東京に行ったのは、もしかしてこれがあるのではないかと、なんとなく思ったからでした。



でもまさかそんなもんがあるなんて思っていないわけですが、棚の中をよーく観察すると、「ワルツフード B30」と札がついたブツを発見。B30は、もう少し小さいレンズのついた、ローライコードなどのサイズです。長年のお付き合いですから、大きさの違いは、とりおたにはごまかせません。このブツは、B30と書いてあるけど、きっともう少し大きい、探してたやつではないかなと。確かめたら確かに大きいので、自分の勘を信じて購入。家に帰って、おそるおそるはめてみました。




オリンパスフレックス2.8 フード



ぴったりです。



これはもう、ちゃんと修理に出して使うしかないということでしょう。通常の修理ですと、曇りを完全に取ることはできないと思います。まずは、曇りを取りきらずに、どんな写りなのか確かめたいです。もし、いい感じのソフトフォーカスになるのであれば、そのまま曇ったままで使っていく。明らかにダメなのであれば、専門の研磨修理に出す。研磨に自分で挑戦している強者たちもネットの中にはいらっしゃるのですが、とりおたが真似すると壊すのがオチなので、それはやらない予定です。




二眼レフには、ローライという最強のメーカーがあり、なかなか、ローライを本気で超えようと考えて作られたカメラは、少ないのではないかなと思っております。その数少ない1つがこのオリンパスフレックスです。曇りも、もしかしたらプラスに作用するかもしれないので、そのあたりも含めまして、楽しみながらゆっくり再生させていこうと考えております。