ワイドフィールドエクター

とりおたです。
暑かったと思ったら急激に寒くなり、冷たい雨が降り出しています。一気に秋になった感じです。


リンホフが直ったので、もう一本レンズを増やしておきたいなと、苦手な広角系レンズを探していましたら、格安のワイドフィールドエクターを発見してポチってしまいました。


コダックが、戦後に作った大判用レンズで、名玉との誉れ高いもので、しかしネットにあまり情報がなく、気になっていたけれども手が出ませんでした。


コマーシャルエクターというもう1つ有名なレンズもあります。また、コダックレチナにもエクターレンズを搭載したものがあり、50mmf3.5のものと、47mmf2のものがたしかあったような。そして、特に47mmは、ベリートのようなフレアが出て、とても芸術的な描写となり、数の少なさもあってかなり高価です。


ワイドフィールドエクターもコマーシャルエクターも、10年ほど前はかなり高価なもので、指をくわえて見ていました。それがほとんどタダのような値段になってしまい、おどろいています。


きっと、また価値が再評価される時がくると思っています。


早速、いつものように、大判カメラの後ろにボロボロのEOS10Dをつけて、試し撮りをしてきました。


本来広角のレンズですが、こうやってデジカメと連結した場合は望遠レンズになってしまいます。画質の良い真ん中の部分だけをトリミングしているようなイメージでしょうか。





ワイドフィールドエクター




にじまないけれども柔らかい描写のレンズというのをいつも探しています。絶妙なやわらかさです。色の出方も好きですね。





ワイドフィールドエクター




ちょっとピント合わせに失敗です。





ワイドフィールドエクター




背景が絵のようになります。





ワイドフィールドエクター




ワイドフィールドエクター




いいレンズと出会えました。大切にしていこうと思います。ちなみに書き忘れましたが、135mmのレンズです。

星を撮るカメラを探しています

とりおたです。
古いカメラが好きで、それだけあれば満足なとりおたなのですが、星を動かさずに(軌跡でなく、見た感じに)撮るためには、高感度の能力を持ったカメラが必要です。


手持ちの古いデジカメでは、高感度の性能がよろしくなく、画質は荒れ荒れになってしまいます。悩んだ末、最新の機材を新品で購入してみようかという気持ちになりました。


いままでに、たぶん100台くらいのカメラを買ったと思うのですが、全部中古です。(一般的にありえない数なのでしょうが、上には上がいます)


新品でカメラを買うことは一生ないかと思っていたので、ちょっとドキドキしながら、ネットでいろいろしらべて、ここは謙虚に初心者用、EOS kiss X9にしようではないか!と、そこまで決めて近所のキタムラへ。


そこで、店員さんが極めて詳しい方でしたので、日頃知りたかったことを全部聞いてしまいました。


kissだと、そこまでハードに使うことを想定していないので、あまり寒いところへ持っていくのはちょっと不安があるとのことです。


せっかく買うのにすぐ壊してしまってはもったいない。というか、一生保たせるつもりでkissでも使うのです、私の場合は。


kissで冬山を攻めてみました!みたいな、ネタとして挑戦するというのもありかなとは思ったのですが、その場では決めかねて帰ってきました。


欲しい性能を持ったものはやはり高額になり、なかなか手が出るものではありません。しかし、古いレンズと最新のカメラの組み合わせで、いままでにない写真表現が可能になるかもしれません。


とくに、フィルムしかなかった頃は、感度が一番上で1600。それでも粒子は荒れ荒れでした。増感現像というのもありましたが、さらに荒れ荒れに。


ところが今は、kissでも感度25600まで行けるとか。拡張でその倍まであるとか。ちょっと想像を超えた世界ですね。


高感度でも粒子が荒れにくく、寒いところでも耐えるカメラ。そういう条件を満たすものとなると数が限られてきます。高感度に関しては、やはり最新のものが良いようです。これ、古いもの好きの私としては残念ですが仕方ない。


あとは、① kissにして、初めてカメラに挑戦する方に役立つような記事を書く ② 高くても使用目的にあったものを選び、本気で写真集づくりに挑戦する


この2つで迷っています。どちらにしても楽しそうです。





月明かり ローライフレックス2.8E クセノタール




これは二番目の記事に載せた、「雪の花」と題した写真です。いまもう持っていないローライフレックス2.8Eで撮りました。中島美嘉さんの有名な曲が出る前につけた名前なので、パクリではないのですが
パクリになってしまったような罪悪感があります。


絞りは開放、感度64のタングステンフィルムを使い、露出はバルブで40秒でした。このころは人間露出計だったのでこんなことができました。今は迷いがでて、ヤマカン露出がとてもへたになりました。


写真と記事があんまり関係なくてすみません。

セイタカアワダチソウ

とりおたです。
秋花粉で悪名高いブタクサの別名がセイタカアワダチソウなのだと勝手に思っておりました。記事にするにあたってググって調べてみたら違ったようです。


写真に撮ってきたのはどうもセイタカアワダチソウだったようです。侵略的外来種ということで、とにかく繁殖力が強いですね。それでも私は、わりとこの草がフォトジェニックで好きなのです。


ベリートでホワホワのセイタカアワダチソウです。





セイタカアワダチソウ




いつもは、なんとなく撮っている写真ですが、今日は気合いを入れて、念をこめて撮りました。





セイタカアワダチソウ wollensak verito




絞りを変えるとやはり絵の雰囲気が変わるようで、面白いです。


いつもの開放ですとこんなようです。





セイタカアワダチソウ ベリート




開放ですと、霧がかかってるかのような感じになります。春につくしを撮ったときは、このもやもやがいい感じだった気がします。


ベリートで撮ったつくしんぼ

リンホフが直ったのでコスモスを撮りました

とりおたです。
距離計も取り外して、少し軽くなったカメラで、コスモスを撮ろうと出かけて見ました。平地と、標高が高い場所では、ピークが違うので、どうなっているでしょうか。





ベリート コスモス




いつもはベリートの絞りを開いて使っています。絞るとソフト具合が変化していきます。ちょっと絞って程よいソフト加減にするのもまた楽しいです。思いっきり絞ると普通の写りになります。今回は、ちょっと絞ったので、にじみが減っています。





ベリート 開放絞り コスモス




いつもの超ソフトがこちら。ちょっとやりすぎでしょうか。





ベリート 開放絞り コスモス




若干わざとらしくなるかもしれないです。被写体とうまく合ってればいいのですが。





ベリート コスモス




やはり今日はこの、少し絞った感じがちょうどよいと思いました。





ベリート コスモス




多分二眼レフで一番撮った被写体がコスモスです。まだまだ咲いていると思うので、二眼レフでも撮らないと。





ベリート コスモス



心配していたEOS10Dですが、今日は問題なく動いて、しっかり写ってくれました。精進湖のコスモスも撮ろうと、行ってみたのですが、やはり標高が高いので、ほとんど終わってしまっていました。


こちらは去年のコスモスです。


河口湖大石公園のコスモス

4×5で撮った写真のお蔵出し

とりおたです。
4×5のカメラで撮った写真は、あまり残っていないのですが、古い記事の方には貼ってあります。ところがバグが発生していて見られなくなっている模様なので、この機会に再掲載しておきたいと思います。





4×5カメラ テレアートン270mm 富士山 夜明け

カメラ B&J Press 4×5カメラ レンズ テレアートン270mm フィルム フジのおそらくプロビア


B&Jのカメラは、骨董やさんで激安で買い、自分で1年ほどかけて修理して使っていました。アオリもなにもできない原始的な作りでしたが、軽く、一番これで大判は撮っています。ありえないボロさだったので買ってきたときに友達が「お金はもっと大切に使おう」と言ったのを覚えています。





霧の河口湖 ウイスタ45D シュナイダー ジンマー150mm

カメラ ウイスタ45D レンズ シュナイダー ジンマー150mm フィルム おそらくこれもプロビア



例えばニコンのレンズですと、町あかりと湖面のコントラストがものすごくしっかりついて、全然違った雰囲気になります。この淡い光が湖面で遊んでるような感じは見たときに驚いて、レンズでかなり写真は変わるな、と思いました。20年ほど前の写真です。肉眼では富士山は見えていなかったのに撮ったら写っていました。





期限切れフィルム 4×5カメラ 三つ峠 富士山 リンホフテヒニカ

カメラ リンホフスーパーテヒニカV レンズ シュナイダー ジンマー180mm フィルム コダック エクタクローム64 期限切れて20年経つもの



こちらは最近のもの、といっても2年経ちますね。最近記事にしているリンホフで撮ったものです。期限切れフィルムなので色もおかしく、怪しい光漏れもあるのですが、不思議な感じの絵になりました。


こうして並べると似たような構図の富士山ばかりになってしまいました。


せっかくリンホフが直りましたので、また4×5に挑戦したいです。

リンホフの貼り革をきれいにする

とりおたです。
せっかく天気がいいのでコスモスを撮りに行くか。または、さっさとカメラを直してしまおうか。悩んだ末に、カメラの整備を優先することに。


リンホフテヒニカを分解して、ここから先は無理、となったときに、いつもであればそのままガンガン自分で分解して、戻せなくなる、あるいは壊してしまう。今回はいままでの失敗を元に、プロに整備を依頼することに。


上沢写真機修理店


さびて分解が困難な部分を見事に直してくださり感謝です。問題なく写真が撮れるコンディションになっているので、もう「いやーカメラ壊れてるから」と、失敗写真の言い訳ができなくなりました。


修理をお願いしている間に、貼り革にべったりついた接着剤をはがしきっておく計画でした。


しかし、結局カメラが届いてしまってからの作業になってしまいました。





リンホフテヒニカ 貼り革




一枚あたり1時間か2時間くらい、竹串での地道な作業です。金属からはがすのより、ビニールからはがすほうがやりにくく難儀します。





リンホフテヒニカ 貼り革




貼り革の裏側なんて、また糊付けしてしまえば見えない部分です。別に汚くてもいいようなものなのですが、もし再び接着剤をつける場合にも、古い接着剤が取れているほうがしっかりくっつくようです。


今回は両面テープで手抜きをしようかなと思っているのですが。





リンホフテヒニカ 貼り革




場所によって接着剤の硬化具合が異なり、はがしやすいところと、カチカチでかなりつらいところがありました。お湯につけて柔らかくするなどの技も駆使しながら、なんとかここまで来ました!


そして、いよいよカメラを組み立てようかなと思ったときに、錆びたまま放置してあった部品を思い出しました。





リンホフテヒニカ さび




これは見た目的にはもうどうにもならないのではと思っていました。半ばあきらめつつ、ピカール金属磨きで磨き始めました。





リンホフテヒニカ さび





部分的に顔が映るくらいに復活してきています。完璧にもできそうな勢いなのですが、ここで体力的に限界を迎えたので、ここでやめておきました。


また回復したらやろう。と思ってそのまま一年放置とか普通にありますね。


組みあがりましたらまたアップしたいと思っています。いま、途中まで組み立てていますが、単純な作りだから大丈夫と、メモも残さずにバラしたため、案外とやり方を忘れていて手こずります。


しかし、意味を考えながら組んでいくと、とても頭の体操になりますね。あ!こういう仕組みなのか!なるほどなぁ!と、わかったときにちょっと楽しい。


小学生があきらめて組めなくなったレゴブロックのスポーツカーを組み立てたことがあるのですが、意外に難しいのでびっくりしました。


そのときも仕組みがわかると楽しいなということを感じました。そのときの面白さを思い出しましたね。


もうこのカメラは燃えないゴミにするしかないのか?と思ったこともありました。しかし、見事に復活しそうな気配になってきました。一生懸命手入れをしたカメラで撮影すると楽しくなって、いい写真につながるのではないかなと期待しています。


もうすぐ紅葉ですね。

EOS10Dが不調

とりおたです。
生活が今日から変わり、朝から暇人になりました。そこで、時間があるので、でっぷりついた脂肪をなんとかしようとランニングに出かけました。


5分ほど走って息切れし、歩いて戻ってきたところ、素敵なコスモスを発見。あわててジナーSを持ち出しました。これ、手持ちで撮るには、とても重たい。


重さに耐えれず、数枚撮って退散してきましたが、現像しようとしたら、まっしろけの露出オーバー。


ここまでひどいことは今までなかったのですが、壊れてしまったかな?600万画素の初期デジカメ。





コスモス ベリート




調整でなんとか見られるようにしたのがこれです。





コスモス ベリート




これは調整してもどうにもならなかった絵です。どうしたことか。





コスモス ベリート




これもどうにか調整で救えたかな?





枯れたシクラメンが復活




で、これは何かというと、夏の暑さで完全に枯れてしまったシクラメンを、あきらめずに玄関前に置いておいたら、数ヶ月して突然葉っぱを元気に出したというものです。でも、一枚しか出てこないのが少し心配です。このシクラメンは6年目に入るのかな?





枯れたシクラメンが復活




こちらはさらに年季が入って8年目のシクラメンです。この子は葉が全滅することなく、秋を迎えることができました。枯れたのが復活した場所に置いたら、葉が出る勢いが増してきました。


そんなことで、また少しブログをやる余裕もでてきたので、これからまた少し頑張りたいです。