ローライコード復活

とりおたです。
ローライコードが、全体的なオーバーホールを終えて帰ってきました。うれしくて毎日意味なくいじくります。


今回、修理をしていただいたのは


上沢写真機修理店

さんです。ブログを始める前から、こちらのホームページを見て、ご店主のあたたかなお人柄が伝わってきて、一度お世話になりたいなと思っていました。古いローライコードは、場合によっては古すぎて断られる場合もあるかもしれないのですが、上沢写真機さんではみていただけます。


そして絶好調になった80年前のローライコードですが、カメラ側ではなく、私の撮影技術がへぼく、12枚の中に見られる写真が三枚だけという。残念ですが、失敗の原因はわかったので、今後、リベンジします。

1年前から同じことを言ってますね。そういえば。





ローライコード トリオター




なかなか枯れそうで枯れないこの花。がんばっています。コーティングのないレンズなので、色味はすこし、見た目と違います。でもこの色好きです。





ローライコード トリオター




こちらは、ほぼ理想と思う色が来ました。空の色はやはりフィルムがいいなと思います。





ローライコード トリオター




このあたりの写真から怪しくなります。露出には自信があったのですが、それは10年前の話。いまは初心者に戻ったと思って1からまた勉強です。




ローライコード 月




このブログの一番初めに貼った、月の写真のようなのを狙いましたが、ただ単に月が写っただけでした。まことにおそまつな月と二眼レフ。


ちなみに、その初めに貼った写真というのは





ミノルタオートコード 月




まだ20代の、勢いだけの頃に撮ったものです。使ったのはミノルタオートコード。これもいいカメラ、いいレンズなのでもう少し使わなければ。





ローライコード 失敗




二眼レフでポジフィルムを入れて露出を雑にするとこうなりますよという見本をつくるためわざとこの露出で撮った…わけではなく、素で間違えました。






ローライコード 失敗




三脚の各部はしっかりロックしないとこうなりますよ、ということを示すためにこうしたのではなく、素で失敗しました。デジカメで露出を参考に出すというのも、案外良くないです。フィルムは相反法則不規というのがあり、長時間露光をかけると、感度が低下して行き、その分露出を多めにかけないとならないからです。


このあたりは長年の経験で覚えていたのですが、ブランクを空けてしまったため感覚を失いました。とても残念ではありますが、一度できたことです。きっとまたできると信じて、がんばります。そして、わかったことを、わかりやすくここに書きたいと思います。





ローライコード




直していただいたのでこんなに素晴らしい写真が撮れました!という報告にしたかったのですが、こんなことになってしまいました。しかし、お気に入りのカメラが調子よくなるというのは、とてもテンションが上がります。まごころこめて直してくださった店主の高田さんに感謝します。


この時代のローライコードをお使いの方で、赤窓の光線もれでお悩みの方がいらしたら相談してみるとよいと思います。ひなたを避けて装填しましたが、以前光線もれで、最初の二枚はいつもパーにしていたのが、今回は大丈夫でした。赤窓に減光フィルターを貼って、また窓の周りに丸くモルトを貼っていただき、とりあえず今回は光線もれを完全にシャットアウトできました。


ビーナスラインもこれで撮ってきました。また出来次第、掲載いたします。


諏訪湖サービスエリアの夜景

ビーナスラインを下って、諏訪の街まで降りてきました。そして最後にやりたいことがありました。諏訪湖SAでの湖の夜景を撮って帰る。


以前旅行で通ったときに、三脚がなく、適当に台の上にカメラを置いて動かさないように撮りましたが、失敗してきたなくなりました。それで、ちゃんとした写真を撮っておきたかったのです。


ところが、諏訪湖SAに行くには、めんどくさいですが岡谷インターまで行ってから来ないとならないな。めんどくさいな。とも思いました。しかし、そんな馬鹿なこともたまにはしてみたくなります。


道路が混んでなかなか進みませんでしたが無事岡谷インターから、諏訪湖SAまで来ることができました。日没に間に合うよう急いでご飯をたべ、三脚を出して撮影開始です。





諏訪湖SA 夕方




月がきれいでしたので、月と二眼レフとしては、なんとかして撮っておきたいです。





諏訪湖SA 月




ところがこの辺から、異常なほど冷え込んで来ました。諏訪の寒さをなめていました。耐え難いほどの寒さでした。車から降りる人たちがみんな「寒い
」と口々に言っていました。


そんななか三脚を立てて、震えながら街の灯りがともるのを待っていましたが、耐えきれなくなり一度撤収です。


そして、いい感じに暗くなったところで再び撮影開始です。





諏訪湖SA 夜景




ローライコードにつめたフィルムが、あと2枚分のこっていました。ここでしっかりいい写真を撮りたい。





諏訪湖SA 夜景




ローライの方の露出の参考にしようと、露出だけわかればいいやと手持ちで撮った写真が、もちろんブレブレなのですが、案外と気に入りました。





諏訪湖SA 夜景 手持ち ブレブレ




こんな感じに、長い1日が終わりました。高速に入ったのはこれを撮るためだけだったので、もよりのところでさっさと降りて、またちんたら下道で山梨に戻りましたが、おもいのほか道路はすいており、スムーズに帰れました。


一日中の撮影でした。たまにはいいものですね。
フィルムで撮った分は後日また報告したいと思います。

ビーナスライン その2

ビーナスラインの続きです。
ここは、本当に魅力的な道路です。前回は、駐車場からUターンして戻ってしまったので、今回はさらに奥へ進んでみました。

すると、霧ヶ峰 富士見台というドライブインがあり、入ってみたら、五平餅を売っています。五平餅をいただきながら窓からの風景を見ていましたら、富士山がばっちりの位置にある雄大な眺め。残念ながら富士山は雲に隠れていましたが、素晴らしい眺めで、飾ってある写真も素晴らしかったです。

四季を通じて良さそうですね。





霧ヶ峰富士見台




富士山が先っちょだけ見えているのですが、雲に隠れてほぼわからないですね。こういうとき、以前ですと、ああ残念と思いましたが、最近は、自然なんだから当たり前か。と、そのままを受け入れるようになってきました。





霧ヶ峰富士見台




富士見台の駐車場で、ローライコードで撮っていましたら、おそらくアメリカ人?風のお兄さんが、「美しいカメラですね!」とほめてくださいました。とっさのことであまりいい返しをできなかったのですが。この場を借りてありがとうです。





ビーナスライン




雄大な眺めを堪能しながらのドライブです。きっと、紅葉などの時期は混みそうな気もしますが、このときは、とてもすいていました。





ビーナスライン




真っ白の雪景色も撮りたかったです。





ビーナスライン




いつものカビレンズを使いました。やや霞んでいる感じになりますが、本当はくっきりでした。

真ん中らへんに線が通っているのが見えると思います。これが道です。あの道を駆け抜けてゆくわけです。





ビーナスライン




この光景を見て、これはどうしても撮りたいと思い、比較的迷惑度の低そうなところに車を止め、テクテク歩いてここまで戻って撮りました。はじめ55ミリレンズで撮ったのですがしっくりこなくて、また車に戻って35ミリカビレンズにしてみたのがこの写真です。





ビーナスライン




富士見台でも、富士山こそ見えなかったものの、南アルプスをバックに、茅野市の街灯りと夕焼けを撮れそうだなと、だいぶ悩みました。しかし、寒さ対策も十分でなかったので、今回は山を降りることにしました。

まだ続きます。

ビーナスライン

ひきつづき車山高原の写真です。この道はビーナスラインという名前がついている模様です。





ビーナスライン




まっしろけに雪があるときもきれいですが、この感じも決して悪くないなと思いました。





ビーナスライン




駐車場からテクテク歩いて撮ります。今回は、水平器をなくさないように、初めから車に置いていきました。





ビーナスライン




前回もここで似たような写真を撮りました。今回は、EOS-1Dと、マイクロニッコールオート55mmを使いました。このレンズは、ブロニカニッコール75mmの元になったレンズらしいです。ブロニカS2と75mmで、本当にたくさんの写真を撮りました。
なつかしいです。





ローライコード 八ヶ岳




ローライコードと休日。
とりおたは今日もトリオターとともにいます。





ローライコード 八ヶ岳




この駐車場から、夜景を撮ったらかなり良さそうです。少し粘って待っていたのですが、食料を何も持たずに来てしまい、とても耐えられそうになかったので、残念ながら移動しました。次は万全の準備で挑もう。ここなら4×5インチ大判カメラを使うのも面白そうです。


今回は写真が多いのでまだ後に続きます。

白樺湖

とりおたです。
めったにない土曜のお休み、ふたたび車山高原へ。タイトルをまた車山高原にしてしまうと、あーまたあれかーつまらん と思われてしまうかと思い、白樺湖にしてみました。行った場所は前回と同じなのです。とほほ。しかし、前回とは違って白樺が気になって、たくさん撮りました。それが白樺湖のすぐそばだったので、あ、だから白樺湖というのか。ふむふむ。と、いまさら感心していました。





白樺湖




はっ!これは撮らなくては!と思う場所にさしかかり、迷惑にならないところに車を止められたとしても、いそいそとやってきてカメラを構えてみたら、あれ、なんか違うな?ということはよくあります。
道路からとは見え方が違うせいなのでしょうか。今回は、なんか違うなとまでは思わなかったですが、ちょっと長めのレンズをつけていたため、フレーミングに苦労しました。

デジカメで満足したあと、ローライコードにかえて、同じところを撮りましたが、やはり二眼レフは慣れていて、やりやすいなと思いました。あまりかんがえなくとも、自然に絵にできる感じです。(そう思っているのは撮っている時だけで、あがりを見たらがっかり、というのもまたよくあります。)






白樺湖




心に感じたものは残せたなと思います。





白樺湖




国道20号をちんたらと走ってきたのですが、途中に見える甲斐駒ヶ岳がなかなかにかっこよく、ああこれはいずれ登らなくてはと決意を新たにしました。





甲斐駒ヶ岳 国道20号




甲斐駒ヶ岳は、小淵沢アウトレットから帰るときの道から、異様に高くそびえて見える場所があったと記憶しています。そこから撮ってみたいと思っています。カメラの見え方と肉眼の見え方はなかなか一致しないので、きっと苦戦するでしょう。


今回はたくさん撮りましたので、記事はいくつかに分けようと思います。

ローライコードのルーペ

引き続き修理ネタです。
ピント合わせのルーペが、だらんと垂れ下がってしまい、撮影に支障がありました。





ローライコード ルーペ




これでは、ピント合わせもままなりません。
よく見ると、ここに本来もう少し厚みがあるみたいなのです。





ローライコード ルーペ




厚みを増している部分が脱落して、それでプラプラしてしまうようです。だったら厚みを足してやればいいのだな、と、釣りをたしなまないのに釣り具やさんへ行き、板おもりを買ってきました。





ローライコード ルーペ




見た目は悪いですが、両面テープで固定し、暑さを足しました。





ローライコード ルーペ




まだこころもとないのですが、なんとか使えるレベルになりました。

こんなことで丸一日過ぎてしまいました。

ローライコードの貼り革

とりおたです。
天気もいいし、撮影に出かけよう!と勢いよく車を出したのですが、よく見るとローライコードの貼り革の、接着剤がはがれていました。

これはほっとくとろくなことにならないなと、あわてて帰ってきました。





rolleicord





前のオーナーさんが、どうもセメダイン系の接着剤を使ったようです。カピカピになっています。カピバラさんです。





ローライコード 貼り革




根気よく、竹串ではがしています。ずっとやっていると、「いったい自分は何をやってるんだろう?」という気持ちになりますが、そこを乗り越えて





ローライコード 貼り革




そして全部はがしたら、カメラ側のほうも接着剤をていねいにはがします。





ローライコード 貼り革




古い接着剤を残したまま貼り付けると、すぐにはがれてきてしまうという話はよく聞きます。なのでここで手を抜くわけにはいきません。





ローライコード 貼り革




革を傷めない接着剤は何を使えばいいのか、よくわからないので、とりあえず両面テープを使うことにしました。





ローライコード 貼り革




必死にはがしていたときに、革をだいぶ汚してしまいましので、再びミンクオイルを塗ります。自転車のサドル用のものです。なんかカメラ専用になりつつあります」。





ローライコード 貼り革




1箇所、革を少し割ってしまい、完璧にはいかなかったですが、なんとか作業終了です。

今日はどうしても撮りたい、というものがないので、フィルムと、エネルギーをたくわえて、チャンスに備えます。