とりおたです。
台風一過で空が晴れるであろうというタイミングを狙って、ニコンのD610で星を試してみようと思い、行ってきました。
国道356号から精進湖へ向かうところの道で、小高いところに上がった場所に夜景の素晴らしい場所があります。ここ2年ほど、ここから夜景を撮れないものかとずっと考えていました。
しかし、道も狭いですし、三脚なんか立てることは不可能。せっかく高感度の使えるカメラなので、手持ちで行ってみようかとも思いましたが、それでも相当危険が伴います。安全第一かなと思い直し、危ない撮影は遠慮しました。
それより下の安全な場所で手持ちをしてみたところ、感度1600でもシャッター速度は1秒くらいあり、手ぶれのブレブレになりました。
そしてそのまま精進湖についてしまいました。
現像のさいに少しだけ明るさを足しました。平日でしたが、キャンプしている方が数名いらして、おかげであまり恐怖感なく撮影ができました。
そして、本栖湖の方はどうかな?と思い行ってみると、残念ながら雲が多く、星を撮るのは難しい状況でしたので、そのまま国道300号を下ります。
ちょっと下ったところに駐車スペースと、南アルプスの展望台があります。ここでいつも星を撮っているので、テストにはもってこいかなと。
あ、ごめんなさい。これは精進湖で、富士山を外して撮ったものでした。
現像でもっと明るい絵にもできるのですが、パソコンでちょうどいい明るさにして、iPhoneに持ってくると、ずいぶん暗いです。今後は、現像をパソコンでなく、iPadでやってみたいなと思っております。
きっと色も見やすく、いい仕上げをできるのではないかと。
これも、もう少し明るくしたほうがいい絵なのかもなんですが、その場の雰囲気を忠実にと考えますと、明るさはこのくらいなのではないかと。
ちょっと明るくしますとこんな感じになります。でも肉眼では星はこんなに明るくないので、ちょっといじりすぎの罪悪感はありますね。
価格コムなどで情報を集め、D610とD750では高感度性能にかなり差がある、という話だったのですが、初期デジカメでずっと耐えていた自分にはこれでも綺麗すぎだなと感じる、全然不満の出ない画質でした。あとは腕だけですね。
いろいろ試してみたいので、次はもう少しリスクをかけて、光害のない、山奥で撮ってみたいです。
D610で試しに星を撮りました
男の適当料理 ほうとう
とりおたです。
ひまじんなので料理をしたいと思います。ほうとうと言っても、本格的に自分で麺から打つ、なんてことはなく、スーパーで買ってきた麺をゆでるだけ。
汁のほうだけ作ります。
ごぼうを水にさらして
ニンジンを切り
豚肉を入れて煮ます。本来的には炒めてからなのでしょうか?まあ適当料理ですので。
ほうとうと言えば定番なのはかぼちゃですが、サツマイモが安かったので代わりにこれを入れてみます。煮崩れするから、あとから加えるようにします。
沸騰しましたら、あくをとって
すこし蓋を開けて煮ます。
このへんだな!というタイミングで、サツマイモを足してまた煮ます。
麺を別茹でにするのがとりおた流です。
麺を茹で始めてから、汁の方にお味噌を加えます。
いつも目分量なので毎回味が違います。
見た目は悪いですが味はなかなかです。ごぼうが、すこし硬かったので、もう少し煮れば良かったかな?でも、待ってられない人もいます。
これから寒くなる季節はこういうあったかいものを食べたいですよね。
山に持っていくカメラについて
とりおたです。
北岳から降りてきて二週間になりますが、まだ左足がしびれています。それだけ無理をしてしまったということでしょうか。
15年前に登ったときにはブロニカS2に交換レンズ3本持って登りましたので、まだ、そのくらいは背負えるというつもりでいました。ひさしぶりなので軽めにしようと、蛇腹のカメラ一台だけ持って登りましたが、それでもかなり重く感じました。
体を鍛えなおして、重いのを運べるようにするか。または今の体に合ったようにするのか。
体力が尽きてくると、いろいろ持ってきたことを後悔してしまうので、やはり数を絞って、精選して持っていかないとならないようです。
蛇腹のカメラの弱点は、あまり近接して撮れないことです。最短がたしか1.5メートルくらいだったでしょうか。とにかく寄ってアップにするしか能がないとりおた方式には、あまり合っていなく、そのため持っていてもほとんど出番がありませんでした。
畳んで小さくできることから今回出番が出てきたわけですが、写りの良さにかなりびっくりしたので、一気に主役になってきそうな感じです。
写真の一番左は、6×9センチ判。8枚しか撮れない代わりに、高画質。
使いにくいところは、左手でシャッターボタンを押さないとならないところでしょうか。三脚に普通にセットすると、横位置になります。
真ん中は最近ゲットした、6×4.5センチ判の、スーパーセミイコンタです。16枚撮れます。
学生のころ、これがいいなと思いつつ買えませんでした。その当時は20万くらいだったでしょうか。
大きさ的に、小さいので出番があるのではないかな?と思って入手してみましたが、小さい割に案外ずしっと重いです。また、三脚に普通につけると縦構図を強制されてしまいます。そこが一番私には困るところ。
右側は今回北岳で活躍してくれた6×6センチ判のメスイコンタです。これが一番軽いようです。オーバーホールもしてあるので状態も一番よいです。
正方形ですので、縦位置横位置を気にしないで撮れるところはやはりいいですね。距離計が連動しておらず、距離を測ってから、レンズのほうのピント位置もいじらないとならないところは欠点かもしれないです。
と、いろいろ気になるところはあれど、小さくたためて、大きさの割に軽くて、たいへんきれいに写るというところは、欠点を帳消しして余りあるものだなと感じています。まさか、蛇腹がこんなに気にいるとは。
6×9のイコンタは、蛇腹のコンディションがよくなく、おそらく小さな穴は開いているものと思われます。ところが、蛇腹については調達できそうな目処が立ってきました。すぐには直せないですが気長に取り組んで、また詳しくレポートしたいと思います。
台風でやることがなく暇だったので一日中磨いてみました。サビがなかなか頑固で取れません。
高山植物など、小さな被写体をアップにしたりしたいときは重いのを我慢して一眼レフを。そうでなくて遠景だけを割り切って狙うときは蛇腹のカメラを持っていこう。そんなふうに考えがまとまりました。
遠景しか撮らないなら、いっそのこと距離計もない方が軽くていいかな?
あとは露出計です。スマホの無料アプリでもかなりちゃんと計れたのですが、電池が切れた時に困りますから、やはり露出計は必要です。これも今出ているものはかなり軽量なようです。古いものにこだわるだけでなく、新しいものも取り入れつつ古カメラ道を歩いていこうと思います。
ニコンの純正現像ソフトを使ってみました
とりおたです。
先日アップした、ニコンD610の写真の画質がどうもよくないと思い、せっかく付属していたCDから、ニコンの純正現像ソフト、ViewNX2というのをパソコンにダウンロードして使ってみました。
ViewNX2で現像
raw therapeeで現像
露出補正もいじったので明るさが違います。純粋な比較にはならないかもしれません。というかなりませんね。
見比べて見たら、そこまで違わない様な気もしました。
なんかこの池の写真に関しては、純正ソフトがいいように思いました。
スマホでみるとあまり違いがわからないのですが、パソコンで見るとなかなか奥行き感があって、面白いです。これから研究のしがいがありますね。
はやく星を撮ってみたいのですがこれから台風です。家でゆっくりすることにします。
サンダー平山さんの思い出
とりおたです。
カメラを始めて間もない頃、露出や構図やカメラの扱い方全般にわからなかったので、いろいろな本を読んで勉強しました。
わからないのに月刊カメラマンなどの雑誌も毎月買いました。わからんのに読んでいると、不思議なことにだんだん用語を覚えたりして、読めるようになってゆきました。
そんなときにサンダー平山さんの書籍を手にとり、わかりやすくて面白かったので何回も何回も何回も読んで、ほとんど暗記するくらいに読んで、完全に頭に入ったと思ったので、新たにカメラを始めるという友人にあげてしまいました。
で、今、もう手に入りにくい。
そして、カメラから完全に離れていた間にサンダーさんがお亡くなりだったことを知り、ショックを受けました。
写真も文章も大好きだったので。
会ったこともないのに勝手に師匠と思っているサンダー師匠の教えによると、初めからいいカメラを持たない方がいい。中古のボロいカメラを使って、一生けんめいにうまく写るように頑張ったほうが上達する、とのことでした。
師匠の教えに従って、ボロいカメラばかり使っています。上達したかはわかりません(^^)
サンダー師匠は自らを写真機家と名乗っていました。そして、ガムを買うようにカメラを買ってしまうと。
最近わたしもガムを買うようにカメラを買ってしまっています。
スーパーセミイコンタです。インスタに貼ったところ、海外から「このカメラ持ってるよ!」というコメントを頂きました。と、話しがそれましたが
撮影のときに、長いあいだの訓練により無意識にやっている動作も、よくよく振り返ると、サンダーさんの本で学んだことがかなりの割合をしめています。今にいたるまで大きな影響を受けています。
なので、とても感謝しているのです。直接伝えることはもうかないませんが、できるだけいい写真を撮れるよう、がんばって恩に報いたいです。
ニコンD610を使って見ました
とりおたです。
キタムラさんで取り寄せたニコンD610が到着したということで行ってみました。
中古でも状態によりランクがあるようで、Bというのはいわゆる並品というのでしょうか?Aよりかなりお安くなっているB品です。そんなに期待していなくて見に行きました。
傷とスレがありますという説明を受けて、見てみると、私の基準ではどこにも傷が見当たりません。で、作動もバッチリでしたので、思い切って購入しました。
半年間、一生懸命働いた証として、ちょっとぜいたくしました。
初めにつまらないものを撮ってはもったいないと、わざわざ車山高原に出かけて見ました。
とりおたのフルサイズ一眼レフデビューです。ちょっと型落ちですが、私には十分すぎるカメラです。
レンズですが、古いニッコールSオート50mm f1.4のAi改造してあるものをこの日のために用意してありました。このカメラに付けられるレンズは今の所、これ一本しかありません。
しばらくはこれでがんばります。
白樺湖の、ロイヤルヒルスキー場です。なかなかいい感じの眺めでした。
右端にうすーく富士山が見えます。富士山完全に脇役。
帰り道、いい感じのコスモスがあったのであわてて車を停め、撮ってみたのですが、風が強く、でたらめにシャッターを切って、これ一枚だけちゃんと写っていたという次第です。
古いレンズではもしかするとこの高性能ボディを生かしきれないのかもしれないのですが、これからゆっくり研究して、いい絵を出せるようにしていきたいですね。
ビーナスライン その2
EOS10D その3 車山高原
車山高原つづき
同じ場所を撮った過去記事のリンクです。タイトルがいけなかったのか、ほとんど閲覧されていないので、もしよろしければこちらもご覧になっていただけると嬉しいです。
北岳を撮ったフィルムが返ってきました なら写真クラブさんありがとう!
とりおたです。
待ちに待ったフィルムが返ってきて、あわてて見てみると、まずは夜景が露出ミスで全滅。
まあ、これは、ある程度予想していたのですが。夜景に関しては自信があったのですが、完全に初心者に戻りました。謙虚に一から学び直したいと思います。
ポジを二本、ネガを二本の合計4本撮りました。ネガはコダックのポートラ160。ポジはフジのベルビア100でした。
ポートラは柔らかいフィルムなので、遠景がすこしもっさりするようです。しかし、それがいい味を出してくれています。次はエクター100を試してみよう。
それではネガのほうから。
さあこれから頑張って登るぞ!という気持ちと、あんな上まで果たして行けるものなのかという不安を同時に感じました。
樹林帯で、休み休みこうして写真を撮りました。
撮影に使ったのは、メスイコンタという、昔の蛇腹のカメラです。
メスイコンタ
メスイコンタ復活
メスイコンタについて書いた過去記事です。
このカメラは、有名なスーパーイコンタとは違い、非連動距離計なるものがついています。ライカのように距離計の窓をのぞいて、ピントを合わせたいところの二重像を合致させたら、目盛りが何フィートになっているかを読み取り、レンズの目盛りも同じに合わせてあげないとならないのです。
素晴らしい被写体に出会って、焦っている時など、特にこの、せっかくとったピントをレンズに反映させずに、そのまま撮ってしまうことがよく起きます。
今回は、はるばる時間をかけて登っていますので、細心の注意を払ったところ、きちんと葉っぱにピントが来ています(^^)
自分がその時感じていた遠近感、山の大きさ感。そんなようなものが、かなり正確に残っていると感じます。
実は、二眼レフに比べ、蛇腹のカメラがあまり好きでなかったのです。理由は、ちゃんとスクリーンでピントを合わせて、「おお きれいだな」と感じながらシャッターを切りたいと思っているからです。
蛇腹カメラの素通しの窓からだと、撮っているときの手応えがなく、ちゃんと撮れているものなのか不安になります。
それでもこの軽さにひかれて、山まで連れてきたわけですが、これは大正解だったと思います。メスイコンタはとても軽く、計ってはいないですが持った感じ、ローライ35と同じくらいな重さだと思いました。同じ重さでより大きなフィルムを使えるならこれがいいかな?と、あまり慣れていないのに持ってきてしまいました。
露出計で計ったところ、シャッター速度が10分の1秒でした。三脚を出そうか迷ったのですが、めんどくさくなってそのまま手持ちで撮りました。
案の定ブレブレになりました。ところが怪我の功名、モザイク画のようなきれいなブレ方になったような?
ポジで撮ったものはスキャンを頼むのを忘れて、現像のみで戻ってきましたので、半年ぶりぐらい?に自分でスキャンしました。押入れからでかいスキャナーを出してきて、ほこりをはらって、やってみました。
スキャンがなかなかうまくできません。原盤は、もっとずっときれいです。
今回の撮影で、メスイコンタについているノバーというレンズの底力に本当に驚かされました。
鋭さのなかにごくわずかな柔らかさ。なにか気品のようなものを感じる美しい描写です。こんな風に撮れたらいいなと思っていて、なかなかそのイメージ通りにならないことがほとんどですが、今回はいい意味でイメージ通りにならなかったというか、イメージを超えてきたいい描写でした。
これはもっと出番を増やさなければ!
そして今回お世話になったのが、
なら写真クラブ
さんです。愛読させて頂いている無題の写真で、Myrrhさんが紹介していらした現像やさんで、ずっと気になっていて、ついにお願いすることができました。
たいへん美しい仕上がりで、素敵な思い出を残してもらえました。なら写真クラブさん、ありがとうございました!またよろしくお願いいたします。
あ、シャッターのいかれていたこのメスイコンタを完全復活させてくださった、道東カメラサービスさんにも感謝申し上げます。おかげさまで納得いく写真が撮れました。